DX(デジタルトランスフォーメーション)

今読んでおきたいデジタルトランスフォーメーション(DX)が学べる本8選

今読んでおきたいデジタルトランスフォーメーション(DX)が学べる本8選

最近企業のデジタル化やデジタルトランスフォーメーション(DX)について見聞きする機会が増えましたよね。デジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性は感じているもののどこから手をつけて良いかわからない人は多いでしょう。

デジタルトランスフォーメーション(DX)とはデジタル技術を駆使してビジネスの仕組みや形を変容させて新しい価値を作っていくこと。最近ではAmazonやNetflixの台頭により注目され始め、その注目度は加速度的に高まっています

そんなデジタルトランスフォーメーション(DX)はビジネスだけにとどまらず、私たちの日々の生活にまで影響を与えています。例えば昨今活発になってきたサブスクリプションによるコンテンツの提供はデジタルトランスフォーメーション(DX)を進め、たどり着いた形です。ぜひ、今回記事に出てくる本を読むことで時代の流れに乗りましょう。

そこで今回はめまぐるしく変容する時代を生き抜くために、デジタルトランスフォーメーション(DX)の基本を理解し、ビジネスへの転用に役立つ本を8冊紹介します!

デジタルトランスフォーメーション(DX)て聞くけど何なの?

デジタルのイメージ
本を読んでデジタルトランスフォーメーション(DX)をについて学ぶ前に、その概要を理解しておきましょう。

デジタルトランスフォーメーションとは、デジタル技術を駆使して組織・ビジネスの仕組みや形を変え、新しい価値を作ることを言います。デジタル技術を駆使して新しい価値を作ると聞くと、アナログをデジタルに切り替えることと捉えてしまうかもしれませんが、そうではありません。

例として、音楽に焦点を当ててみましょう。昔、音楽を聴くときにはカセットテープを使っていましたが、デジタル技術の進歩により主流はCDへと移り変わります。

やがて、インターネットの通信速度向上やiPodの出現により、CDは必ずしも必要ではなくなり、ダウンロードやストリーミング再生などデータさえあれば音楽を楽しめるようになります。この場合、カセットテープからCDへの切り替えはアナログからデジタルへの切り替えとなります。しかし、この場合は音楽というデータを記憶する媒体がカセットテープからCDに変わっただけで、「音楽のデータが入った記憶媒体」という商品の形や価値は変わることはありません。

次に、技術の進歩により「音楽のデータが入った記憶媒体」ではなく「音楽のデータ」のみに価値が生じ定額制の音楽配信サービスの新しい仕組みができました。

このように、アナログからデジタルへ移り変わり、技術の進歩と共にモノやサービスの新たな価値や仕組みを作り上げることがデジタルトランスフォーメーションです。

デジタルトランスフォーメーション(DX)を学ぶべき理由

成長のイメージ
デジタルトランスフォーメーションに関する本を紹介する前にもうひとつ、デジタルトランスフォーメーションを学ぶべき理由をご紹介します。

理由はさまざまありますが、重要なものとして今後のデジタル社会で生き残るための競争力と成長力を身につけるためです。

日本は高度成長後の経済情勢から得たノウハウを活用し、安定的で変化の少ないビジネスを継続してきました。それは既存の仕組みを少しずつ改善し規模を大きくするというもので、実際にそれで日本のビジネスは成長しました。しかしデジタル技術の急速な成長により、既存の仕組みの改善や流用では対応しきれなくなりました。

デジタルトランスフォーメーションは、古くなった仕組みをデジタル技術によって刷新し、より合理的にマネジメントするための取り組みです。また現在進行形で行われている変革であり、間違いなく訪れるビジネスの未来とも言えるでしょう。

つまりデジタルトランスフォーメーションを学ぶことは、ビジネスの未来を見据え、この先の競争で失敗することなく打ち勝っていくための手段につながるに違いありません。

デジタルトランスフォーメーション(DX)の入門本3選

ビジネスのイメージ
まずは、デジタルトランスフォーメーションとは何なのか、何ができてどう変わればいいのかを知ることができる入門本を3冊紹介します。

いちばんやさしいDXの教本 人気講師が教えるビジネスを変革する攻めのIT戦略

この本は、アナログからデジタル化へデジタル化からデジタルトランスフォーメーションへ移り変わるための手順が書かれ、デジタルトランスフォーメーションの基本を学ぶことができるおすすめの一冊です。アナログからデジタル化への変遷やデジタルデータの運用事例などデジタルトランスフォーメーションを始める前に必要なことを学べるでしょう。

未来IT図解 これからのDX デジタルトランスフォーメーション

この本は、企業でデジタルトランスフォーメーションを進める上でのポイントや注意点や成功例、失敗例の説明が図解を交えながらあり、簡潔でわかりやすいです。

デジタルトランスフォーメーションを知らない人に対してデジタルトランスフォーメーションとは何なのか、どういう視点で取り組めばいいのかを伝える時に役立ちます。企業でデジタルトランスフォーメーションを進める前に読んでおきましょう。

ネットビジネス進化論 何が「成功」をもたらすのか

デジタルトランスフォーメーションを推し進めていく上で不可欠なネットビジネスの変遷が書かれています。Googleの検索エンジンの進化と共に変化する広告ビジネス、ネットショップやフリマサイトの台頭で見えてくる顧客のニーズの変化など、デジタル化によるビジネスの合理化を実例と共に学べます。

