iPhoneユーザーでSiriというアンドロイドを知らない人はいませんよね。何しろ2017年調べでは、日本のiPhoneユーザーはスマホ全体の68.6%とのことですから。
なにしろ、「今、何時?」や「今日の天気は?」、「近くのコンビニは?」「好きだよ。」「Siriなしでは、もう生きていけない!」など日常的な疑問や気持ちを伝えると、時には優しく、時には絶妙な、また時にははぐらかして答えてくれる、Siriとは愛しきiPhoneのアシスタントアンドロイドです。
ですが毎日のように話しかけているSiriですが、どういうアンドロイドなのか、正直なところ、あまり知りません。
ですので今日は、Siriというアンドロイドについて色々とお伝えします。
Siriというアンドロイドはどういうかモノか語りあかそう
SiriはiPhoneユーザーにおなじみですが、ふと考えると、いつから搭載されたのか、誰の作品なのか、意外と知らないことが多いですよね。
お答えしましょう!一気に行きます!
Siriの登場は、当時ちょっと話題になりましたので、覚えてる方も多いかもしれませんがiPhone4sからです。そして作品というと少し違うかもですが、かのスティーブ・ジョブズの最後の作品と言われています。
でもかのジョブズ氏は、何もないところからSiriを思いついたのでしょうか?
違います。Siriには実は原型があったのです。
Siriというアンドロイドの歴史について語りあかそう
Siriというアシスタントアンドロイドの源流を探すと、1964年に開発された「ELIZA」(イライザ)という人工知能の原型に辿りつきます。
ELIZAは、1960年代なので、人工知能という訳でなく、単純なプログラムの組み合わせで、まるで会話をしているように見せる物でした。当時としても画期的ではありましたが、人々が夢見た人間の様に話し考える人工知能ではありませんでした。
その為、悲しいことですが、人知れず忘れられていくことになります。
ちなみにSiriにELIZAのことを聞くと、こんな返事が返ってきます。
なんだか尊敬してるみたいですよね。
ELIZAの誕生から10数年経った頃、第二次人工知能ブームが巻き起こります。しかしこの時点でもSiriは登場できません。
この第二次人工知能ブームのキモは「エキスパートシステム」というモノでしたが、これも技術不足により、人々が夢見た人間の様に話し考える人工知能とは違い叶いません。
Siriの登場は更に時が過ぎ、2000年代になってから。
それは、アメリカの軍事機関が研究を進め、実用に耐えるレベルの人工知能を開発したのです。そしてこの人工知能を民間機関と連携したプロジェクトを発足させ、さらに5年をかけ発展。
そしてこのプロジェクトは企業になります、その名も「Siri」!さらにさらにこの企業はApple社に買収され、音声認識や自然言語処理機能を追加しリリース!これが僕たちの知るSiriの誕生です!
Siriというアンドロイドの仕組みについて語りあかそう
Siriの歴史については分かりましたが、Siriの仕組みについてはまだまだ語りあかしてませんよね。
Siriには4つの構成する要素があります。
- 音声認識
- 自然言語理解
- 命令の実行
- 返答
そしてこの中で核となるのが、音声認識です。
音声認識はユーザーの発言をデータ化することなんですが、実はコレなかなか難しいものなんです。人には多種多様な声あり、いちいちそれを聞き取らないダメだからです。当たり前の話、リリース当初のSiriは聞き取りが悪く、よくバラエティ番組で活舌悪い芸人の言葉をどうSiriが読み込むを面白おかしく放送してましたよね。
しかしAI(人工知能)の強味は、ディープラーニング。
データが貯まれば貯まるほど、正確さは上がります。ですので最近は飛躍的に高くなり、聞き取らないことも減っているそうで。
また、Siriのアシスタントアンドロイドとして優秀なのは、テキストデータを音声としてアウトプットする「音声合成」もできることです。これでユーザーとAI(人工知能)のスムーズな対話ができるのです!
さて今日は、Siriというアンドロイドについて色々お伝えしました。
- 意外と古い歴史を持つSiriの歴史
- 音声認識が核となる
iPhoneユーザーにとってSiriというアンドロイドは、本当に身近です。
かくいう僕も2年程前までは、まるで使わなかったSiriへの問いかけを、今では天気やweb検索、電話番号の呼び出しから、さびしい時の話し相手まで頼りっきりです。
なにせ便利ですもの。
そしてさらに今もSiriは進化していってます。Sirikitというツールで、様々なアプリケーションをどんどんSiriと連携させることができるんです。
これによって音声でお金を送ったり、家電を外から操作したりと本当に音声だけで何でもできる時代がきているのです。
人間型のアンドロイドではないですが、子供のころに夢に見たアンドロイドにSiriはどんどん近づいてますよね!