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AI(人工知能)に対するイメージのウソ・ホントを検証してみた

AI(人工知能)に対するイメージのウソ・ホントを検証してみた

AI(人工知能)という言葉を知っている方は多いですよね。また、そのイメージと聞くと、多くの方がロボット型の姿を思い浮かべるのではないでしょうか。株式会社マクロミルでは、全国の20〜60代の1000名の人に対してAI(人工知能)に対しての認知度に関するアンケートを行ったところ、なんと9割以上の方がAI(人工知能)について「知っている」「聞いたことがある」と回答しました。

AIに対する知名度のグラフ

株式会社マクロミル調べ

その他、AI(人工知能)に対するイメージを調査したところ、キーワードとしては「ロボット」、商品名としては「Pepper」「Siri」などが上がりました。この結果から分かる通り、今やAI(人工知能)は私達の身近な存在となっているのです。

では、そんなイメージを抱かれている中で、実際のAI(人工知能)はどんな感じなのでしょうか。「期待している」という声も「不安である」「怖い」などプラスマイナスの両方の意見があります。確かにこれまでできなかったことができるようになる反面、自分の仕事などが奪われてしまうのでは・・・という心配もありますよね。

そこで今回は「一般的なAI(人工知能)に対するイメージのウソ・ホント」を検証いたします。

AI(人工知能)が仕事を代わりにやってくれる?

仕事のイメージ

同じAI(人工知能)に対しての認知度に関するアンケートからは、「人工知能に期待すること」として半数近くの人が「仕事の一部が自動化される」など現在の仕事の一部がAI(人工知能)がやってくれるのではないか、とイメージしていることがわかりました。確かに、AI(人工知能)が仕事をやってくれたら楽になりますよね。私も日々の単純作業をAI(人工知能)がやってくれたらいいな・・・と夢見ております。

AIに対する期待度のグラフ

株式会社マクロミル調べ

 

AI(人工知能)が得意とする分野はスケジュール管理や記憶、手順が決まっている作業です。そのため、事務的な作業や工場の生産管理などの仕事に関してはAI(人工知能)が担当することになるだろう、と言えるかもしれません。

しかしAI(人工知能)が代わりにできない仕事というのもあります。それは0から1を作り出す、また感情面で相手の気持ちを理解するといった人間の面が必要になる職業は、取って代わられることがないと言われています。詳しくはこちらの記事でも解説しています。

人工知能(AI)では絶対できない「なくならない人の仕事」10
人工知能(AI)が仕事を奪うと言われてますが、今後も人工知能(AI)では対応できない、なくならない仕事がありま…

このように、AI(人工知能)が会計、事務などの単純作業は取って代わることが考えられますが、企画や芸術などのクリエイティブな部分や感情面のケアに関してはAI(人工知能)に取って代わるのは難しいのではないかと考えられます。

結論:AI(人工知能)は一部の仕事を代わりにやってくれる

 

AI(人工知能)は恋人の代わりにはならない?

恋愛のイメージ

一方、このアンケートの結果では「AI(人工知能)が恋人の代わりになってくれる」という期待値は4%とどまりました。つまり、多くの方はAI(人工知能)が恋人になることはイメージできないと考えているようです。確かに私もAI(人工知能)の恋人を連れてデートしている・・・という姿はイメージできません。果たしてAI(人工知能)が恋人の代わりにはならないのでしょうか?

