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プログラミングを学びたい小学生のためのお役立ち情報まとめ

プログラミングを学びたい小学生のためのお役立ち情報まとめ

現代ではスマートフォンやタブレット端末など、有能な電子機器が身近に溢れていますよね。そんな現代で、ITの進歩に伴って重要視されてきているのがプログラミング技術です。

プログラミングの技術は小学生にも求められるようになってきています。既に小学校では必修授業が行われることが決定しており、更に中学、高校でも必修化される見通しがたっています。これまでは、子供がプログラミングを学習する機会はあまりなかったので、どのように学習すれば楽しく分かりやすく身につけられるのか、頭を悩ませる方も多いことでしょう。

しかし、実はプログラミングを小学生でも学習できるツールが身の回りに多く存在するのです。このツールを使えば早い段階でプログラミング技術を習得することができて、小学生のうちから「プログラミングができる!」と尊敬されてしまうかもしれません。

そこで今回はそんなプログラミングについて、スマートフォンやタブレットで小学生でも簡単に学習ができるようなアプリや学習玩具、本をその魅力と合わせてお伝えします。

プログラミングを小学生の頃から楽しく学べる無料アプリ3つ

アプリのイメージ

アプリでの学習はスマートフォンやタブレットを使用するため、学習玩具や本とは違いかさばって場所をとることがありません。また、空き時間を有効に活用することができます。そんな小学生でもできるプログラミングのアプリについて、解説しましょう。

ゲーム感覚で簡単にプログラミングができるアプリ「Scratch Jr」

 

ScrachJrまず紹介するアプリはScratch Jr。英語の文字の羅列で大人でも解読が難しいプログラミングに対し、Scratch Jr は日本語で書かれているブロックをゲームのように画面上でつなぎ合わせることで、視覚化された分かりやすいプログラミングが小学生でも行えます。

アプリ内では、プログラミング用の図形ブロックを組み合わせて、キャラクターをジャンプさせたり、踊らせたり、歌わせたり自由に動かすことができます。他にもキャラクターに自分の声や音を追加したり、自分で撮った写真を追加できるなど、まるでキャラクターに命を吹き込むようにプログラミングができるので、プログラミング学習に難しいという先入観を持たずに小学生が勉強を始めることができるおすすめのアプリです。

料金に関しては、一部アプリ内課金もありますが、基本的には無料で使用可能です。

身近なお菓子でプログラミングが学べる「GLICODE」

GLICODE

次に紹介するのは、お菓子会社グリコの作成したプログラミング学習アプリ「GLICODE」です。実際にグリコのお菓子ポッキーを並べて、それを写真で読み込むことで、プログラミングが学べるのだとか。ポッキーは子供にもなじなじみ深いお菓子なので楽しんでプログラミングの基礎を小学生でも簡単に学習できるでしょう。

また、45分の授業1.2コマでプログラミングの基礎の「シーケンス」と「ループ」が習得できる「じゅぎょう用コース」も用意されているので、学校での使用もできます。ポッキーの費用以外は無料で使えるアプリとなっているので、とてもお得ですよね。

簡単にオリジナルアプリをプログラミングできる「Joint apps」

JointApps

最後に紹介するのはJoint appsです。Joint appsでは、何とプログラムが組み込まれたブロックをつなげるだけで、オリジナルのアプリが作れてしまうとのこと。しかも、自分の作ったアプリは実際にスマートフォン上に表示したりアプリのアイコン、背景画像、文字のフォント、色など細部までこだわったアプリ作りができる優れものです。自分の作ったプログラミングが実際に動かせるので、より理解力も深まることは間違いありませんよね。

公式ホームページでは、動画でアプリの作り方を教えてくれる動画も公開されており、サポートも充実しています。自分以外の人の作ったアプリも見られるので、何を作るのかアイディアが浮かばない場合はこちらを参考にしましょう。

料金は会員登録をすれば無料で使えます。これだけの充実度で無料のアプリはなかなか見つからないので、是非試して見ましょう。

このようにアプリは数千円かかるような学習玩具や本とは違い、無料でダウンロードできるものが多くあります。まずは、無料で試してみて、自分にアプリでの学習が合っていると感じた時に有料にアップグレードしましょう。無料のものでも、プログラミングを小学生が学習できるデータは十分に揃っているので無料アプリを使い続けることも可能です。

