こんなに時代は進化してるんだから、いつかAI(人工知能)がクッキングしてくれて、日々の家事から開放されるんじゃないかと期待している方、きっと多いですよね。
自分の代わりに料理してくれるようなロボットの相場は、高額すぎて一般家庭には非現実的かもしれませんが、きっとルンバやヘルシオ、ホームアシストのように「ちょっとした贅沢レベル」になる日はそう遠くはないはず!そう思えるくらいにAI(人工知能)は日々進化していて、実はもうすでに手軽に日常生活で採用できる、AI(人工知能)のクッキングコンピューターやレシピアプリは存在しているんです。
そこで今回は、まずチェックすべきおすすめサイトから、いつか一家に一台を夢見るクッキングロボまで、AI(人工知能)が生み出す、人間には思いつかないような一風変わった未来の味を一緒にチェックしていきましょう。
レシピをパターン学習し新感覚の組み合わせを提案してくれる「シェフ・ワトソン」
まずは今すぐAI(人工知能)のすごさを感じられるWebサイトをお伝えします。IBMによリ開発された、AI(人工知能)のクッキングコンピューター「シェフ・ワトソン」は膨大な量のレシピデータをクロールし、分子レベルで食材の特徴や組み合わせの良し悪しを学習し「美味しさ」を研究。さらに調理方法や料理のスタイル、盛り付け方などもパターン学習しているんです。つまり、どこの一流シェフよりも料理の知識は明らかに多く、美味しい組み合わせの探求心もピカイチと言えるでしょう。
そんな「シェフ・ワトソン」のサイトにアクセスしたら、まずは使いたい食材や作りたい料理のスタイル(イタリアン、日本食など)を入力しましょう。「シェフ・ワトソン」が大量のデータの中から、どの食材と食材の組み合わせが美味しいのか、一般的なメニューから驚きの組み合わせまで、固定概念なしで純粋に共通項目より選び出し、最高・最良のレシピを教えてくれます。
ちなみにわたしが試してみたところ、うどん、ココア、トマトを使った新感覚ヌードルを勧められました。えええっ!?斬新すぎる!と感じましたが、AI(人工知能)がそう判断しているので、そのお味に間違いはないでしょう。他にも、この「シェフ・ワトソン」によるデータを元に、ニューヨーク最大の料理専門学校「ICE」が制作したレシピ本には「ベーコンのプリン」「りんごのケバブ」「きのことイチゴの料理」などがありました。どんな味なのか気になっちゃいますよね。
AI(人工知能)のクッキングコンピューターでしか思いつかないような、新感覚のメニューを試したくなったら「シェフ・ワトソン」にお手伝いしてもらいましょう。おっと、調理はしてくれないのであしからず!
「今日、何作ろう」からの解放!AI(人工知能)が献立を考えてくれる「レキピオ」
「今日何作ろう」「できれば家にあるもので」という主婦の悩みを解消するために作られたというこのAI(人工知能)アプリ、なんと同志社生、京大生や阪大生など関西の現役学生により構成されたチームで開発されたとのこと。アイデアも技術も若いのにすごいですよね。この先も様々な機能が追加されていく予定なので、今からチェックしておいて間違いはないでしょう。
約7割の主婦が抱えているという「今日、何作ろう」問題も、AI(人工知能)が解決してくれるなら毎日の楽しみになりそうですよね。あ、こちらも提案してくれるだけですよ。調理の腕前は今夜も振るいましょうね!
やっぱり調理もしてほしい!三ツ星シェフの料理を再現「モリー」
英国のMoley Robotics社がコツコツ研究開発してくれた、5本指のアームロボット「Moley Robotics Kitchen」がAI(人工知能)でクッキングから後片付けまでしてくれます。こちらお値段は日本円にて180万円との噂・・・家を建てるついでにオプションで付けちゃうレベルのお値段ではないでしょうか。
専用サイトからレシピをダウンロードすることで、どんどんレパートリーが増やせる上に、それをプロの腕前で調理してくれます。なぜプロの腕前を身に着けることができたのかというと、複数のモーションキャプチャ用のカメラで、シェフが実際に料理する様子を様々な角度から録画したものを元に、ロボットの動きを再現しているからなのです。
つまり、自宅にいながらあの世界的有名シェフの味を堪能できる時代が到来したと言えます!これはもう、将来なくなる職業にシェフも追加されちゃう可能性を感じますよね。
「アイボ」のソニーも開発!調理・配膳もできる家庭用クッキングロボット
ソニーが調理から配膳までやってくれる家庭用ロボットの研究・開発を進めていて、その技術は柔らかいお豆腐も上手に扱える上に、調理はもちろん美しい盛り付けや配膳もしてくれるとか。料理の見た目や美しさにこだわるところに日本らしさを感じますね。
さらに、食事制限や健康状態も考えてくれるという、まるで栄養士のような能力の持ち主!また、冷蔵庫にあるものでベストなレシピ考案・調理してくれる、期待大のソニー製AI(人工知能)のクッキングロボ・・・うーん、これは確実にわたしより優秀な主婦が生まれる予感ですね。笑
さて、クッキングロボットが我が家に来るのを、首を長くして待たなくても、すでにAI(人工知能)の力をかりて斬新かつおいしいレシピに出会うことは可能だということがわかりましたよね。そして、AI(人工知能)のクッキングロボットが一家に一台あるような、そんな時代が近い未来に実現するであろうことも、感じていただけたのではないでしょうか。
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やはりAI(人工知能)によるクッキングの魅力は、人間の脳内にはインプット不可能なほどの膨大な「食材や調理法の知識と、組み合わせの学習能力」です。今までの常識ではありえない斬新な食材の組み合わせも、健康を配慮した完璧なレシピも、AI(人工知能)クッキングならではの持ち味ですよね。
まずは冷蔵庫の中身をチェックして、余っている食材をAI(人工知能)に相談しましょう。きっと今夜は、人間には思いつきそうもない食事を楽しめますよ!