AIとは何か

AIは人類にとって危険ではない3つの根拠

AI(人工知能)は人類にとって危険ではない3つの根拠

「もしAI(人工知能)と人間が戦争したら、もう勝てないのでは、、、」映画「ターミネーター」を知る現代人にとって、そんな思いは無縁ではありません。この映画では、AI(人工知能)を備えた兵器スカイネットが自己意識まで持ってしまい、人類との戦争を起こす危険な存在にまでなってしまいました。それから二十一世紀になった現在、AI(人工知能)は、わたしたち素人が及びもつかないプロ棋士まで打ち負かすほど進化しています。そんなAI(人工知能)と戦うことになったら、、、

もしAI(人工知能)にドレイのように支配されてしまったら、案外ムダな争いが無くなって平和になるかもしれませんが、あまりいい気分はしないでしょう。AI(人工知能)って何だか怖い。AI(人工知能)って何だか危険。そう感じてしまうのも不思議ではありませんよね。

でもAI(人工知能)は、わたしたちに襲いかかってくるような危険なものじゃないんです。むしろ、わたしたちを助ける良きパートナーになることが出来ます。今日はそんなことを三つの視点から紹介しましょう。

AI(人工知能)は意識を持って自分勝手に悪さをしない

AI(人工知能)は意識を持って自分勝手に悪さをしない

ターミネーターでロボットは人間みたいな意識を持っていましたよね。そうしますと時にAI(人工知能)が悪いことを考えて、私たちを危険にさらすこともあるかもしれません。でも現実はそんな簡単に、AI(人工知能)が人間のような意識を獲得できることはないんです。

そもそも人類は何千年もの間「意識とは何か」「自己とは何か」と研究し続けていますが、未だにそれは解明されていません。もちろんMRIなどで脳の状態は分かりますが、「考えること」「感じること」「意思すること」などの関係は現在でもよくわかっておりません。それこそわたしたちは特段の努力も無しに日々考えたり感じたりしていますが、それって実は不思議なことなんです。

ですから人間がAI(人工知能)にそのような機能を搭載させることは、まだまだ先の話になります。でも現在の最新の研究ではAI(人工知能)が身体的な装置を持つ時、自分自身で動いていることまでは知っているのだとか。けれどAI(人工知能)が精神的な意識を持つことは、ほど遠い先の成果を期待するしかないそうです。

そうしますとAI(人工知能)が悪いことを考えて危険な存在になり、突然襲ってくることも当分はありませんので、わたしたちも不要にAI(人工知能)を危険なものと思わなくてもいいのではないでしょうか。

AI(人工知能)を危険な存在かどうかはわたしたち人間次第

AI(人工知能)を危険な存在かどうかはわたしたち人間次第

悪いAI(人工知能)はまだいません。でも注意してください。それでもAI(人工知能)は危険な存在になってしまう可能性があります。では誰がそうしてしまうのでしょうか。それはわたしたち人間です。

原点から考えてみましょう。そもそもAI(人工知能)って何でしょうか。「人工知能」の略称であることは分かる人が多いでしょうが、実際に何をしているのか想像がつきにくいですよね。そこでざっくりとAI(人工知能)の三つの種類をお伝えします。

・外国語を自国語に翻訳したり仮名と漢字を変換したり構文を解析したりする
・特定の推論や判断の類似的な結論を下す
・画像を分析して特定のパターンを検出する画像認識を行う

こうした3つの種類が現在のAI(人工知能)に出来る能力です。近頃AI(人工知能)がトッププロ棋士に勝ったり、有名大学に合格できるレベルで試験問題を解いたりしていますが、それも全てこの3つの種類の能力の発展の結果です。

そして大事なことは、AI(人工知能)がどのようなことを行うのかを決めるのは、わたしたち人間の判断にゆだねられているということです。つまり、わたしたち人間が誤った判断をすれば、AI(人工知能)は危険な存在になってしまうのです。

でも逆に言えば、わたしたち人間がしっかりしていればAI(人工知能)は危険なものになりません。つまりAI(人工知能)は道具の一種ですから、AI(人工知能)が危険なものになるのか否かという選択は、あくまでAI(人工知能)を使用する人間に委ねられています。

AI(人工知能)は人間を助けるパートナー

AI(人工知能)は人間を助けるパートナー

実はもうわたしたち、AI(人工知能)のお世話になっています。みなさんは毎日誰かにメールやラインをしますよね。そこで漢字を変換したりすることもAI(人工知能)の仕事です。他にもインターネットで買い物をしていると、まるで長い付き合いの友人であるかのように、大好きなものを薦めてくれたり忘れていたものを思い出させてくれたりします。これもAI(人工知能)のお蔭です。

それからわたしたちの健康にかかわる医療の世界でもAI(人工知能)が活躍していますよ。お医者さんが患者さんの特定の症状やその周期をAI(人工知能)で管理することで一定の周期が分かってきますので、普段なら見過ごしてしまいそうな身体の異常が見つかったりします。

それに臓器の状態を映した画像を調べても、人間にとってほんの些細な異常であれAI(人工知能)はそれを発見し、その普通ではない様子を教えてくれます。それで人の命が救われるのでしたらAI(人工知能)は人類にとって危険どころか、わたしたち人間の良きパートナーですよね。

 

これでAI(人工知能)は危険でないと分かってもらえたでしょうか。わたしたち人間は何か想像を超えることに直面すると危険を感じてしまいます。わたしたちだって幼稚園や小学校の頃から長い時間かけて勉強してきましたが、その成果を何の苦も無くAI(人工知能)が凌駕してしまったら、びっくりするどころかちょっと危険を感じますよね。そこからもしAI(人工知能)がわたしたちを支配しようものならどうしよう、、、という疑問までそんなに距離もありません。

でも大丈夫。AI(人工知能)が支配をするなど危険な意識を持つことは遙か遠い先ですから。それよりもAI(人工知能)は人間が管理することが出来る道具です。AI(人工知能)を危険な存在にするのも人間次第。

但し使い方によっては、利便と健康を約束する良きパートナーになります。もしかすると将来AI(人工知能)のおかげ、あなたのプライベートな時間が増えたり、あなたの大切な人の命が助かったりするかもしれません。そんなすごいAI(人工知能)。これからも嫌がらず、友達のように付き合っていきましょう。

参照元 人工知能が「意識を持てるか」という超難問に答える
AIで医療の未来はどう変わる?

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