AI(人工知能)とファイナンス

金利低下を本気で悩む人に知って欲しい!AI投資信託 初級編

投資をはじめる人のイメージ

昭和の時代では銀行にお金を預けておくだけで、それなりに金利がついて貯金が10年で2倍などと言うときもありましたよね。それが今では超がつくほどの低金利時代。普通預金金利は0.001%などと言うのが当たり前で、物価上昇率よりも金利の方が安いのでは試算は減る一方ということにもなりかねません。

そこで多くの人が考えるのが資産運用ではないでしょうか。その中でも投資の初心者が一番始めやすいものが投資信託です。そして、AI(人工知能)関連の投資信託がとても高い人気を見せており、ホットワードの一つとなっています。投資の初心者にとって、何に投資をしたらいいのか全く分からない状態で始めるのは勇気がいることですし、不安が大きいでしょう。

最近ではAI(人工知能)を利用したサービスがどんどん誕生していますが、そのAI(人工知能)の波は投資信託の世界にも広がっています。初心者には難しい投資戦略をAI(人工知能)が代わりにやってくれる投資信託があったらどうでしょうか。今回はそんなAI(人工知能)を利用した投資信託について初心者でもできるものをご紹介していきます。

投資信託とは

投資初心者のイメージ

初級編ということで、まずは簡単に投資信託がどういうものかというところから解説していきます。投資信託とは、文字通り「投資を信用して託すこと」

自分で株式投資などを行う場合は、どの銘柄をどのくらい買うのかを株価を見ながら考えて決めていかなくてはならず、それなりの知識が必要となってきます。個人で情報を集めて判断するには時間も必要となってくるため難しい場合が多くなってくるでしょう。

そこで、投資信託はそのような面倒で難しい作業をプロに任せてしまおうというもの。細かな判断をする必要が無いのがメリットですが、プロに任せるので当然手数料が掛かるのがデメリットです。

また、銀行に預けておくと金利が少ない代わりに元本は保証されますが、投資信託の場合は増えるお金が多くなりますが元本割れの可能性もあります。

投資信託のプロであるファンドマネージャーは、分散投資をして大きな損を防ぐようにしてくれますので初心者でも始めやすいですが、元本よりも減る可能性が無いわけではないというのが大きなデメリットです。

そこで、手数料を少しでも減らすためにAI(人工知能)を利用した投資信託というのが最近では人気となってきています。

AI(人工知能)投資信託とは

AI投資のイメージ

AI(人工知能)やアルゴリズムを利用して便利になっている分野の一つが「FinTech」というものですが、金融「Finance」と科学技術「Technology」を掛け合わせた言葉でスマホやPCのテクノロジーを使った金融サービスのことを指します。特にその中でも注目を集めているのが、ロボアドバイザーによる分散投資サービス。

投資信託の場合、

人間のプロに任せる代わりにロボアドバイザーがアルゴリズムやAI(人工知能)によって投資信託の資産運用を行い、投資方針などに関するいくつかの質問に答えることで、AI(人工知能)が投資家の資産規模やリスク許容度を自動で判定して、投資アドバイスや実際の投資運用まで行うサービスができます。
大きく分けると、「アドバイス型」と「投資一任型」の2種類のロボアドバイザーがあります。

このロボアドバイザーを活用するメリットとして3つあります。一つ目は、少額からスタートをすることが可能で、1万円からスタートできるサービスが多く、中にはワンコイン(500円)からスタートできるという手軽なものまで登場。二つ目は、インターネットの環境さえあれば簡単に口座開設ができることで、早ければ2日程度で口座開設できるものまであります。三つ目は、今までは資産運用のプロが行っていたところをAI(人工知能)が自動で行ってくれるので、手数料も少なくリスクも長期的に見ると抑えられて忙しいときに毎日相場をチェックする必要が無いということ。

このように初心者でも始めやすい環境になっているのがAI(人工知能)を活用した投資信託で、それぞれロボアドバイザーによって特徴がありますので、「アドバイス型」と「投資一任型」分けていくつか例を挙げていきます。

投資運用を自動でおこなう「投資一任型」

投資を任せているイメージ

まず、日本で1番のユーザー数を誇る「ウェルスナビ」

最大の特徴は自動運用性の高さで、定期的に積立投資を行いたいときでも自動で積立を行う「自動積立機能」が付いています。世界の富裕層や機関投資家など一部の人間だけが享受してきた高度なアルゴリズムによる資産運用をAI(人工知能)によって手軽に利用することができ、投資家は入金を行うとそれ以降の投資運用をAI(人工知能)が自動で最適な形で行ってくれます。また、自動で税負担を最適化する機能として「DeTAX機能」を導入していることも特徴。ただし、最低投資金額を10万円に設定しているので、30代以上向けと言えます。

次にウェルスナビと同様の人気の「THEO」

機能面ではウェルスナビと同じような機能を提供していますが、金融商品の種類が豊富です。売買手数料、入出金手数料、為替手数料が全て0円で、最低投資金額が1万円に設定されているので初心者でも小額から始められる手軽さはお勧め。

アドバイスを受けながら運用をする「アドバイス型」

アドバイスを受けるイメージ

1つ目は、日本初のテーマ投資型オンライン証券サービスの「FOLIO」

投資家は、VR、ドローン、コスプレなどのテーマから好きなテーマを選んで投資をするだけで、運用中のリバランスや効果的な売却タイミングを知らせてくれるので、初心者でも安心。また、LINEペイとの提携もしていて、若年層の利用者も期待できます。

2つ目は、松井証券が運営する「投信工房」

投信工房はポートフォリオに関する良質な提案を無料で提供してもらえることが特徴です。さらに、最低投資金額が100円とハードルが低く、カスタマーサポートが充実しているため、困ったときでも安心して相談できるので、初めての方でも安心して始められます。

 

投資のイメージ

長引く不況の中、過去30年で最も残高を伸ばした投資用金融商品は投資信託でしょう。2015年国内の個人金融資産総額は1700兆円で世界2位となっていますが、その主なものは預貯金。しかし、定期預金利率が1%を超えることはもうこの先ないでしょう。そこで少しでも有利な金融商品を求めて投資信託に人気が集まってきています。

投資信託は、インターネットを利用することで簡単になり、最低投資金額が数千円、数百円という手軽さ、そして、投資のプロの代わりにAI(人工知能)が実際の投資信託までを行ってくれるという便利さで、初心者にも敷居がかなり低くなりました。

今まで投資などしたことがない方にとっては、投資信託というとリスクが大きくて怖いイメージがあるかもしれませんが、今は買い物のおつり程度から始めることができるようになってきています。これから投資の勉強をして情報も集めてなんて面倒なことはしたくないという方のために、AI(人工知能)が投資信託を丸ごと自動でやってくれたり、必要な情報を教えてくれたりするので、初めての方にも安心して投資をすることが可能となりました。ただし、たとえAI(人工知能)でも投資信託でマイナスにならないという保証はありません。そこは自己責任ですので、初心者の方はリスクの少ない金額から始めることをお勧めします。

参照元 急成長するAI投資!ロボアドバイザーによる少額からの投資サービス5選

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