教育

データサイエンティストが集まるプラットフォーム「Kaggle」に参加する方法とは

データサイエンティストが集まるプラットフォーム「Kaggle」に参加する方法とは

機械学習や基礎用語を学習している人やスキルを使用して仕事をしている人もいますよね。しかしこの機械学習は高度な知識やスキルなので学習するためには効率の良さや応用力が必要です。

そのため、専門学校に通って学習しようと考えている人や、また学校で講習を受けるよりももっと別の方法で学習したい人もいるでしょう。そんな方は機械学習の専門サイトやKaggleといったデータサイエンティストが集まるプラットフォームを利用することを検討してみてください。

専門サイトを利用すれば、自分の好きなときに学習できサイトの内容によっては学校の授業よりも効率よく内容を理解することが可能です。

そこで、今回はこのプラットフォーム「Kaggle」に参加する方法をご紹介します。

Kaggleってなに

Kaggleってなに

そもそも、「データサイエンティストが集まるKaggleって何なの?」と思う方もいるかもしれません。

Kaggleとは日本語で「カグル」と読みますが、世界中の機械学習やデータサイエンティストに携わっている人が集まるコミュニティサイトです。
Kaggleには40万人ほどが登録しており、Kaggleを通して機械学習の知識やスキル交換を行えたり、コンペに参加して賞金を得たりすることができます。

しかも、コミュニティサイトでありながらマッチングするだけのサイトではなく、企業や政府もKaggleを利用してコンペ形式で課題を提示して賞金を出しているので、趣味程度のコミュニティではなく一種のクラウドファンティングに近い仕組みとなっているのです。

しかし、政府や企業も注目となると「初心者にKaggleは利用しにくいのでは?」と思う人もいるかもしれません。

ですがKaggleでは初心者向けにもユーザーが予測したコードや説明が公開されており、初心者にコードを分かりやすく説明してくれているカーネルも多数あるので、学習の場としても利用できます。

コミュニティで意見交換をして機械学習の技術や最新情報を知ることもできるので、初心者の方も積極的にKaggleを利用するのがおすすめです。

Kaggle

Kaggleに参加する前に準備しておくこと

Kaggleに参加する前に準備しておくこと

さてKaggleに参加することで機械学習の効率化とコンペの賞金を狙うことができますが、参加する前に準備しておくことがあります。それは第一にプログラミングを学習しておくこと。

機械学習にはプログラミングが必須とも言えるので、プログラミングが1つもできないとKaggleに参加しても何もできません。

しかしプログラミングにもいろいろありますよね。そこでおすすめはPythonを学ぶことです。

Pythonは組み込み開発やWebアプリケーション、デスクトップアプリケーションに利用される言語であり、機械学習でも使用する言語。Pythonを習得することでKaggleの機械学習の内容はより理解しやすくなり、コンペの参加も自信を持って行うことができます。

ですがPythonを独学で勉強するのは大変でしょう。

Pythonを少しでも学習しておきたいならProgateや書籍を利用して学習することがおすすめ。
Progateは全くプログラミング経験がない人でもゲーム感覚で学習することができ、実際に手を動かしながら学習できるのでコツも掴みやすく基本的な文法などは1週間程度で覚えることができます。

Progate

また書籍では、実際のデータ分析業務の学習項目が載せられているものや、データ分析を活かす方法についての書籍を選べば機械学習についてのある程度の知識を得ることが可能です。

このように機械学習のPythonについて基礎知識だけでなく、少し深い知識も取り入れた後にKaggleに参加するようにしましょう。

Kaggleは何ができるのか

Kaggleは何ができるのか

それではいよいよKaggleでできることについてお話しましょう。

Kaggleを利用してできることはコンペの参加です。
ルールに応じてコンペの難易度が変わりますが、Kaggleで無料登録しておけば初心者でもコンペに参加できます。自分ができそうなコンペを探して試しに参加してみてください。
またKaggleではカーネルを使用して機械学習の勉強に利用することも可能。
Kaggleもカーネルでは利用しているデータサイエンティストが構築したデータセット処理のコードが公開されています。

