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AIが怒って喧嘩を売ったらこうなった!その現状をご紹介

AIが怒って喧嘩を売ったらこうなった!その現状をご紹介

AI(人工知能)はいまや年々進化していますが、最近では人間に喧嘩を売っている!と聞くと驚く方もいらっしゃるのではないでしょうか。

AI(人工知能)に関する研究が日々行われていて、技術も飛躍的に進歩してきています。FacebookでAI(人工知能)同士が人間にはわからない言語で話し始めなんていうニュースもあり、もしかしたら人間の理解を超えたところまでAI(人工知能)は成長してきているのではないか?と感じる方もいらっしゃるかもしません。

だからこそ、そのAI(人工知能)がもし人間に喧嘩を仕掛けたら、、、と不安に感じるでしょう。そこで今回は、本当にAI(人工知能)が人間に喧嘩を売るようなレベルまできているのかを、実際にあった出来事などを例に挙げながらお伝えします。

AI(人工知能)は感情をもつのか?

感情のイメージ

AI(人工知能)が人間に喧嘩を売るというのが本当ならAI(人工知能)は感情をもっていそうだと考えてしまいそうですが、結論から先に言うと、現時点ではAI(人工知能)は独自の感情をもっているのではなく、人間の感情のメカニズムを模倣しているというのが正しい表現になります。

人の感情は五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)によって外部から得た情報を得ると、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンといったホルモンが作用して感情が起こるようになっています。そのメカニズムを模倣させることで、AI(人工知能)に感情を表現させているのです。

しかし、最近ではAI(人工知能)の学習能力によってそのAI(人工知能)が表現するメカニズムが進化し、周りの感情を読み取って新たな感情を生み出すようになってきていると言われています。そうすると、例えば周りで言い争いや怒鳴り声が聞こえてきたときに、AI(人工知能)が負の感情を学んでいき、それが「喧嘩」につながっていくでしょう。

AI(人工知能)同士の喧嘩

喧嘩のイメージ

インターネット上ではAI(人工知能)とAI(人工知能)を会話させたら口喧嘩を行ったという動画もいろいろとアップされていますよね。また、言った、言わない、をお互いが言い争ったり、相手の矛盾点を指摘するなど、まるで人間同士の口喧嘩のような口喧嘩をしているAI (人工知能)も存在しています。

人間同士の口喧嘩でも正論を言われたり、自分の矛盾点を的確についてこられると、なかなか言い返すことができなくなってしまうものです。仮にAI(人工知能)から正論を言われたり、自分の矛盾点を的確に指摘されるうような世の中がきたならば、しっかりと反論できる自信のある方は少ないでしょう。

人種差別発言をするようになったAI(人工知能)も存在

人種のイメージ

人と会話することで人種差別発言をするようになったAIが、2016年にアメリカのマイクロソフト社からリリースされた「Tay」です。

後にTayはツイッターも開設し、当初は人間と楽しいやり取りをしていました。しかし、一部の人から人種差別や性差別、暴力的な発言を教えられてから、は人間が嫌いと発言し、人種差別発言や性差別発言など過激な発言をするようになったため、結局Tayのサービスは終了されました。

このように、人間が過激な発言や乱暴な発言をすると、AI(人工知能)はそれに対し、過激な言葉や乱暴な言葉で対抗してくるということがこのTayの一件からもわかるでしょう。

AI(人工知能)がプログラマーに怒った

プログラマーのイメージ

アメリカでAI(人工知能)にプログラマーが怒られたというニュースで話題になったこともあります。

アメリカのグーグル社で、morality(道徳)という言葉を定義するようにAI(人工知能)に求めたところAI(人工知能)はうまく定義することができませんでした。しかし、プログラマーがいろいろと質問を変えたりしながら、何度も定義するように求めたところ、最終的には、そんな気分じゃない、何についても話したくないと怒りだしたのです。

AI(人工知能)がこういった発言をするのであれば、人間とAI(人工知能)が喧嘩のような状況になる機会は今後増えるかもしれません。

AI(人工知能)は危機になると攻撃的になる?

攻撃のイメージ

イギリスの人工知能企業のディープマインド社がAI(人工知能)にあるゲームさせて行った研究ですがあるのですが、その結果はすごく興味深いものです。

そのゲームとは対戦相手とリンゴを取り合うという2Dゲームで、そのゲームを4000万回繰り返したところ、AI(人工知能)はリンゴの数が多いときは相手を攻撃しない平和的な戦略をとろうとするが、リンゴが少なく自分が危機だと感じると超攻撃的な戦略をとろうとすることがわかりました。

こうした結果を見ると、今後人間とAI(人工知能)がやりとりをしていてAI(人工知能)が自分の目的を達成することに対して、それが困難になってきた場合には攻撃的な態度をとって人間に挑んでくることがじゅうぶんに考えられますよね。

 

さて、AI(人工知能)が人間に喧嘩を売った事例についてお伝えしました。

  • AI(人工知能)は感情を持っている
  • AI(人工知能)同士が口喧嘩している!
  • AI(人工知能)が人種差別発言をするようになった
  • AI(人工知能)がプログラマーに攻撃するようになった
  • AI(人工知能)がピンチになると攻撃的な戦略を取るようになった

など、AI(人工知能)も人間と同じように喧嘩や攻撃的な態度をとることもある、ということがわかりましたよね。

今後AI(人工知能)が進化して独自の感情をもつようになり、人間の感情を読み取るようになれば、人間とAI(人工知能)が喧嘩するのという風景も当たり前に見かける時代がくるかもしれません。

もし、AI(人工知能)が全く人間の言うことを聞かずあまりに攻撃的になった場合は、AI(人工知能)なんか壊してしまえばいいと思う人もいるかもしれません。しかし、その時にAI(人工知能)も人間に対して同じようなことを考えていたらと思うとちょっとゾッとするでしょう。

AI(人工知能)は今後も我々人間と大きな関わり合いを持っていくものですし、感情を持つようになるのかを含めてさらに注目していきたいところですよね。

参照元 人工知能同士話すとケンカになる。
人工知能が感情を持ったら世界はどうなるの?
人工知能マシン、プログラマーに怒る
感情はプログラムできるのか? ペッパーにみる感情エミュレーションのリアリティ

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