おすすめのプログラミング学習玩具(小学生向け)3つ

おもちゃのイメージ

プログラミング学習玩具は、やや値段は張ってしまいますが、できることの多さが最大の魅力です。このため一つの遊びに長続きせず、すぐに飽きてしまうような小学生でも長く楽しめるような工夫のされた学習玩具が多くあります。

また、アプリは一部無料で使える期間が限られているものがありますが、学習玩具はもちろん一度購入すれば、使い続けることができます。では、そんなプログラミング学習玩具について紹介しましょう。

プログラミング学習ロボット「apitor」

始めに紹介するのは、apitorです。apitorはブロックで組み立てたオリジナルのロボットに専用のアプリを使用してプログラミングをすることで、自分の思い通りに動かせる学習玩具です。apitorのアプリのプログラミングもブロック式の動作情報を画面上で組み立てて行うことができるので、難しい英文を使うことなくプログラミングを小学生でも学べるに違いありません。

どんなに魅力的なおもちゃでも組み立てが大変だとなかなか使えませんよね。apitorは組み立てについても、専用アプリから組み立てたいロボットの設計図をダウンロードでき、組み立て方も図説されているので、誰でも簡単に組み立てができます。

また、apitorは総パーツ数400以上のボリュームのあるキットなので、ジープや建設車両、戦車などの車型、虎や人型ロボット、オルゴールなどバリエーション豊かなロボットが組み立てられるのです。

ブロックだけでなく、電池ボックスやセンサー類も全てセットになっているので、単3電池3本を用意すれば届いてすぐに遊べるのも魅力の一つでしょう。

思い通りに動かせるイモムシロボ「コード・A・ピラー」

次に紹介するのは、プログラミングロボ コード・A・ピラーです。プログラミングロボ コード・A・ピラーは、イモムシ型のプログラミング学習玩具ロボットです。

フォルムが可愛らしいいもむしの形のロボットが前進、右折、左折、サウンドなど8種類の仕掛けによってつなぎ合わせたパーツの順番通りに動きます。このつなぎ合わせ方によって、1000通り以上の動きをコントロールできるのだとか。

パーツをどのようにつなげれば、イモムシがどんな動きをするのか、試行錯誤を繰り返して遊びながら想像力を働かせることができるので、初めてのプログラミングをする小学生に最適な商品でしょう。

多彩なコンテンツが楽しめる「ドラえもん カメラでひらめきパッド」

次に紹介するのは、「ドラえもん カメラでひらめきパッド」です。カメラでひらめきパッドは、アイコンを並べてキャラクターをゴールまで導いたりと論理的思考を身につけることのできるミニゲームを通してプログラミング学習が行える学習玩具です。また、タブレット形式なのでアルファベット入力が出来ない小学生でも楽しめるでしょう。

更には、算数、国語、歴史、英語などの学習ゲームコンテンツも充実しているのだとか。プログラミングだけでなく、いろんな勉強もできますよね。

プログラミングを学べる小学生向けおすすめ本3つ

絵本のイメージ

プログラミング学習として本を使うメリットは、プログラミングを行いながら、分からないことや忘れてしまったことが出てきた際に読み返せることです。
では、プログラミングを小学生でも学べる本について解説しましょう。

プログラミング学習のきっかけに「ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング」

まず、紹介するのは「ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング」です。この本は、主人公の女の子「ルビィ」の冒険を通してプログラミングが学べる本です。本の前半は主人公「ルビィ」が父親から受け取った手紙を辿り宝石探しをする冒険のパートとなっていて、後半は物語に即した体験をしながらプログラミングに必要な考え方を学べる練習問題のパートになっています。

この本はフィンランドの女性プログラマーであるリンダ・カウスが子供がプログラミングを学ぶきっかけになるようにと作った絵本なので、直接的なプログラミングの原理は出てきませんが、プログラミングに必要な規則性や場合分けなどの考え方を学ぶことができます。具代的には大きな問題を小さな問題に分けたり、ちらばった情報からパターンを見つけるといったものが学べます。

