最近、ロボットプログラミングが話題になっています。小学校でプログラミング教育が始まり、「ウチの子も何かさせておいた方がいいかな」と気になっていたあなた、自宅でできるロボットプログラミングはとても魅力的な存在ですよね。
子供がロボットプログラミングに夢中になってくれたら、ゲームの時間も減るしプログラミングの勉強にもなるし、何だか良いことづくしな気がします。
プログラミングスクールは送迎が大変な上に経済的負担も大きそう。かといって自分はプログラミングなんてしたことがない。ロボットプログラミングがあれば全て解決!と期待しているあなたに、ちょっと知っておいて欲しいことがあります。
それは、子供にロボットプログラミングでプログラミングの勉強をさせるには、親子で一緒に取り組むことが何より大切だということ。子供ひとりで勝手に遊ばせておくだけでは「プログラミング的思考」を育てるのは難しいのです。
だから今回は「親子で一緒に遊べる教材」を年齢層別にご紹介。そして「どうして親子で取り組む必要があるのか」と、「一緒に楽しむポイント」をご説明しました。
では、楽しいロボットプログラミングの世界をのぞいてみましょう。
なぜ、ロボットプログラミング教材が人気なのか
ロボットプログラミングとは、「ロボットを動かすためにプログラミングを行うこと」。普通プログラミングと言えば、パソコンに暗号のような大量の文字を入力していくイメージがありますよね。
でもこのロボットプログラミングは、ロボットや車などを動かしたり音を鳴らしたりと、目で成果を確認しながら学ぶことができます。するとワンステップごとに達成感が得られ、子供でも飽きずに続けられるのです。
そんな今人気急上昇中のロボットプログラミング教材を、年齢層別にランキング形式でご紹介。まずは幼児向けの教材から。
おすすめのロボットプログラミング教材ランキング【3~6歳向け】
最初は3~6歳向けの教材から。未就学児にプログラミング教材を選ぶ際、気を付けるチェックポイントは次の3つ。
- 文字が読めなくても操作できるか
- パソコンやスマホ、タブレットが必要かどうか
- 弟妹が赤ちゃんの場合、安全性もチェック
対象年齢に合う物を選べば、たいてい文字が読めなくても直感的に操作できるよう工夫されています。パソコン・スマホ・タブレットが必要かどうかもチェックしておきましょう。
5位:キュベット
対象年齢:3歳~【パソコン・スマホ・タブレット不要】
4位:ボットリー
対象年齢:5歳~【パソコン・スマホ・タブレット不要】
3位:コード・A・ピラーツイスト
対象年齢:3歳~6歳【パソコン・スマホ・タブレット不要】
2位:Dash(ダッシュくん)
対象年齢:5歳~【スマホやタブレットで無料アプリを使用】
1位:ロボットマウス
対象年齢:5歳以上【パソコン・スマホ・タブレット不要】
次は小学生向けのロボットプログラミング教材トップ5をご紹介。
おすすめのロボットプログラミング教材ランキング【小学生向け】
小学生向けのロボットプログラミング教材は、ブロックで作るタイプと最初から出来上がっているタイプに分かれます。ここは子供によって好き嫌いが分かれてくるところですよね。
また、対象年齢が低くてもプログラミングになると急に難易度が上がる場合が多いので、お父さんお母さんも一緒に取り組んであげるとお子様も飽きずに頑張れるでしょう。
小学校高学年になると身長(と態度)は大きくなりますが、精神面はまだまだ子供です。きっと親子が深く関われる最後のチャンス、一緒に楽しんでしまいましょう。
※ここで紹介しているロボットは全て、アプリをダウンロードしてプログラミングするタイプです。
5位:アピター
対象年齢:6歳
4位:mBot(エムボット)
対象年齢:6歳~
3位:Sphero Mini(スフィロミニ)
対象年齢:記載なし
2位:レゴ(LEGO)スター・ウォーズ
対象年齢:8歳~
1位:レゴ(LEGO)ブースト
対象年齢:7歳~
次は中学生以上向けのロボットプログラミング教材のご紹介。
おすすめのロボットプログラミング教材ランキング【中学生以上向け】
中学生以上になると、興味の方向性がはっきりしてきますよね。ロボットに関心を持っているお子様も組み立てることはできても、プログラミングとなると話は別。口を出しすぎないようあたたかく見守って、困っていたら助けてあげましょう。
中学生以上になっても親に褒められるのは嬉しいもの。たっぷり褒めてあげるとグングン能力を発揮するかもしれません。我が子の嬉しそうな顔を見るのは、親にとって何よりの幸せですよね。
5位:Rapiro(ラピロ)
4位:タミヤプログラミング工作シリーズNo.01