コードを見て学ぶことで自分の知識やスキルの応用に活かすことが可能なのでデータサイエンティストとしての向上も期待できますよね。

またディスカッションによりスキル交換や分からない疑問点の改善を図ることもできます。
自分が悩んでいる点について世界中のデータサイエンティストとディスカッションして自分の機械学習の幅を広げていきましょう。

このようにKaggleでは初心者でも機械学習の勉強の場として利用することが可能です。

Kaggleをはじめる方法

Kaggleをはじめる方法

それではKaggleの参加方法についてお話します。

Kaggleを始めるためにはアカウントを新規作成する必要があります。

まずKaggleのサイトにアクセスすれば登録できる「Register」という部分をクリック。

ちなみにKaggleは海外サイトなので表記は全て英語です。英語ができない人は登録が少し苦労するかもしれません。

次にEメールアドレスをGoogleアカウントを利用して登録を行います。

自分の好きな方法で大丈夫です。Eメールアドレスの場合はパスワード、ユーザー名などの登録をして利用規約に同意をします。

同意することができれば、登録したメールアドレスのボックスに確認メールが届き、そこには6文字のコードが記載されています。このコードを「Six-digit code」に入力。そして「Next」をクリックするとアカウントが登録できKaggleを利用することができるようになります。

Kaggleのコンペに参加しよう

Kaggleのコンペに参加しよう

登録することができればコンペに参加してみましょう。

コンペは7種類ほどありますが、始めはコンペの賞金などは狙わずに「Getting Started」や「Play ground」などに参加するのがおすすめです。

この2つのコンペは簡単で楽しむためのコンペ。ですからデータサイエンティストとしての腕試しや勉強の場として利用してみることが可能です。

ただ、この2つのコンペは賞金がなかったり少ししか出なかったりするので賞金目的としては物足りないことを覚えておきましょう。

機械学習のデータサイエンティストとして腕に自信が付いてきたなら、「Featured」に参加して賞金を狙ってみることができます。賞金は1億円に昇ることもあるので、賞金を狙えるほどの実力があれば参加してみるとおもしろいでしょう。

Kaggleのコンペで詰まった時にやること

Kaggleのコンペで詰まった時にやること

この様にコンペの参加についてお話ししましたが、Kaggleのコンペに参加しても思うような成果を得られず詰まってしまうこともありますよね。その時はカーネルで提示されているコードを見て、実際にコードの実行を試してみてください。

ただ、カーネルでは多くのコードが提示されているので、どれを実行すればいいのか決められない人もいるでしょう。

そのような時は、高い評価を得ているコードを確認して決定することができます。高い評価を得ているコードは世界中のデータサイエンティストに認められているコードと言えるでしょう。そのコードをコピペなどして自分のパソコで実行してみて分析することで、新たなスキル獲得することができます。

コンペで思うような成績が残せないときは学習が大事になるので、カーネルの利用を考えてみましょう。

 

kaggleに参加するイメージ

今回はKaggleの内容について紹介してきました。

Kaggleには世界中のデータサイエンティストが多く集まっているので機械学習の勉強の場所として利用することができます。世界中のデータサイエンティストと機械学習の意見交換やカーネルで提出されているコードの実行を行うなら、自分の知識やスキルをさらに向上させることが可能です。

もし実力に自信が付いてきたならコンペに参加して賞金を狙ってみるのも良い方法であり、機械学習の向上を行う場所としては最適なプラットフォームと言えるでしょう。

ただ、Kaggleは表記が全て英語なので英語が読解できるほどの言語力も必要です。Kaggleの利用はある程度のスキルも求められるので、最低限の能力を身に付けて挑戦するのがおすすめでしょう。

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