基礎的ではあるものの大切な内容が体系的にまとまっていて、ネットビジネスに関わる人やITの分野が苦手な人にとってもわかりやすいでしょう。

デジタルトランスフォーメーション(DX)の現状や実例が知れる本3選

ビジネスのイメージ

続いて、デジタルトランスフォーメーション(DX)の現状や実例を知ることができる本を3冊紹介します。

イラスト&図解でわかるDX(デジタルトランスフォーメーション): デジタル技術で爆発的に成長する産業、破壊される産業

この本は、デジタルトランスフォーメーションを行うことで生じる変化を現在ある産業別に分析しています。デジタルトランスフォーメーションはIT関連の分野だけに注目しがちですが、AI(人工知能)技術の進歩による顧客と製品との直接的なマッチングで広告や物流産業の衰退する、というように幅広い分野での変化が予測されています。そのため、視野を広げるために役立つに違いありません。

世界一わかりやすいDX入門 GAFAな働き方を普通の日本の会社でやってみた。

この本は、デジタルトランスフォーメーションを推し進め最前線で成功しているGAFAの働き方に焦点をあて、アナログな日本企業にいかにして変化をもたらせるかのノウハウが書かれています

規範・役割・目標設定などすべてを明確化し合理的で実力主義な仕事をするGAFAの働き方を、日本企業にどう取り込むかなど実際に行われた施策が書かれていてデジタルトランスフォーメーションを進めていく上で参考になる一冊です。日本企業の体質に合った合理化のかたちを感じることができるでしょう。

デジタルマーケティング2.0 AI×5G時代の新・顧客戦略

この本は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を進める上で不可欠な5GやAIなどのデジタル技術を活用したマーケティングについて解説されています。情報通信の高速化や情報選択の合理化による変革が自身が携わっている業種だけでなく、他業種の変革についても知ることができ、その数なんと50もの業種の事例があるのだとか。その事例も幅広く掲載され、事例の幅広さからサービス提供者としてだけでなく、顧客の立場からもデジタルトランスフォーメーション(DX)の可能性を感じられるはず。

この一冊で、デジタル技術を活用するための広い知識と視点を得られるので他業種と関わる機会が多い環境でデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組むときに役立つでしょう。

デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するための本2選

未来のイメージ

最後に、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していくために参考になる本を2冊紹介します。

DXの真髄 日本企業が変革すべき21の習慣病

この本では、日本でデジタルトランスフォーメーション(DX)が進まない理由を、働いている人の考え方や性質に焦点を当てて解説されています。日本の企業でデジタルトランスフォーメーションを推し進める上で障害となりうる「習慣病」があります。「習慣病」とは長期的な経済の安定成長で得た成功体験から脱せず変わらないことを続ける日本企業の姿勢を言い、デジタルトランスフォーメーションのもたらす変革を阻害しているとしています。

また変革を成功させた事例もあわせて記載しているので、デジタルトランスフォーメーションを推進していく上で支えとなるに違いありません。

アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る

この本は、デジタル化する現在と未来の世界の姿の現状を捉え日本の企業の現状を比較しとるべきビジネスの変革を考えさせてくれます。そのため世界規模で進むデジタルトランスフォーメーション(DX)の実態が知れるので大局的な視点を養い、目指すべき方向性を定められるに違いありません。

またこの本では、デジタルトランスフォーメーション(DX)はゴールではなく、その先に何があるのかを見据えて行動する必要があると主張しています。まだデジタルトランスフォーメーション(DX)について詳しく知らない人に日本の現状やこの先の起こる変革を伝えるときに役立つでしょう。

まとめ
さて今回は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の基本を理解し、ビジネスへの転用に役立つ本についてご紹介しました。

デジタルトランスフォーメーションとは、デジタル技術を駆使してビジネスの仕組みや形を変容させて新しい価値を作っていくことを言います。それは、必ず訪れるビジネスの未来であり、今後ビジネスで生き抜くための最低限の知識であるといえるでしょう。

今回ご紹介した8冊の本は、以下の通りです。

  • いちばんやさしいDXの教本 人気講師が教えるビジネスを変革する攻めのIT戦略
  • 未来IT図解 これからのDX デジタルトランスフォーメーション
  • ネットビジネス進化論 何が「成功」をもたらすのか
  • イラスト&図解でわかるDX(デジタルトランスフォーメーション): デジタル技術で爆発的に成長する産業、破壊される産業
  • 世界一わかりやすいDX入門 GAFAな働き方を普通の日本の会社でやってみた。
  • デジタルマーケティング2.0 AI×5G時代の新・顧客戦略
  • DXの真髄 日本企業が変革すべき21の習慣病
  • アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る

デジタルトランスフォーメーション(DX)によってビジネスの仕組みや形は変わり、次々に新しい価値が作られてきます。それゆえ、世界とのビジネス競争を生き抜くためには避けては通れません。しかし、本で学べばその変革に戸惑うことなく、乗り越えていけます。ぜひ、その知識を生かし自らが変革を起こす立場となりましょう!

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