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AI(人工知能)はポジティブに見る!その方がリスクもわかりやすい

AI(人工知能)はポジティブに見る!その方がリスクもわかりやすい

近頃インターネットでは「10年後までにAI(人工知能)に奪われる仕事ランキング」といった記事が多く見られるようになりましたよね。残念ながら、AI(人工知能)に対してはポジティブな印象ではなく、漠然とした不安をお持ちの方も多いかもしれません。

とはいうものの、現在はスマホやエアコンあるいは、お掃除ロボットなどへのAI(人工知能)活用が進み、私たちが快適に暮らせるようになっているのも事実ですよね。

実はAI(人工知能)は私たちにとって、とても頼りがいのある強い味方なのかもしれません。AI(人工知能)をポジティブな視点で見ることによって、私たちはAI(人工知能)によるメリットを実感することができるのではないでしょうか。

メリットを実感するとあとはリスクを抑えておくだけです。はじめに良いなと感じると「ふむふむ、詳しく話を聞いてみよう」と思えますよね。そうすると、その後のリスクは「これさえ注意しとけばこんな良いのものなんだ」なんてことになるわけです!

ということで、今回はAI(人工知能)の医療および自動運転への活用事例をポジティブな視点で見ることにより、私たちにどのようなメリットがあるのかを見てみましょう。

それでは、まず最初に医療へのAI(人工知能)活用をポジティブな視点でお伝えします。

AI(人工知能)活用で医療のスピートと精度が大きく向上

手術のイメージ実は医療現場では、医療画像の判断を行う専門医が不足していて、AI(人工知能)の活躍が期待されているそうなんです。

具体的には、CT(コンピューター断層撮影)やMRI(核磁気共鳴画像法)などで撮影された医療画像の診断作業を行う、放射線科専門医不足が現在深刻な問題となっています。専門医不足のため非専門医が医療画像の診断作業を行っているケースも多いことが、画像診断の見落とし事故(癌などを見落としてしまう)の発生原因ともなっています。

この問題を解決してくれるのが、AI(人工知能)のディープラーニングです。大量のCT画像やMRI画像をディープラーニングにより学習することにより、AI(人工知能)は癌や脳動脈瘤などを識別し人間の医師に通知します

人間の放射線科専門医が数時間から数日を必要とする診断も、AI(人工知能)なら瞬時に行うことができます。しかもAI(人工知能)は疲れ知らずで、診断の精度も既に人間の専門医を超えたレベルと評価されています。

医療画像の診断作業におけるディープラーニング活用は、医療へのAI(人工知能)活用において最も研究が進んでいる分野となっています。現在は、過去の膨大の研究論文をディープラーニングにより学習し、診断が難しい病気の判定支援を行う研究も進められています。

有名な診断事例として、従来の診断で抗がん剤治療でも回復しなかった60代の女性患者の例があります。「急性骨髄性白血病」と診断されていたこの女性の遺伝子をIBMのWatsonで解析した結果、わずか約10分で別の特殊な白血病のタイプと診断のうえ、Watsonは他の種類の抗がん剤の提案も行いました。その後、この女性は数カ月で回復することができました。

また、手術へのAI(人工知能)活用の研究も進められています。人間にミスは避けられませんが、例えば触れてはいけない血管のところには絶対にメスがいかないようAI(人工知能)で制御することができます。これにディープラーニングによる画像認識機能が追加できれば、より多くの病気の方を救うことが可能になるでしょう。

今後、医療におけるAI(人工知能)活用が更に進むことが予想されますが、AI(人工知能)が人間の医師に取って代わるわけではなく、AI(人工知能)はあくまでも人間の医師を支援する立場であり、診断の最終判断は人間の医師が行います。

医療へのAI(人工知能)活用をポジティブな視点で見ると、AI(人工知能)と医師の総合力が医療のスピードと精度を大きく向上させることが出来そうですね

次に、車の自動運転へのAI(人工知能)活用をポジティブな視点で見てみましょう。

自動運転により交通事故の大幅減少が可能に

自動運転のイメージ自動運転の実用化に向けて研究を進めているGoogleは「自動車事故の94%が人間の判断ミス」であり、自動運転により安全を実現できると主張しています。

自動運転におけるAI(人工知能)の役割は事故を事前に予測することにあります。時速60kmで走行中の目の前に突然障害物が現れた場合、車は急に止まることはできないため、現在実用化されている衝突被害軽減ブレーキでも事故を回避することはできません

つまり、自動車の運転において、発生した事象に対するリアクション型システムでは対応することができません

この問題を解決できるのもAI(人工知能)のディープラーニングです。AI(人工知能)が、様々な道路状況における人間や自動車の行動パターンをディープラーニングにより学習することにより、起こりうる危険を事前に予測することが可能となります。学習結果に基づき、AI(人工知能)は起こりうる危険に対する推測と準備をあらかじめ行い、事故を未然に防ぐことができます。

AI(人工知能)による自動運転をポジティブな視点で見ると、自動運転によるメリットは極めて大きく、運転者の不注意や酒酔いなどによる事故を大きく減少させることができると期待されています。

Googleの主張通り自動車事故の大半が人間の判断ミスによるものであれば、2017年の交通事故による死亡者数は3,694人ですが、自動運転により本当に多くの命を救うことができるのではないでしょうか。更に、自動運転は高齢者向けの交通手段としての活用、また、過疎化が進む地方における不採算化に伴う交通サービス撤退/減少への対処などについても大きく期待されています。

自動運転へのAI(人工知能)活用をポジティブな視点で見ると、交通事故を大幅に減らすことができそうですね。

 

ロボットのイメージさて今回は医療および自動運転への活用事例を元に、AI(人工知能)をポジティブな視点で私たちにどのようなメリットがあるのかを見てきました。

医療のスピートと精度が大きく向上
AI(人工知能)が医療画像を診断することにより、人間の医師よりも迅速かつ高精度に診断し、癌や脳動脈瘤などを識別することができます。現在は、過去の研究論文の学習結果による診断治療、また手術へのAI(人工知能)活用の研究も進められています。
自動運転により交通事故の大幅減少が可能に
AI(人工知能)による事故の事前予測機能により事故を大きく減少させることができます。また、高齢者および過疎化が進む地方向けの交通手段としても大きく期待されています。

ところで、最近フェイクビデオという問題が発生しています。これは動画の登場人物の顔を、AI(人工知能)技術により別人の顔に置き換えるというもので、私たちにはその動画が本物なのかどうか見分けることができません。

(例:コメディアンの顔をオバマ前大統領の顔で置き換え、トランプ大統領の悪口を喋る動画)

医療および自動運転への活用事例で見てきたように、AI(人工知能)は私たちの生活に大きなメリットをもたらしてくれる極めて優れた技術として期待されていますが、逆に優れた技術は悪意に活用されてしまう危険性もあることを考えておく必要があります。

米国ではフェイクビデオの今後の選挙活動への悪用が真剣に懸念されており、現在、逆にAI(人工知能)技術により動画が本物かどうか見分ける技術が開発されています。今後、Webブラウザのプラグインなどの技術として提供されるようです。

優れた技術のため悪用の危険性もありますが、私たちは正しい判断をして上手く活用していきたいですよね。そのためにAI(人工知能)をポジティブな視点で見てリスクはしっかりと抑えることが重要です!今後の更なるAI(人工知能)の進化と活躍に期待しましょう!

 

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