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AI(人工知能)が接客をしてくれる、未来を感じる3つのスポット

AI(人工知能)が接客をしてくれる、未来を感じる3つのスポット

AI(人工知能)の接客と言うとイメージするのが、人型ロボットが出てきて話を聞いてくれたり、商品を勧めてくれたりする映画の世界のような場面を思い浮かべますよね。

まだまだそのような人型ロボットによる接客は体験することは出来ませんが、AI(人工知能)による接客は確実に進化をしています。すでにAI(人工知能)による接客を実用化しているお店もあり、AI(人工知能)は私たちの生活に少しずつ浸透してきているようです。

そこで今回はそのようなAI(人工知能)による接客を体験できるところはどこかないか調べてみました。その中からよりすぐりのAI(人工知能)による接客を体験できるスポットを3つご案内!ぜひみなさんも小さな”未来”を体感してください。

AI(人工知能)が接客。無人カフェがオープン

無人カフェのイメージ

AI(人工知能)を搭載したロボットが接客からコーヒーの提供までしてくれる「無人カフェ」が、2017年11月16日に東京・原宿の「ネスカフェ原宿」に10日間の期間限定でオープン。

どのような仕組みで無人カフェが実現しているのかというと、まずお店に入るとすぐに接客をしてくれるのは、みなさんもおなじみ人型ロボット「Pepper(ペッパー)」君です。「コーヒー飲んでいきませんか?」「お好みのコーヒーの味を指定して下さい」とオーダーを聞いてくれます。Pepper君に搭載されているタッチパネルで好みの味を指定すると「duAro(デュアロ)さん、バリスタさんお願いしまーす!」とオーダーを通してくれます。

するとカウンターの中でスタンバイしているduAro(デュアロ)さんこと川崎重工業の双腕ロボット「duAro(デュアロ)がコーヒーメーカー「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ50」を操作して、オーダー通りのコーヒーをカップに入れてお茶菓子の「キットカット」と一緒にトレイに載せて提供してくれます。

これだけだと、自動販売機でコーヒーを買うのと大差がないように思いますが、今回のAI(人工知能)による接客と自動販売機の大きな違いそれは私たちの「顔」を覚えてくれることなんです。

コーヒーを入れている間じっと見つめているPepper君と友達になると、なんと!顔とオーダーしたコーヒーの好みを覚えてくれて、次回来店時には「いつものコーヒー」を出してくれるようになるんです。まるで行きつけの喫茶店のマスターですよね。

中国の観光客向けに再オープン

この「無人カフェ」は2018年2月に訪日中国人向けカフェ「ネスカフェ和おもてなし無人カフェ」として再オープンしました。オープンの目的は、近年コーヒーを飲む人が増えてきた中国の観光客に「ネスカフェのコーヒー」をPRすることで、試飲できるコーヒーの提供以外にもお土産用のインスタントコーヒーの販売も行っていますが、これらの接客も決済もPepper君が全て行ってくれるんです。

そのため、設置されたPepper君は中国語での接客はもちろん、中国のデジタル決済サービス「Alipay(アリペイ)」での決済機能を搭載しているすぐれもので、お客さんはスマートフォン1つで支払いが完了。

また商品の販売以外にも、和をイメージした衣装を着たPepper君との記念撮影や、春節のお祝いのくじを楽しむことができサービス満点で中国人観光客のおもてなしをしています。

今回紹介した無人カフェは2回とも期間限定だったため、今すぐPepper君の接客を体験することは出来ませんが、今後も開催されることは間違いなしなので今後も要チェックですね。

イオンモールで美少女AIに”おもてなし”されてみる

ショッピングモール イメージ

みなさんもご存知の大型ショッピングモール「イオンモール」の一部の店舗に、AI(人工知能)接客システム「AIさくらさん」が導入されています。

この「AIさくらさん」は東京のWeb制作会社、株式会社ティファナ・ドットコムが提供する人工知能(AI)接客システムで、デジタルサイネージと呼ばれるタッチパネル式の専用モニターに映し出された美少女が接客。モニターの前に立っている人の表情や感情、年齢を測定することができ、相手に合わせた会話が可能なんです。まさに「空気が読めるAI」として注目されているAI(人工知能)接客システムです。

また、日本語、英語、中国語、韓国語の4ヶ国語に対応したバイリンガルなので、海外からの観光客の来店が多いイオンモールでは大活躍間違いなし。

この「AIさくらさん」の接客、体験してみたいと思いませんか。そう感じた方はぜひ下記のイオンモールで、「AIさくらさん」の”おもてなし”をめいいっぱい体感してください。

