AI(人工知能)用語集

Deep Learning入門!最低限知っておきたい技術RNNとは

RNN(Recurrent Neural Network)

AI(人工知能)に関する用語は専門的なものばかりですので、意味のわからない単語に出会うことはよくありますよね。近年注目されているAI(人工知能)技術、ディープラーニング(Deep Learning)もそのうちの一つかもしれませんが、この技術はよく記事にも取り上げられているので意味を調べている人も多いかもしれません。

一方で、「RNN」という技術も非常に有名ですので、見たことがある人もいるかもしれません。ただ、やっぱり専門的な用語です。そこで今回は「RNN」とは何か?についてお伝えしていきましょう。

一言で言うと「RNN」とは・・・

Recurrent Neural Network(リカレントニューラルネットワーク)の略称で、再帰型ニューラルネットワークとも呼ばれます。ディープラーニング(Deep Learning)の一つで、音声や動画データを扱えるようにするための構造をもつアルゴリズムのことです。

RNNは、時間や並びの順番に重要な意味を持つデータに強い

現在注目を集めているAI(人工知能)技術のディープラーニング(Deep Learning)には様々な種類があり、それぞれに得意分野があります。そのいくつかあるディープラーニング(Deep Learning)の一つが「RNN(再帰型ニューラルネットワーク)」です。

「RNN(再帰型ニューラルネットワーク)」は、時間の流れに沿って収集が行われたデータ(時系列データ)やテキストデータなど、時間や並びの順番に重要な意味を持つデータを扱うことに適しています

「RNN(再帰型ニューラルネットワーク)」を理解するためには、ニューラルネットワークとディープラーニングの説明が必要ですので順番に見ていきましょう。

まず、ニューラルネットワークとは、脳の神経ネットワークを単純化してコンピュータのプログラム上で再現したもので、従来のコンピュータが苦手としていた「ルールのわからない問題」にも対応できる技術です。

そして極めて簡単に言えば、ニューラルネットワークは層を重ねた構造をしており、層の数が全体で4層以上のニューラルネットワークを用いた機械学習手法のことを、ディープラーニング(深層学習)と読んでいます。

つっちー
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ニューラルネットワーク、ディープラーニング(Deep Learning)については以下のページで詳しく解説しています。

※ニューラルネットワークをさらに詳しく知りたい方はコチラ

※ディープラーニングをさらに詳しく知りたい方はコチラ

このニューラルネットワークに、自分の一度使ったデータを繰り返し使って学習する(再帰性)構造を持たせたものが「RNN(再帰型ニューラルネットワーク)です。

「RNN(再帰型ニューラルネットワーク)」はこの構造を持つことによって、時間の流れに沿って収集が行われたデータ(時系列データ)やテキストデータなど、時間や並びの順番に重要な意味を持つデータを扱うことに適しているのです。

「RNN(再帰型ニューラルネットワーク)は、音声認識や動画認識、自然言語処理などに利用されています。

<RNN(再帰型ニューラルネットワーク)の例>
例えば、文章やメール作成画面等に使われている言葉の予測機能が挙げられます。仮に「いつも」という言葉を入力したとすると、予測で「ありがとうございます」や「お世話になります」などが出るとします。
この現象は、使用者が「いつも」の次には「ありがとう」や「お世話になります」という言葉が続く順番でよく使用している!と、コンピュータが学習しているため、予測の言葉として、こうした表示が可能となっているのです。

まとめ

つまり、RNN(再帰型ニューラルネットワーク)とは

ディープラーニング(Deep Learning)の一つであり、時間や並びの順番に重要な意味を持つデータを扱うことに適している技術です。
<参考>
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AI(人工知能)って「なにそれ美味しいの?」ってレベルだった僕が、AIエンジニアを目指してステップを踏んだり踏まれたりしている記事を書いてます。よかったら読んでみてください(実話)。

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