AI(人工知能)用語集

汎用人工知能(強いAI)、特化型人工知能(弱いAI)の違いとは

弱いAI、強いAI、特化型人工知能、汎用人工知能

最近、AI、AI、どこもかしこもAI、急にAI(人工知能)が世間で熱を帯び出したなあ、と思うこともありますよね。そして、AI(人工知能)の概念には種類があるようで、「弱いAI?」、「強いAI?」、「特化型人工知能?」、「汎用人工知能?」なにこれ??そんな風に、頭がごちゃごちゃになってきた方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、そんなごちゃごちゃして混乱してしまいそうな情報を整理するため、AI(人工知能)の概念を整理してお伝えしていきます!!

つっちー
つっちー

そもそもAI(人工知能)とは、人の知的な活動(話す、判断する、認識するなど)を、プログラム自身が学習する仕組みを用いて実現しようとする技術や研究分野を示す概念のことです。AI(人工知能)については以下のページで詳しく解説しています。

一言で言うと「弱いAI、強いAI、特化型人工知能、汎用人工知能」とは・・・

  • 「弱いAI」とは、特化型人工知能(applied AI、Narrow AI)のこと。ある特定の分野や業務に特化したAI(人工知能)
  • 「強いAI」とは、汎用人工知能(AGI)のこと。人間と同様の知能を持つAI(人工知能)

今回お話するのはここ!!

AI(人工知能)の概念AI(人工知能)は、大きく強いAIと弱いAIの二つに分けられます。

強いAI=汎用人工知能、弱いAI=特化型人工知能

強いAIは、汎用人工知能(AGI:Artificial General Intelligence)とも呼ばれ、人間と同様の知能を持つAI(人工知能)のことを指します。ドラえもんや鉄腕アトム、ターミネーターなどが該当します。

強いAI(汎用人工知能(AGI))の研究は60年前から続けられているものの、まだどこにも存在していません。完成までの道のりはまだまだ長そうです。現在の状況を強いて言うなら、おぼろげながら輪郭くらいは見えてきた感じかもしれません。

一方で、弱いAIは、特化型人工知能(applied AI、Narrow AI)とも呼ばれています。特定の範囲で活躍するAI(人工知能)のことです。囲碁AIや画像を分類するAIなどが該当します。

現在世間を騒がしているAI(人工知能)は、全て弱いAI(特化型人工知能(applied AI、Narrow AI))です。特定の作業や業務しかできない存在です。ただ、近年のAI(人工知能)の成長はめざましく、特定の領域で人間の能力を超え始めています。

つっちー
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振り返りますと、、、

囲碁AI:弱いAI(特化型人工知能(applied AI、Narrow AI))
画像分類のAI:弱いAI(特化型人工知能(applied AI、Narrow AI))
ドラえもん:強いAI(汎用人工知能(AGI))
ドラミちゃん:ドラえもんの妹強いAI(汎用人工知能(AGI))

強いAI(人工知能)の実現に対して懐疑的な専門家がいるのは確かですが、一方で、グーグル傘下のディープマインド社の代表デミス・ハサビス氏は、次のように主張しています。

「脳の働きは非常に複雑だがコンピューターで再現できないものはないというのが我々の現時点の見方だ」

記憶、想像力、概念、言語ーーーAI(人工知能)はこれらの能力を全て獲得できるように思われます。

つっちー
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ちなみに、遅くとも2045年には、全人類を合わせたよりも高い知能を持つAI(人工知能)が誕生し、そのAI(人工知能)がさらに賢いAI(人工知能)を作り、そのまたAI(人工知能)がまた、、、とAI(人工知能)の成長が止まらなくなる時点(シンギュラリティ、技術的特異点)がやってくると言われています。

シンギュラリティ(技術的特異点)について気になる方は、以下のページをご参考ください

まとめ

つまり、「強いAI」とは、汎用人工知能(AGI)のことであり、人間と同様の知能を持つAI(人工知能)のことを言います。一方で「弱いAI」とは、特化型人工知能(applied AI、Narrow AI)のことであり、ある特定の分野や業務に特化したAI(人工知能)です。現時点では「強いAI」はの世の中に存在していません。
つっちー
つっちー

AI(人工知能)って「なにそれ美味しいの?」ってレベルだった僕が、AIエンジニアを目指してステップを踏んだり踏まれたりしている記事を書いてます。よかったら読んでみてください(実話)。

「歩く負債」と言われた僕がゼロからAIエンジニアになる為のステップを実践してみた!
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