  • イオンモール座間(神奈川)
  • イオンモール松本(長野)
  • イオンモール甲府昭和(山梨)
  • イオンモール堺北花田(大阪)
  • イオンモール宮崎(宮崎)

(2018年4月現在)

また同じAI(人工知能)接客システム「AIさくらさん」を搭載した、ちょっと見た目が違う美少女にも出会うことができます。渋谷の商業ビル「109」にある雑貨店「SBY」には、女子高生に合わせた接客をしてくれる「ゆうちゃん」がお出迎え。

秋葉原のフィギュアやプラモデルを販売している「あみあみ」では、設定は小学生でしょうか、かなり低年齢化した「あみこちゃん」が受付嬢として活躍しています。

パソコンやスマホでもAI(人工知能)の接客が受けれれる

パソコンでの接客イメージ

まだまだ導入されている地域が限定されているため、「ネスカフェ」でも「イオンモール」でもAI(人工知能)の接客を体験するのが難しい方も多いですよね。そのような方にはパソコンやスマホで体験できるAI(人工知能)搭載のチャットボットがお勧めです。

挨拶をしたり名前や年齢を聞いたりとホームページと関係のないことを聞いてもちゃんと答えてくれるので、ちょっとした会話を楽しむことができ、なんとなく愛着が湧いてきますよ。

チャットボットをホームページに掲載している企業はたくさんありますが、AI(人工知能)が使われていないチャットボットもあります。その場合は質問に対して用意された答えを返す仕組みになっているので、AI(人工知能)を体験することができませんのでご注意を。

では、AI(人工知能)搭載のチャットボットが体験できるおすすめのサイトを調べましたのでご案内します。

◯おすすめ1

まずご紹介したいのが、アスクルが一般ユーザー向けに運営する「ロハコ」のお客様サポートのページで質問に答えてくれる「マナミ」さんです。東京の豊洲に住んでいて、年齢は秘密だそうです。住んでいる豊洲からは「夏は関東でも人気の花火大会、『東京湾大華火祭』が見れるんですよ!」と教えてくれました。
◯おすすめ2

ワインのことを知りたいならメルシャン株式会社が運営する「WINESUKI.JP」のオフィシャルアシスタントの「みのりさん」はいかがでしょうか。ワインのことはもちろん、ワインに合う料理のレシピなども教えてくれます。
◯おすすめ3

一押しは「横浜高速鉄道みなとみらい線」のホームページで質問に答えてくれる「AIさくらさん」です。そうイオンモールに導入されているあの「さくらさん」です。実はイオンモールに行かなくてもこのサイトで「AIさくらさん」の接客を受けることができるんです。このサイトでは問い合わせ用の専用ページが用意されていて、ページの3分の1ほどの大きさで「AIさくらさん」が表示されています。サイズが大きいのと「AIさくらさん」が常に動いているためか、チャット用小さなウィンドウで会話をするよりも妙にリアルな感じがしました。まだまだ学習の途中なのか難しい質問には答えることはできませんでしたが、名前と年齢は教えてくれましたよ。ちなみに年齢は21歳だそうです。

 

カフェでの接客イメージ

さて今回はAI(人工知能)の接客で未来を感じることが出来るスポットをご案内しましたが、AI(人工知能)の接客を体験したくなりましたか?簡単な質問であればスムーズな答えを返してくれるので、それなりの会話を楽しむことができますよ。AI(人工知能)の接客はこれからもますます注目されていく分野なのは間違いなさそうです。

今回取り上げた、Pepper君が接客をしてくれる「無人カフェ」が実用化されるのはもう少し先かもしれませんが、きっとそう遠い未来の話ではないはず。イオンモールで会える「AIさくらさん」やホームページで出迎えてくれる「チャットボット」は導入する企業は今後も増えていくことでしょう。

2020年に開催される東京オリンピックでは、外国人観光客へのサービスの提供にバイリンガルなAI(人工知能)は大活躍してくれること間違いなし。便利さと日本の技術力を海外にアピールできる絶好のチャンスなので、もっともっと進んだシステムがお目見えするはずです。

もしかすると、人と見分けがつかないようなヒューマノイド(人型ロボット)が店頭やインフォメーションで応対してくれるのが主流となっているかもしれません。

そのころには「そういや、最近人間に接客されてないよねぇ」なんてこと言ってるかもしれませんよね。

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