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Amazon vs Google!2大スマートスピーカーでできることを比較してみた

GoogleとAmazon対決イメージ

「スマートスピーカーができることって、音楽を聴いたり、天気予報やニュースを聞くくらいでしょ」・・・そう思っている方、多いですよね。実際その程度にしか使いこなせていない人が多いのも確かです。

でも、スマートスピーカーが初めてAmazonから発売されたのは2014年。スマホがどんどん進化しているように、スマートスピーカーも驚くほどできることが多くなっています。

スマートスピーカーが話題になり始めた頃の「思ったほど使い道がない」という声を鵜呑みにして、何年も記憶を更新していないのはあまりにももったいないと思いませんか?

すっかり賢くなったスマートスピーカーが今できること、調べてみると結構これがおもしろいのです。

現在、スマートスピーカーと言えばAmazonとGoogleがダントツで優秀。今回はその2大スマートスピーカーを比較しながら、できることをまとめてみました。

今世界を牽引しているAmazonとGoogleがどんなスマートスピーカーを作っているのか、自分に向いているのはどんなスマートスピーカーなのか、ここを読めば答えが見つかるはず。

それでは早速みていきましょう。

スマートスピーカーってなんなの?

スマートスピーカーのイメージ

スマートスピーカーをごく簡単に説明すると、「声を聞き取っておしゃべりができる、ちょっと賢いスピーカー」。ちょっと賢い、というのはAI(人工知能)を搭載しているから。ですからスマートスピーカーは「AIスピーカー」とも呼ばれています。

スマートスピーカーができることは主に次の3つ

  1. 音を出す機能
  2. 音声を理解する機能
  3. インターネットでデータのやり取りをする機能

このような機能を利用して、スマートスピーカーが実際できることをあげてみました。

  • 音楽:「やる気がおこる音楽をかけて」
  • 天気予報:「今日、傘はいる?」
  • ニュース:「昨日のナイターの結果は?」
  • リマインダー:「15時に電話、とリマインド」
  • 辞書:「〇〇ってどういう意味?」
  • インターホン:「起きて!遅刻するよ」
  • 電話:「お婆ちゃんに電話をかけて」
  • タイマー:「30分たったら教えて」
  • スケジュール管理:「明日の予定は?」
  • レシピ:「アボカドのレシピを教えて」
  • 換算:「米100gは何cc?」
  • 家電との連携:「リビングの電気全部消して」

思った以上にスマートスピーカーにできること、たくさんありますよね。いつもはスマホを使う場面でも、話しかけるだけでOKだから子供やお年寄りでも使いこなせそう。

たなべ吹き出し
たなべ

料理中に手が濡れていても使えるから便利!

スマートスピーカーは「アレクサ」と呼びかけるAmazonや、「オーケー、グーグル」でおなじみのGoogleが有名。円柱型がスタンダードですが、コンパクトタイプやディスプレイ付きもあります。

スマートスピーカーはどんどん進化しているので「できること」も日々グレードアップしています。ここでは2020年8月時点での情報をお伝えしていますので、購入時はそれぞれの公式サイトでご確認ください。

では、最初にAmazon「Echo」についてご説明しましょう。

Amazonのスマートスピーカー「Echo」とは

Amazon「Echo Dot」

「Echo」はAmazonが開発したスマートスピーカーシリーズ。「Echo」シリーズのスマートスピーカー9機種は次のとおり。

◆スマートスピーカー
Echo(第3世代):円柱型のスタンダードモデル
Echo Plus(第2世代):「Echo」の上位機種(ハブ機能付)
Echo Studio:「Echo」の最上位機種(音が良い)
Echo Dot(第3世代):コンパクトタイプ
Echo Dot with Clock:「Echo Dot」に時計機能がついたタイプ
Echo Flex:小型で安価(音が良くない)
◆スマートディスプレイ
Echo Show(第2世代):10.1インチの大きな画面
Echo Show8:8インチ画面
Echo Show5:5.5インチのコンパクトな画面

上記画像にある「Amazon Echo Dot」は「Echo」シリーズの中でも一番売れ行きが良い商品。コンパクトながら機能面はスタンダードモデルにほとんど遜色ありません。Googleでいうと「Google Nest Mini」が同等品になります。

手のひらにのる小さなスマートスピーカーなのに、できることはスタンダード並みなんてすごいですよね。大きさが小さいので音質はどうしても劣ってしまいますが、「安価+コンパクト」なので家中あちこちに置くことができます。

次はGoogleの「Nest Mini」についてご紹介しましょう。

Amazon Echo

Googleのスマートスピーカー「Nest Mini」とは

Google Nest Mini

「Nest Mini」はGoogleが開発したスマートスピーカーのひとつ。Googleには「Google Homeシリーズ」と最近新たに加わった「Google Nestシリーズ」があります。