そのため、プログラミングの考えを小学生のうちに身につけるには最適な本でしょう。

Scrath Jrとの併用がおすすめ「5才から始めるすくすくプログラミング」

次に紹介するのは「5才から始めるすくすくプログラミング」です。この本は、アプリScratch Jrを使って、動く絵本やゲームなどをプログラミングで創作する方法を紹介します。例えばアイデアを思い浮かべて、その実現方法を考えながら、 筋道を立てて考える力、実際に作り上げる力を育みます。また、おえかき・ぬりえコーナー、書き込み欄があるので楽しみながら、遊びの一環として学習ができます。

この本を読んだ後に、実際にアプリを使用して積み木やブロックのような感覚で、 創造力や問題解決力を養いましょう。 本の最後にはスクラッチ導入言語が学べる「ピョンキー」というアプリも紹介されているので、プログラミングに慣れてきたら、そちらを活用するのも良いでしょう。

漫画でプログラミング基礎が学べる「はじめてのプログラミング」

最後に紹介するのは「はじめてのプログラミング」です。この本では、主人公の男の子が友達に教えてもらいながら自分でゲームを作っていくというストーリーなので、プログラミング学習者である読者が共感しながら読み進めることができます。

また、パソコンマウスの使い方やインターネットを使う上でのマナーなどの実践的な内容からプログラミングの概念までを、分かりやすく面白い漫画形式で紹介しているので、活字に苦手意識のある小学生でも楽しく学習に取り組めるでしょう。

プログラミングを小学生が学ぶ上で親御さんに知っておいて欲しいこと

パソコンのイメージ

もしプログラミングを小学生が学ぶ場合、これまでにあげた学習ツール以外に、実際にプログラミングをするパソコンなどのデバイスが必要となってきます。そんな時は必要なスペックも使うプログラミング技術を考慮しながら、最適なパソコンを選んであげることが大切です。例えば、ウイルス対策の充実したパソコンやキーボードタッチの必要のないタッチパネル型が好ましいでしょう。

またアプリの中には、iPhoneだけやAndroidだけなど特定のデバイスには対応していないものがあります。アプリをダウンロードする際には、お子様のデバイスと対応のものかを確認してから使用しましょう。

また、プログラミングを小学生が学ぶ上で一番大切とも言えるのは、プログラミングは難しいという悪い先入観を持たせないことです。そのような先入観を持ってしまうと、なかなかプログラミングを学習することに意欲が持てなくなってしまいます。

もし、中々学習が進まなかったり、つまづいてしまっても、「どうしてできないの?」「さっきもやったじゃん」と言うのではなく、一緒になって考えてください。

まとめ
さて今回は、スマートフォンやタブレットで簡単にプログラミングを小学生でも学習できるアプリや学習玩具、本を具体的な実例と合わせてお伝えしました。今回紹介したアプリや学習玩具、本をまとめましょう。

  • ゲーム感覚で簡単にプログラミングができるアプリ「Scratch Jr」
  • 身近なお菓子でプログラミングが学べる「GLICODE」
  • 簡単にオリジナルアプリをプログラミングできる「Joint apps」
  • プログラミング学習ロボット「apitor」
  • 思い通りに動かせるイモムシロボ「コード・A・ピラー」
  • 多彩なコンテンツが楽しめる「ドラえもん カメラでひらめきパッド」
  • プログラミング学習のきっかけに「ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング」
  • Scrath Jrとの併用がおすすめ「5才から始めるすくすくプログラミング」
  • 漫画でプログラミング基礎が学べる「はじめてのプログラミング」

これまでは、難しいテキストに向かい合って勉強しなければ習得できなかったプログラミングも、現代では、これまでに挙げてきたように楽しみながら簡単に習得ができるようになりました。英文を覚えたり、原理を学ぶ所からプログラミング学習を始めてしまうと、どうしても難しいという先入観を抱いてしまうので、楽しみながら学べることは大切な要素となってきます。

皆さんも、この記事で挙げたそれぞれの利点を学習スタイルと合わせて考えながらあったものを選んで楽しくプログラミング学習をしましょう。

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