資産を殖やしたいけれど、中々難しいこの頃、AI投信を使えば簡単に資産形成が出来ると知ったら驚きますよね。2017年2月に運用を始めた「野村グローバルAI関連株式ファンド」はあまりの人気ぶりに、一時的に新規買い付けを停止したこともあります。
確かに近頃AIは注目を浴び、医療や株式など様々な分野での応用が期待されています。そして現に多くの成果も確認出来るので、その可能性を見込めば、AI関連会社への投信を選ぶことは妥当でしょう。
けれども、儲け話は疑ってかかるべしという教訓があるように、いくらAI投信が確実な儲けになるからといって、何も調べずに完全に信頼することは難しいです。そこで今日は、AI投信で本当に楽して資産を殖やせるかどうか、徹底的に調べてみましょう。
高い信託報酬料
私たちはどんな形であれ、自分の資産を投信に回した時、ついその額の上り下がりだけを気にしてしまいます。けれども忘れてはいけないのが、投信をしている時に定期的に発生する信託報酬料の存在です。
その中で特にAI投信の信託報酬料が高いのは知っていたでしょうか。具体的な例を見てみましょう。
それに対して
また他の投信と同じように考えて、AI投信も長期間に渡って継続して行うとどうなるでしょうか。毎年発生する、その高額な信託報酬料を払わなくてはならないので、手数料だけでかなりの金額になってしまいます。
つまりAI投信は儲かるからというだけで、信託手数料などを確認せずに手を出してしまうと、痛い目をみるということです。またAI投信は長期保有することにも向いていないことも分かります。
流行の浮き沈み
AI関連企業は様々な将来性から注目を集め、結果、AI投信も大人気となっています。ただ、確かにそこに根拠はありますが、それでも期待値であることには変わりありません。
過去にもAIとは違った投信バブルがありました。その様子を調べてみて、AI投信の行く末を占ってみましょう。
そこで
しかし
こうしたIT関連投信の流行の浮き沈みの傾向は、昨今のAI投信を考える上での教訓になるでしょう。私たちは流行がいつか沈むと分かっていても、気軽な気持ちでAI投信に手を出してしまうことがあります。
でも忘れてはならないのは、流行の投信に手を出して失敗してしまうと、約80%も損をしてしまうということです。その損失額はもはや、あらゆる投資から手を引かざるをえない程の額になります。
AI投信は富裕層のプロ投資家向け
これまでAI投信の裏側を徹底調査してきました。もちろんAI投信には様々な期待ができます。しかしその反面、気軽に投資するには危険な側面もあると分かりました。そこでそれら全てを踏まえて、AI投信はどのような投資家向けなのかを考えてみましょう。
また流行に乗ってAI投信に手を出す危険性も忘れてはいけません。失敗すれば約80%も損をしてしまう可能性があります。ですからAI投信は、単に流行に乗る対象ではなく、あくまでも相場を熟知したプロ向けなのです。
つまりAI投信は富裕層のプロ投資家向けであって、初心者が流行りに乗じて気軽に購入する対象ではありませんでした。何も知らず、AI投信を企画する人々の口車に乗っていては、大変な目にあうでしょう。
今日はAI投信で本当に楽して資産を殖やせるかどうかを、徹底的に調べてみました。その結果、AI投信は信託手数料が高額で、失敗すると回復の見込みがない程の損失を負うリスクがあると分かったのです。
だからAI投信は基本的に、あくまで富裕層のプロ投資家向けの投信であります。もちろん、そのような方にとっては、楽して資産を殖やすことが出来る可能性は大きいでしょう。
けれども流行りに乗じて、何も調べずにAI投信に手を出してしまうと、様々なリスクを背負ってしまいます。いくらAI投信は将来性があると言われているからといって、この点は忘れてはいけないのです。
ですからAI投信を行う際は、様々リスクを調査し、自分の計画に合っているかどうかを確認することが大事になります。その結果、条件に合致するのでしたら、AI投信で楽して資産を殖やしていきましょう。