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親も先生も安心!保育園でロボットを導入する2つのメリット

親も子供も安心!保育園でロボットを導入する2つのメリット

もしあなたの子供を預ける保育園にロボットがいたら・・・というのはなかなか想像できないですよね。保育園の先生と言ったら、子供たちと一緒に鬼ごっこしたり、ピアノ弾いて歌ったり、お昼寝の子守をしたり・・・と子供たちの相手をするイメージが強いです。最近では共働きの家庭も増えて、保育園に入る子供も増えて、なかなか一人ひとりの子供の面倒を見ることができない点が課題となっているのです。

その課題を解決するために、すでに日本の保育園にもロボットを導入している事例があったり、また保育の機能を持ったロボットが次々に誕生しているのです。また、保育園のロボット導入は保育士さんの人手不足を解消する目的や、保育士さんの負担を軽くするという目的があります。ロボットが子供たちの相手をするだけでなくて、子供たちの様子を記録してくれたら、小さな子供を持っている保護者の方も安心して預けることができるのではないでしょうか。

そこで今回は「保育園でロボットを導入するメリット」をご紹介いたします。

ロボットが子供たちと遊びつつ、記録を残してくれる!

遊びのイメージ

保育園の先生の仕事で最も大変なのが、「子供達と一緒に遊ぶこと」ですよね。確かに私も年少〜年長まで非常に走り回って活発な子供で、当時の先生をヘトヘトにさせていた記憶があります。

でも、最近の保育ロボットはなんと子供とも一緒に遊んでくれるのです。ユニファ社が開発している「MEEVO」は、身長28cmという、かわいらしい体型とくりくりした大きな目を持っています。きっと子供たちもかわいい!と喜んでくれるでしょう。そして子供たちと一緒に遊んだり、記録を残してくれたりするのです。

MEEVOは主な機能として子供にクイズを出したり、簡単なダンスを踊ったりして遊びます。ロボットと一緒に遊ぶことができるのか、と驚く方もいるかもしれません。それだけでなく、MEEVOは自動で写真を撮ってくれます。例えばみんなで集合写真を撮る!という時も、「はい、チーズ」など合図も出してきれいに撮影してくれます。

さらに、この機能ですごい点は「顔認証機能」がついており、MEEVOに付属のサービスである「るくみー」を一緒に使うと、写真を撮ったその日に自動で顔認証で識別して、そのまま親のもとに写真を送ることが出来るのです。保育園での日々の様子を見ることが出来るので、親としても安心ですよね。

また、MEEVOは動画の撮影も可能なので、例えばおばあちゃんに頑張った劇の発表会を見せる、ということも可能なのです。撮った写真と動画を合わせれば、家庭内でも子供たちの話題で盛り上がることは間違いないでしょう。

ロボットが一人ひとりの園児を見守ってくれる!

昼寝のイメージ

保育園で体調を崩すかも・・・と心配する保護者の方も多いですよね。でもロボット「VEVO」なら、子供たちの体調をしっかり見守ってくれるのです。

「VEVO」は保育園で立ったまま園児を見守ってくれる、「園長先生」のようなロボットです。こちらはクマをモチーフにした見た目をしていて、優しい印象がありますよね。

子供が近づくと一人ひとりをセンサーを見分けて、登退園の時間を記録します。このため、何時に保育園に着いたか、帰ったかなどを把握することができます。また、保育園についたら子供たちに「おはよう」とあいさつしてくれるのです。

また、VEVOは布団の下に敷いたセンサーでサーモグラフィーで体温を記録したり、睡眠時の心拍数も管理してくれます。万が一、呼吸の乱れやうつ伏せなど異変があったときには、保育士さんの持っているタブレットが点滅してお知らせしてくれます。現状、昼寝の際には保育士1人に対し平均6人の子供の面倒を見なければいけないのですが、VEVO1台あれば30人の子供の面倒を見ることができるのです。

そしてその日の体調管理や給食のデータを保護者の方に渡します。実際に、保護者の方からも「子供がきちんとお昼寝したかどうかやご飯何食べたか、というのがわかることは安心」という声も上がっていました。このように保育士さんがなかなか一人ひとり面倒が見られない、という状況でもロボットがいれば安心ですよね。

以上、「保育園にロボットを導入する2つのメリット」をご紹介いたしました。

  • ロボットが一緒に遊んでくれる
  • ロボットが体調管理をしてくれる

など、保育士さんや保護者の方も安心できるメリットがあることがわかりましたよね。確かに多くの保育士さんが「まだ保育に関しては人間の手がやるべき」「ロボットの使い方がわからなくなりそう」「予想外のトラブルがあったらどうしよう」など戸惑いを感じていたり、保護者の方も「ロボットにうちの子の面倒を見させるのは心配」「人間味がなくて怖い」という声が多いことは事実です。

しかし「子供がロボットが出したクイズで遊んでいるうちに、たくさん物知りになった」などのメリットもあるかもしれません。また、保育ロボットはあくまで補助的な役割となり、メインの子供たちとの触れ合いは人間の保育士さんの役割となってくるでしょう。ロボットにも仕事を任せつつ、子供たちと触れ合いに集中出来るようになると保護者の方も安心できますよね。

参照元 保育ロボットの時代がやってくる!?保育ロボットVEVO vs てぃ先生
保育ロボ、お昼寝見守れる? 商品化へ実証実験
墨田の企業が群大と開発 保育ロボ、園児見守る
近未来の保育が実現する日も近い?子どもたちを見守る「保育ロボット」
保育士の負担軽減“保育ロボット”が活躍!

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