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AI(人工知能)で仕事がどう変わるか。その未来を予測してみた!

AI(人工知能)で仕事がどう変わるか。その未来を予測してみた!

AI(人工知能)関連で気になることの1つに、「AIで仕事がどう変わるのか」ということがあげられますよね。多くの方は、「AI(人工知能)によって、今の自分の仕事がなくなるのではないか」となくなる職種について心配しています。

確かに、AI(人工知能)によって「事務」「レジ」・・・などの職種がなくなると言われていますよね。そうなると今事務仕事やレジのアルバイトをしている人にとっては大慌てするでしょう。

しかし、AIで仕事がどう変わるか、という質問に関しては「職種が減る」だけではなく、皆さんが日々行っている仕事の「内容」も変化するのです。そのため「仕事がなくなるかも・・・」と危機感を感じている方は少しだけ安心してください。この記事を読めば、正しくAI(人工知能)と付き合いつつも、その後新しい仕事に慣れることができるかもしれません。

そこで今回は、「AIで仕事がどう変わるか」また変わった後の未来についてご紹介していきます。

頭をつかう仕事が増える!

仕事のイメージ

イギリスのオックスフォード大学スポーツの審判、レストランの案内係、レジ係、ネイリスト、データ入力作業員などの職業はなくなると言われています。このためAIで仕事がどう変わるか、の筆頭に、このような「単純作業の職種が減るのではないか」という懸念が上げられるでしょう。

確かに、現在一部の仕事に関してはAI(人工知能)に取って代わられている部分があります。例えば「レジ打ち」に関しては、「レジを打ってお会計をする」という1つの単純作業をAI(人工知能)が行っていますよね。

しかし、「『AIで仕事がなくなる』論のウソ」の著者の海老原嗣生さんは、以下のような見方をしています。

「例えばケーキ屋さんのレジ打ちの仕事も、レジ打ちだけやっているわけではない。ケーキを並び替える、ケーキを補充する、ケーキを包装する、ショーウインドウを磨く、値札を付け替えるなど8つ以上のタスクがあります。

1つの作業だけを見れば、AIとその手足となるロボットで完ぺきにこなすことが可能です。ただ、多彩な労働をAIにやらせようとすると、7台も8台もロボットが必要となります。ロボットがたくさん店頭にならんでいると見栄えも悪いし、何より莫大な投資が必要になります。」

(引用元:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1805/30/news029html)

つまり「レジ打ち」と一見レジ打ちのみやっているように見えますが、その裏にはケーキの補充、包装など細かい作業が多く存在しています。このような多くの作業をすべてこなしてくれるAI(人工知能)はまだ一般的になっていません。そのため、すべての仕事が出来るAI(人工知能)が開発され、上記の職種に取って代わることはまだまだ先のことになるでしょう。

では、仕事そのものの種類は減らないならAIで仕事がどう変わるのでしょうか。上記の例で言うならば、単純作業が減った分頭を使って、複雑なタスクを組み合わせる仕事が増えると予想されます。

今の仕事がより効率化する!

効率化のイメージ

AIで仕事がどう変わるの?という質問には、単純作業が減るだけでなく、AI(人工知能)が現状の仕事のフローを見直し、一部の仕事をAI(人工知能)が担当してくれるのです。

例えば企業の電話担当の仕事を例に取ってみましょう。これまで
お客さんからの簡単な質問の対応:人

内容をヒアリング:人

担当部署へつなぐ:人

とすべて人でおこなっておりました。これだと本当に簡単な問い合わせから重大な問い合わせまで対応せねばならず、大変ですよね。しかし近年ではAI(人工知能)がチャットボットで簡単な内容の問い合わせを対応することができるようになりましたよね。そのため、

お客さんからの問い合わせ:AI(人工知能)

内容をヒアリング:AI(人工知能)

(AIだけで対応しきれない場合)担当部署へつなぐ:人

とすることができるようになりました。これにより、AI(人工知能)内で対応が解決できることも出てきたり、本当に対応しなければいけない問い合わせに集中することが出来るので、電話担当の負担が減るでしょう。

このようにして、本当に人間が対応するべき仕事に集中できるというのは、私達にとってとてもありがたいことですよね。では、AIで仕事がどう変わるのかをさらに見ていきつつ、人間がやるべき仕事とは何か、次でご紹介いたします。

クリエイティブのような、全体の流れを作る仕事が増える

クリエイティブのイメージ

一つ一つの単純作業が減ると、じゃあ具体的にAIで仕事がどう変わるのか、また人間には出来ることは何だろう?と考えますよね。それはAI(人工知能)はまだまだ未発達な、「他者との協調・理解や説得・交渉」や「想像力」が必要な仕事へシフトしていくことになるのです。では、それは具体的にどんな仕事なのでしょうか。

野村総研の「人工知能やロボット等による代替可能性が低い職業」では、映画監督、クラシック音楽家、作曲家、雑誌編集者、放送記者、小説家などのクリエイティブな職種が多く挙げられました。これらは、「他者との協調・理解や説得・交渉」(主に映画監督や編集者・放送記者)や「想像力」(作曲家や小説家)などが必要になっていることがわかりますよね。

なぜAI(人工知能)がクリエイティブの領域が苦手とするかというのは、クリエイティブで必要とされる「少ない情報から想像する」「抽象的に物事を考える」「物事の全体の流れを作る」部分がコンピューターの弱点となっているためです。「きまぐれ作家プロジェクト 作家ですのよ」ではAI(人工知能)が星新一のショートショートの小説を作成するプロジェクトです。AI(人工知能)で星新一の短編をすべて読み込んでストーリーを読み込ませ、その中から面白いあらすじや言葉をつなげて小説を書いているのです。

しかし、この中で最も難しいのが、全体のストーリーの流れを作ることなのです。単語や文章の分析し面白い表現を使用するレベルはAI(人工知能)でも可能なものの、ラストのどんでん返しのオチや起承転結をつけるのが課題となっているのです。これは表現単体の分析はできても、ショートショートにある大まかなストーリーの流れのパターンを捉えることができていないためです。

AIで仕事がどう変わるのか・・・の答えの1つに、もしかしたら、今後私達の仕事でも「全体の流れを把握し、作る仕事が増える」かもしれません。

以上、「AIで仕事がどう変わるか」についての未来の予測をご紹介いたしました。

  • 仕事の内容が変わる
  • 仕事が今よりも効率化する
  • 全体の流れを作るような仕事が増える

と、私達が今までよりも頭をつかうレベルの仕事が増えてくることがわかりましたよね。また同時に、仕事一つ一つを見ていくだけでなく、業務フローなどの「大きな流れ」を見る力も必要になってくると考えられます。

AIで仕事がどう変わるか、もしかしたら仕事クビにされてしまうのでは・・・と考えているそこのあなた、安心してください。今までの仕事でより頭をつかうようになって、これまではかどらなかった仕事が捗るようになり、今まで単発でうまくいかなった仕事そのものを改善するチャンスが与えられる可能性が広がりますよね。

参照元 オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」
日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に~601種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算~
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