3位:スマートロボットカー(カメラ付き)
2位:Ultimate(アルティメット)
1位:プログラミング・フォロ
次は親子でロボットプログラミング教材を楽しむポイントについて。
ロボットプログラミング教材で遊ぶ時に、より一緒に楽しむためのポイント
ロボットプログラミング教材は、動かして遊ぶだけなら子供だけでも簡単。でも本来の目的は「プログラミング」ですよね。
「プログラミング的思考」を身に付けるためには、その目的に向かって「ちょっと頑張る」ことが必要。この「頑張る」部分が子供だけでは難しいのです。
そのために実際どのような点に気を付ければ良いのか年齢層別にみてみましょう。
入学前の幼児
この年齢層のお子様はロボットを動かすことが目的になって、単純な遊び方しかできないため、一人ではすぐに飽きてしまうでしょう。お父さんお母さんがぜひ一緒に取り組んであげてください。お気に入りのおもちゃと組み合わせて遊ぶと喜んでくれる可能性大。
ただ「プログラミング的思考を養う」という目的どおりの遊び方ができる子供はおそらく少数でしょう。まだプログラミングのことはあまり意識しない方がいいかもしれません。
一緒に楽しんで遊んであげればいいのね
小学校低学年
この年代のお子様には、迷路を複雑にするなどちょっと難易度の高い遊び方を教えてあげると、がぜんやる気になってくれそう。プログラミング的な考え方を教える絶好のチャンスです。
子供が喜ぶポイントはその子の性格によって違ってくるので親も工夫が必要です。競争してみたり、動画を撮ってみたりといろんな角度からアプローチすると、意外と飽きずに楽しんでくれそう。
子供が「プログラミングって楽しい」と思ってくれたら大成功
小学校中・高学年
小学校も中・高学年くらいになると組み立てるタイプのロボットが作れるようになります。お手本通りに仕上げるのは忍耐力が必要。出来上がりを見せにきたらたくさん褒めてあげてください。
その後プログラミングをする段階では、見守りつつ要所要所でサポートしてあげましょう。その際、親も一緒にプログラミングを楽しむことが大切です。
一人で遊ばせておくとロボットはやがて部屋の片隅でホコリをかぶる運命に。一緒に遊んで親子共通の楽しみができると、この後の第二反抗期が少しは楽になるかもしれません。
だんだん難しくなってくる年頃ですよね
中学生以上
この年頃になると親が介入すると嫌がりますよね。そもそも本人が「やってみたい」と興味を持った物でないと見向きもしてくれないので、購入する場合は子供とあらかじめ相談しましょう。
自分からやりたくて始めた場合もプログラミングになるとつまずきやすいもの。さりげないSOSを見逃さずに、求められた時には「協力して一緒に挑戦」する姿勢で臨んでください。
とはいえ、親もプログラミング経験者でなければお手上げ状態のはず。そんな時は「あきらめずに調べる大切さ」を身をもって教えてあげましょう。
親子で問題解決した喜びを共有できたら、子供も心を開いてくれるかも
どの年齢層でもプログラミング工程に入ると、よほど関心のある子以外は面倒になって投げ出してしまいがち。「ちょっと頑張る」ことができるよう、そっと背中を押してあげてください。
慣れないうちはサンプルコードを利用して少しずつアレンジしていくと、少ない工程で動きを確認できるので楽しみながら学習できます。お父さんお母さん自身がプログラミングを心から面白がっていれば、子供もきっと興味を持ってくれるでしょう。
ロボットプログラミングはこの記事でもご紹介しています↓
今回はロボットプログラミング教材について、幼児、小学生、中学生以上それぞれのおすすめ商品をご紹介しました。組み立てたり動かしたりするのは楽しいけれど、プログラミングになると「ちょっと頑張る」力が必要。そこで親子一緒に楽しむポイントもあわせて解説しました。
私事で恐縮ですが・・・筆者の息子は仕事でロボットプログラミングをしています。好きなことが仕事になって毎日本当に楽しそう。
育児を終えた今、心から思うのは幼いうちは「ダメでもともと」でいろんなことに挑戦させてあげることが大切だということ。
そしてその「いろんなこと」のひとつとして、今回ご紹介したような「ロボットプログラミング教材」は心からおすすめできます。プログラミングによって身に付く「論理的思考力」や「問題解決能力」は生活のあらゆる場面で役立つでしょう。
万が一子供が興味を示さなかったとしても、お父さんお母さんと一緒に遊べば「楽しい経験」が豊かな感性を育みます。
いや、その前にお父さんお母さんがロボットプログラミングにはまってしまって夢中になってしまうかも。それも楽しくていいですよね。