◆スマートスピーカー
Google Home:スタンダードタイプ
Google Home Mini:コンパクトタイプ
Google Nest Mini:コンパクトタイプの新しいモデル
◆スマートディスプレイ
Google Nest Hub:10インチのディスプレイ付き
Google Nest Hub Max:7インチのディスプレイ付き

この中で今回取り上げる「Nest Mini」は、コンパクトタイプの最新型。Google Home Miniに比べて音質・音声認識ともにグーンと能力アップしています。見た目はほとんど変わらないのにすごいですよね。

たなべ吹き出し
たなべ

さすが、名前が変わっただけのことはありますね

Google Nest Mini

ではここからいよいよ、「Echo」と「Nest Mini」の頭脳対決が始まります。

「Echo」と「Nest Mini」それぞれのAI(人工知能)を比較

AI(人工知能)のイメージ

最初にも書いたとおり、スマートスピーカーにはAI(人工知能)が搭載されています。AI(人工知能)はスマートスピーカーの「音声アシスタント」(声を理解する頭脳の部分)で大活躍。

GoogleとAmazonの音声アシスタントは次のとおり。

  • Google:Googleアシスタント
  • Amazon:Alexa(アレクサ)

これらの音声アシスタントは、スマートスピーカーの中にある「脳みそ」部分だと考えるとわかりやすいでしょう。

ではいよいよGoogleとAmazonの頭脳対決!ここではアメリカの「Loup Ventures」が2017年から2年半に渡って「質問の回答テスト」を継続調査した結果をもとに判定。

結果を総合すると・・・・。

たなべ吹き出し
たなべ

Googleアシスタントの勝ち~!!

ただ、AmazonのAlexaはこの間、改善率がすごくてGoogleアシスタントにどんどん追いついてきています

この調査は英語版なのですが、口コミを調べてみたら日本語版も同じような傾向でした。2018年にはGoogleのスマートスピーカーをおすすめする人が圧倒的に多かったのですが、最近は「できること」の多さからAmazonのAlexaが若干優位に。

たなべ吹き出し
たなべ

結局のところ、勝負は互角かな

Amazon、Googleの両者とも、なかなかし烈な戦いを繰り広げています。これから先が楽しみですよね。

ここからAmazon対Googleでスマートスピーカーのできることを比較していきますが、今回比べるのはそれぞれの「頭脳」部分。ですから「Alexa」対「Googleアシスタント」の対決、ということになります。

では、「Echo」と「Nest Mini」、それぞれの頭脳の得意なことをみてみましょう。

「Echo」と「Nest Mini」それぞれが得意なこととは

得意のイメージ

それでは「Echo」と「Nest Mini」の得意分野をご紹介。まずは「Echo」から。

Amazon「Echo」が得意なこと

最近Googleに追い付け追い越せと奮闘しているAmazonのスマートスピーカー「Echo」。そのAmazon「Echo」が得意なことは次のとおり。

  • 「スキル」が多い
  • 音楽はAmazon Music、Apple Music、Spotifyなどに対応
  • Amazon関連サービス(ショッピング・動画など)
  • スマートホームにする場合、連携できる家電の種類が多い

Amazon「Echo」の最大の特徴は、「スキル」が多いこと。ここでいう「スキル」とはスマホでいうアプリです。

例えば「radiko.jp」でラジオを聴いたり「運行情報by駅すぱあと」で列車の運行状況を確認したり、「ヤマト運輸」で配送日の変更をしたり。その他お気に入りのニュース番組を登録することも可能。

そしてAmazon関連のサービスは言うまでもないですよね。ショッピングの注文状況や配達状況の確認が声でできます。AmazonのオーディオブックAudibleで「耳で聞く読書」をするのにも便利。

また、家電と連携させてスマートホームを目指す場合、「Echo」の方がGoogleより対応機種が多くなっています。

Google「Nest Mini」が得意なこと

Google「Nest Mini」が得意なことは次のとおり。

  • 音声認識が優秀
  • 検索に対する回答の丁寧さと正確さ
  • YouTube musicに対応
  • Google関連サービス

AI(人工知能)のところでもお話ししましたが、Googleは音声を聞き取る力、検索能力ともに優れていてとにかく「賢い」印象。

呼びかけた時の反応もとても良く、離れていようが発音が曖昧だろうがちゃんと答えてくれます。そしてさすが検索エンジン最大手、質問に対する回答は「Echo」に比べて詳しく丁寧です。

音楽ではYouTube musicに対応しているのが「Echo」にない魅力。

その他、Googleアカウントと紐づけることができるのも大きな利点といえるでしょう。Google mapでいつも通る道の混雑状況をチェックすることも可能。

次は「Echo」と「Nest Mini」、それぞれの頭脳が苦手なことについてです。

「Echo」と「Nest Mini」それぞれが苦手なことは

苦手のイメージ

「Echo」と「Nest Mini」、それぞれの苦手なことをチェックすると個性の違いが浮き彫りに。

Amazon「Echo」が苦手なこと

Amazon「Echo」が苦手なことは次のとおり。

  • 「スキル」が多すぎて選べない
  • YouTube musicに対応していない

Amazon「Echo」の得意なこととして「スキルの多さ」をあげました。ところが、これが毎日増え続けてその数なんと10万個以上に。それがアダとなって「スキルが多すぎて選べない」という声も。