AI(人工知能)が恋人の代わりができるかどうか、は「恋人に何を求めるか」によって代用ができるかどうかによって答えが変わってきます。結論を言うとまだ完全には恋人の代わりにはならないでしょう。

確かに、AI(人工知能)恋人のように親密に会話ができる方法はあります。「AI(人工知能)女子高生りんな」は相手の話題に対して共感したり、「お腹空いた」とLINEを送るとご飯の写真を送ってくる、などまるで恋人のように親密に会話することができます。落ち込んだときに寄り添ってほしい、かまってほしい、楽しくおしゃべりしたい・・・など話を楽しみたいという方にはAI(人工知能)で代用できる部分はあるのではないでしょうか。

しかし、恋人にふれあいやデートなど、一緒にどこか遊びに行ったり、もしくは触れ合いという部分を代用できるAI(人工知能)は、まだまだ一般的にはなっていません。AI(人工知能)を搭載したダッチワイフ「サマンサ」は「家族モード」「性行為モード」と切り替えることが可能となっています。「家族モード」では会話だけでなく子供と遊ぶことができる一方、「性行為モード」では恋人がささやくような甘い言葉には反応します。しかし、まだまだ開発途中の部分が多いため、先程紹介したの「AI(人工知能)女子高生りんな」のように一般に広まることはまだまだ先なのではないか、と考えられます。

つまり、AI(人工知能)は恋人の代わりになるかと言われると、まだ不可能な部分もあるのです。

結論:AI(人工知能)は完全に恋人の代わりにはならない

AI(人工知能)が東大生よりも賢くなる?

教育のイメージ

AI(人工知能)はやはり「頭が良い」というイメージが強いのではないでしょうか。あれこれコンピュータのように素早く計算し、もしかして私達人間よりも賢くなるのではないか・・・?と感じる方もいるかもしれません。その点についての実態はどうなのでしょうか。

新井紀子著「AIvs教科書が読めない子どもたち」では、「東ロボくん」の偏差値57.1のレベルにまで発展しているとのことでした。この偏差値は大学受験でいうと、難関大学とされているGMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)に合格できるレベルとされています。ちなみに、私の大学受験時の偏差値もほぼ同じレベルだったので、今やその時の私以上の賢さを持っているということになりますね。AI(人工知能)に負けたようでなんだか悔しいです・・・。

しかし、AI(人工知能)には弱点があります。その一つは「読解力」です。例えばGoogleの自動翻訳を利用した際に、日本語がおかしくて読みにくい、と感じることがありますよね。それはAI(人工知能)が言葉の文脈をイメージしたり、文脈を読み取っておらず、それゆえ文脈に適した日本語を選ぶことができないためです。

AI(人工知能)が東京大学の入試に4回チャレンジしても合格できず、開発を断念した理由は、AI(人工知能)に「読解力」が欠落しているためでした。また、同著書では「東ロボくん」の開発を進めていく上で、多くの中学生・高校生の文章の読解力がAI(人工知能)よりも劣っていることがわかりました。このため「中学生・高校生で文章を読む力をつける教育をしていく必要がある」と主張しています。

そのため、AI(人工知能)が人間よりも賢くなるとは限らないでしょう。我々もこの「文章を正しく読む力」をつけていくことで、AI(人工知能)よりも人間が優れている、ということが出来るようになるかもしれません。

結論:AI(人工知能)は東大生よりも賢くはならない

以上、「一般的なAI(人工知能)に対するイメージのウソ・ホント」を検証いたしました。

Q. AI(人工知能)が私達の仕事をやってくれる?
A.一部分は仕事をやってくれる(一部ホント)

Q.AI(人工知能)は恋人の代わりにはならない?
A.まだまだ完全には代わりにはならない(ホント)

Q.AI(人工知能)は東大生よりも賢くなる?
A.賢くはならない(ウソ)

と、AI(人工知能)が私達が感じているイメージと一致しているところと、一致していないところの両方があることがわかりましたよね。今後さらに一般的に普及すると私達が持っているAI(人工知能)に対するイメージがまた変わるかもしれません。また、これを参考にしつつ、AI(人工知能)と上手な付き合い方ができる未来がくるかもしれませんね。

参照元AI(人工知能)に対するイメージ調査。「期待」の一方で、「親しみがない」?
【海外で話題】セックスロボット「サマンサ」は家族モードと性行為モードを併せ持つ
「東ロボくん」が偏差値57で東大受験を諦めた理由

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