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目指せキャリアアップ!今すぐ取得したい!Pythonの資格まとめ

目指せキャリアアップ!今すぐ取得したい!Pythonの資格まとめ

Pythonの資格が自身のキャリアにどれだけの影響を及ぼすかは気になるところですよね。

Pythonは世界的な需要が高いプログラミング言語です。Googleが定める3大プログラミング言語の一つというだけあって、注目度の高い言語だといえます。

IT・テクノロジー人材のための社会人コミュニティ「TECH Street」が実施した「ITエンジニアが保有しているスキルランキング(2020年と2019年の比較)」では、2019年時点では10位だったPythonが2020年には6位に浮上しています。

日本国内でも地位を向上させつつあるPythonの資格を取得すれば、キャリアに良い影響が加わることは想像に難くないはず。

そこで今回はPythonを習得するメリット、Pythonの資格について、Pythonの資格を取得するメリット、Python資格試験の一連の流れ、資格試験を受験する前に取り組んでおくべきことについてお伝えしましょう。

キャリアアップのためにPythonを習得するメリットとは

キーボードのイメージ

Pythonを習得することで、私たちのキャリアはどのように変化するのでしょうか。ここではPythonの習得により得られるメリットを2つ紹介します。

言語の汎用性が高いため就職先に困らない

コードがシンプルでわかりやすく、さまざまなジャンルで使用できることがPythonの特徴です。

Pythonを用いればWebアプリケーションやデスクトップアプリ、スマホアプリの制作が可能になります。例えばYoutubeやInstagram、Dropboxなど。私たちにとって身近なプラットフォームがPythonによって開発されています。
他にも機械学習、データ分析や画像処理など多くの分野にまたがり利用可能なので、とても汎用性が高い言語であるといえますよね。
株式会社VSNが実施した調査では「今後、現場におけるニーズが高まると思う言語」でPythonが1位となっており、汎用性の高さが言語の需要に影響を与えているのでしょう。

特にプログラム開発の現場ではAIに関する実務が多く見受けられるので、今後AI(人工知能)や機械学習、ディープラーニング技術が発展すれば、Pythonを扱える人材の需要がますます高まるでしょう。

Python技術者の不足により高収入を得られる

Pythonにはシンプルで読みやすく、環境を整えれば簡単に扱えるという特徴があるにもかかわらず、日本では大きく普及していません。

原因としては誕生が1990年と比較的新しいこと、日本語サポートの不足などが挙げられます。しかし普及率が低いにもかかわらず需要は高いので、Python技術者の平均年収は高くなる傾向に。
「TECH Street」が実施した「2020年プログラミング言語別/年代別の平均年収ランキング調査」によると、20~50代の平均年収は約538万円。プログラマーの年収は約400万円とされており、平均値よりも高い収入を得られていると考えて良いでしょう。
今後日本におけるAI(人工知能)技術の発展やデータ分析の重要性の高まりに伴い、平均年収もさらに上がっていくのではないでしょうか。

Pythonの資格とは

pythonのイメージ

Pythonの資格は試験を受けることで取得可能です。資格試験は日本国内と海外でそれぞれ開催されています。ここでは資格試験を説明するとともに、Pythonの資格内容についても触れていきます。

Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験(以下、基礎試験)は一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施する資格試験。
Pythonの基礎的な文法スキルについて問われるので、プログラミングの経験がない、Pythonの勉強を始めたばかり、という人でも回答しやすい内容となっています。

正確な合格率は提示されていませんが、公式によると2017年6月から開始した基礎試験の受験者数は2017年4月末時点で1273名、合格者数は989名です。合格率は約78%となり、初心者向けの資格試験というだけあって比較的高めの合格率といえますよね。

初学者が苦戦しがちな制御構文についての出題が多いので、勉強する過程でPythonだけでなくプログラミングの基礎を体系的に学べます。

Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定データ分析試験

Python3エンジニア認定データ分析試験(以下、データ分析試験)はPythonを用いたデータ分析に関する知識を問われる試験です。基礎認定試験と同じく一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会により実施されています。
基礎認定試験と比較して実践的な内容となっており、AI(人工知能)による機械学習、それに伴う数学の基礎知識、ライブラリの分析などについて出題されます。やや応用的な内容ではありますが、日常的にPythonを扱っている人であれば問題なく合格できるでしょう。

Pythonの基礎知識を身につけていると回答しやすいので、基礎認定試験に合格した人が次に目指すべき試験といえます。

Python3エンジニア認定データ分析試験

Python Certifications(パイソンサーティフィケーションズ)

ポーランドのNPO「OpenEDG Python Institute」が実施する国際的な資格試験です。難易度によってエントリー、アソシエイト、プロフェッショナル1、プロフェッショナル2の4つに分けられています。
エントリーは基礎試験と同じように初心者向けの内容です。アソシエイトでは基礎的な内容のほかオブジェクト指向について問われ、プロフェッショナル以降はPythonの高度なスキルが求められる上級者向けの内容となっています。