音楽ではYouTube musicに対応していないので、よく利用している方は要注意。

その他、「苦手」なことではありませんが・・・登録できるAmazonアカウントは1つだけ。家族で使う場合は注意が必要でしょう。

Google「Nest Mini」が苦手なこと

Google「Nest Mini」が苦手なことは次のとおり。

  • 「アクション」が少ない
  • Amazon MusicとApple Musicに対応していない
  • 連携できる家電が少ない

Echoの「スキル」に相当するのがNest Miniでは「アクション」。現在200個以上あるもののEchoに比べるとかなり少ない印象。

「Nest Mini」はアクションを選んで操作するより、Googleの検索能力に頼る場面が多くなります。

たなべ吹き出し
たなべ

Googleは検索が強みだから、そこで勝負。

音楽では、Amazon MusicとApple Musicに対応していないのでよく利用している方は要注意。

またスマートホームにする場合、連携できる家電が少ないので自宅の家電との相性をあらかじめチェックしておきましょう。

その他、呼んでもいないのに「すみません、よくわかりませんでした」と突然話し出すのがGoogleアシスタントの「あるある」。音声反応が良い裏返しなので仕方がないかもしれません。

最後に、あなたは「Echo」と「Nest Mini」、どちらの頭脳と相性が良いのかチェックしてみましょう。

「Echo」と「Nest Mini」はどんな人におすすめ?

人のイメージ

「Echo」と「Nest Mini」、どちらも優秀なスマートスピーカーですが、できることはそれぞれ得手不得手があります。あなたにはどちらが向いているのか、ここでチェックしてみましょう。

「Echo」が向いているのはこんな人

  • Amazonでよく買い物をする
  • 音楽はAmazon Music、Apple Music、Spotifyをよく聴く
  • 既にAmazonのスマートスピーカーを使っている
  • お気に入りのスキルをどんどん登録して自分仕様に育てていくのが好き
  • スマートホームにして家電を操作したい
  • 「オーケーグーグル」は言いにくい(恥ずかしい)

「Nest Mini」が向いているのはこんな人

  • 言ったことを正しく理解して詳しく説明して欲しい
  • 呼んだら確実に反応して欲しい
  • 音楽はYouTube Music、Spotifyをよく聴く
  • 既にGoogleのスマートスピーカーを使っている
  • Googleのメールやスケジュール管理を音声で操作したい

あなたはどちらが向いていましたか?どちらも優秀な頭脳を持っているので、自分のライフスタイルに合ったものを選べばまず間違いはないでしょう。

この中で音楽に関しては、さまざまな方法を駆使すれば対応していなくても聴ける場合もあります。

また、家電と連携させてスマートホーム化を考えている人は、自宅の家電がAmazonとGoogleのどちらと連携可能かあらかじめチェックしておくことが大切。スマートスピーカーを買ってから連携できないことがわったら悲しいですから。

たなべ吹き出し
たなべ

想像もしたくない

ただ、手間をかければ連携できる場合もあるので、その時はあきらめずに頑張りましょう。

家電との連携は準備が面倒に感じますが、いったん自動化してしまえばその快適さは感動もの。チャレンジしてみる価値はあるでしょう。

 

まとめ

今回は「Amazon vs Google」ということで、スマートスピーカーができることを比較しながら、最新のAI(人工知能)はどんなふうに進化しているのかチェックしてみました。「どちらも同じようなものでしょ」なんて思っていたら、意外と個性的でしたよね。

どちらがいいかは使う人、使い方によってさまざま。購入する際は億劫がらずに下調べをして、あなたのライフスタイルにあったスマートスピーカーを選ぶようにしましょう。

それにしても最近のスマートスピーカーは思った以上にできることが多く、またすっかり賢くなっていてびっくり。それなのに、価格はかなりお手頃になっています。

コンパクトタイプなら数千円からあるのでプレゼントにもおすすめ。例えばパソコンやスマホが苦手なお年寄りも、最初の設定さえしてあげればじゅうぶん使いこなせます。

料理や掃除で手が濡れていても

「レシピを教えて」
「タイマー3分」
「買い物メモにお醤油」
「洗濯物は外干しでも大丈夫?」

なんて声で操作できるのですから、喜ばれること間違いなし。

いつも悩みのタネだった両親へのプレゼント、次はこれで決まり!そうそう、その前にまずは自分が使ってみないとね。これも親孝行のため(←いい口実)。さっそく自分用のスマートスピーカーを選ぶとしましょう。

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