問題文はすべて英語なので、英語が得意な人や将来的に海外で働きたい人は受験してみてもよいでしょう。

Python Certifications

Pythonの資格を取得するメリット

Pythonの資格を取得するメリット

Pythonの資格を取得することでどのようなメリットを受けられるのでしょうか。

メリットがわかっていると資格取得に向けてモチベーションがアップしますよね。ここではPythonの資格を取得するメリットを2つ紹介します。

Pythonスキルの証明になる

Pythonを扱えますと言われても、具体的に何ができるのかは判断が難しいでしょう。Pythonの知識においても基礎的な段階にとどまるのか、応用的な知識を有しているのかは実際の業務に携わらなければわかりません。

しかし基礎試験やデータ分析試験に合格していることがわかれば、スキルレベルの証明になりえます。基礎試験は基礎、データ分析試験は応用と位置付けられているため、どの程度の知識を有しているのかが判断しやすいのです。

また資格の取得は、就職や転職の面接時に効果を発揮するかもしれません。企業が求めるスキルの持ち主である、と証明できれば入社後のミスマッチも防げるでしょう。

スキルアップにつながる

エンジニアやプログラマーなどPythonを仕事で使用している人は、資格試験の勉強で学んだことを実務にそのまま生かせるので、スキルの向上が期待できます。
試験勉強をとおして体系的に学べるので、効率よく知識を身につけられるでしょう。資格手当などを定めている勤務先であれば、収入アップの可能性も。

Pythonは将来性の高いプログラミング言語なので、資格取得による昇給・昇格を認める企業が増えていくのではないでしょうか。

資格の取得でキャリアアップが見込めるところも大きなメリットです。

Pythonの資格試験てどんなの?

Pythonの資格試験てどんなの?

Pythonの資格試験がどのようにおこなわれるのかは気になりますよね。ここでは実際の試験の流れについて説明しますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。

それでは「Python3エンジニア認定基礎試験」を例にご説明します。

①申し込み

まずは試験会場と日程を申し込みます。

「オデッセイコミュニケーションズ」のHPへアクセスして試験会場を検索、希望日時を選択してください。会場によっては試験実施日が表示されないので、直接問い合わせが必要です。

なおPythonエンジニア育成推進協会のHPでは試験の申し込みに対応していないので気をつけましょう。

②IDの登録

次は「Odyssey ID」を登録します。

試験時に専用のIDが必要になるので、事前に登録しておくとスムーズです。

まずはメールアドスを打ち込み、届いたメールに記載されたURLへアクセスします。そこでIDやパスワード、個人情報などを登録すると、今度は登録完了した旨のメールが送付されます。

最後にログイン画面へアクセスして登録したIDとパスワードを入力しましょう。ログインに成功すれば登録完了です。

③受験時に必要なもの

受験の際には「OdysseyIDとパスワード」「受験票」「写真付きの身分証明書」の3点が必要です。身分証明書を持参しないと受験が認められないので、特に注意しましょう。

写真付きの身分証明書は運転免許証、パスポート、個人番号などが該当し、原本を提示しなければなりません。ただし保険証、住民票、学生証、マイナンバー通知カードのうち2点を提示することで身分証明が可能です。

身分証明書の詳細は各試験会場に問い合わせておきましょう。

④試験結果の発表

試験結果は試験が終了した時点で判定されます。合否にかかわらず渡される「試験結果レポート」やWebサイト上でも結果を確認できるのでチェックしておきましょう。

合格者には合格証が郵送されます。受験日から4~6週間後、登録した住所に届けられる予定です。

Pythonの資格受験する前に取り組んでおくべきこと

キーボードのイメージ

さて、試験勉強には問題集が欠かせませんが、Pythonの資格試験においては問題集が存在しません。市販の教本を教材とし、そこから出題されることは明示されていますが、どのような形式で出題されるのかは事前に知っておきたいですよね。

そこでおすすめなのが模擬試験の受験です。配点、制限時間、難易度など実際の試験と同じ形式なので、本番の試験に臨むような気持で受験できます。
模擬試験はPythonエンジニア育成推進協会の認定スクールが無料で提供しています。現在(2021年1月時点)模擬試験を実施している認定スクールは「DIVE INTO CODE」「プライム・ストラテジー」の2つ。それぞれで基礎試験及びデータ分析試験の模擬試験を受けられます。

受験には公式サイトへアクセスしてユーザー名やメールアドレスなどの登録が必要です。一度登録してしまえば無料で何度でも模擬試験を受けられますし、結果が蓄積されるので過去の成績一覧を確認できます。

試験本番の雰囲気をつかんでおきたい人は、ぜひ模擬試験を受験してみてください。

 

pythonをかくイメージ

今回はPythonを習得するメリット、Pythonの資格について、Pythonの資格を取得するメリット、Python資格試験の一連の流れ、資格試験を受験する前に取り組んでおくべきことについてお伝えしました。

Pythonの習得や資格取得への理解が深まりましたよね。

Pythonは初心者でも習得しやすい言語であり将来性が高いため、身につけておくべきプログラミング言語の一つといえます。今から勉強しておけば必ず役に立つ場面があるでしょう。

またPythonの資格も自身のプログラミングスキルの証明になったり、昇給・昇格につながる可能性があったりとキャリア形成に大きな影響を与えるものです。興味のある人は今のうちからPythonを勉強して、将来的なキャリアアップにつなげましょう。

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