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2025年まで待ちきれない!大阪万博×AIで予想される未来とは

2025年まで待ちきれない!大阪万博×AIで予想される未来とは

2025年の万博会場が大阪になったことは大きなニュースとなりましたよね!実際に大阪府内の18歳以上の大人を対象にした日本経済新聞の世論調査では、早くも75%以上の方が「大阪万博に行きたい」と回答しています。もちろん関西に住んでいる私も、実際に見に行きたい!と願っている一人です。(見に行くときはぼっちじゃないといいですが・・・いや、きっと一人でも見に行くでしょう。うん。)

妄想しているイメージ

大阪万博では開催テーマを「いのち輝く未来社会のデザイン」としており、医療・健康・スポーツ・娯楽などあらゆるジャンルでの未来像をイメージした展示として、AI(人工知能)やVR(仮想現実)を用いながら様々な最先端技術を披露する場となる予定です。

かつ、1970年の大阪万博はそれぞれの国が特色の濃い文化系の展示を行う「展示型」だったのに対し、2025年の大阪万博は来場者がAI(人工知能)やIoTなどの技術を体験できる「参加型」を目指しています。そうなると、私達のような一般市民でも技術に触れて、「あっ、すごい!」と驚くこともあるかもしれません。2025年にはどんな未来になっているのか、待ち遠しいでしょう。

そこで今回は「大阪万博においてAI(人工知能)をはじめとする最先端技術がどんな活躍をするのか」をこれまでの万博やあらゆる分野の最先端技術から予想しつつ、ご紹介していきます。

大阪万博を通して、AI(人工知能)がより身近な存在になる!

万博のイメージ

「万博って色んな国が展示するんでしょう?正直展示の内容とか見てもよくわからないわ・・・」って感じている方も多いかもしれません。しかし、これまでの万博における展示を見ていると、展示物がその後私達の身近な存在になっていることが多いのです。つまり、万博の展示に触っておけば、「あのときの展示はこれだったのか!」なんて驚くことがあるかもしれません。ということで、まずはこれまでの展示をおさらいしましょう。

1970年の大阪万博では以下のような展示がありました。

  • ファミリーレストラン
  • ワイヤレステレフォン(後の携帯電話)
  • 電気自動車
  • 動く歩道

これらで紹介された物は今や私達の身近な存在になっていますよね。街を歩けばサイゼリヤ、ジョナサンなどのファミリーで入れるレストランがあり、ほとんどの人が携帯電話を持っているでしょう。また、主に空港や東京・大阪等の駅・歩道にも動く歩道が設置されていますよね。

さらに万博で展示されたものが日常に広まった例はこれだけではありません。ここでこれまでの万博を振り返ってみましょう。

1853年のニューヨーク万博では「エレベーター」、2005年の愛知万博では私達の身近な存在となった「ICチップ入場券」「AED」などが登場しました。特にICチップの入場券はその後Suica・Pasmo・ICOCAなどとしてすっかり私達も利用する頻度が多くなりましたよね。
また、愛知万博の会場内には約100台ものAEDが設置され、実際に人命救助にも利用されたことから、爆発的にAEDを設置する場所が増えました。

ということは、2025年の大阪万博ではAI(人工知能)を活用した展示が行われる!とのことで、今後私達の生活によりAI(人工知能)が浸透していくに違いありません。

では、AI(人工知能)がどんな形で使われていくのか、次の項目から見ていきましょう。

キャラクターがAI(人工知能)化して実際に喋りだす?

キャラクターのイメージ

例えばかわいいキャラクターをアニメやゲームで声を聞いたり動いている姿を見ると、「実際に自分と喋ってみたい」・・・なんて想像しますよね。筆者はポケモン大好きで(小学生の頃ポケモン151匹集めたほど)、いつかピカチュウと話せるようにならないかなぁ、と願っていたものです。それが、もしかしたら大阪万博でAI(人工知能)をキャラクターに搭載することで実現するかもしれません。

これは現在計画中なのですが、10~20代前半の若者をターゲットにして大阪万博に関心を持ってもらうための試みとして、AI(人工知能)を搭載したキャラクターが来場者と話したり、会場を案内してくれます。つまりこれがもし実現できたら、日本生まれのキャラクターであるハローキティやドラえもん、マリオなどが実際に喋り出すだけでなく、あれこれ動き回ったりする・・・なんてこともあるかもしれません。

可愛いキャラクターがあれこれ話したり、一緒に大阪万博を回ることができたら、一気に大阪万博が楽しくなりますよね!特に子供には大喜びするでしょう。これももしかしたら今発売されているAI(人工知能)の入ったおもちゃのように、キャラクターにAI(人工知能)が入ったロボットが一般的に発売されるなんてこともあるかもしれません。

一方、もしかしたらロボットのような形がなくてもキャラクターと触れ合うことができるようになるかもしれません。次の項目ではAI(人工知能)だけでない、キャラクターとのふれあいについて、ご紹介いたします。

AR(拡張現実)・VR(仮想現実)を超えて新しくMR(複合現実)が誕生する!

VRのイメージ

「ポケモンGO」でスマホを持ちながらウロウロする姿を見かけたことがある人は多いですよね。ポケモンGOはAR(拡張現実)を使った代表例なのですが、大阪万博ではこれが更に進化しているかもしれません。

大阪万博では「空」(くう)と呼ばれる5ヶ所の大広場を作り、ここでAR(拡張現実)とVR(仮想現実)に加え、新たにMR(複合現実)の技術を利用した展示を行います。

【VR/AR/MRとは】

  • VR(仮想現実):コンピュータ上で現実に似た仮想世界を作り出し、あたかもそこにいるような感覚を体験できる技術のこと。あくまで仮想なので、現実世界とは切り離されている。
  • AR(拡張現実):現実世界にデジタル情報を与えて、CGなどの仮想現実を現実世界に反映する技術のこと。代表例としては「ポケモンGO」がある。
  • MR(複合現実):CGなどの仮想世界+現実世界の情報を組み合わる技術のこと。カメラやセンサーを使って仮想の物体に近づいたり、触れたりすることもできる。代表製品はMicrosoft社が発売するHorolens

また、大阪万博のプレゼンテーションのコンセプト映像では、来場者がAR(拡張現実)によってポケモンと実際に触れ合っている様子が映し出されました。この映像では来場者が目的に合わせた情報を選択しつつ、展示物についてポケモンがそれぞれ案内している仕組みです。これを発展させると、例えば会場内で子供が迷子になったときでも、ポケモンが親のところまで案内してくれる技術を開発しています。もしこれが実用化されたら、実に頼もしいですよね。

ちなみにMR(複合現実)の良いところは、同じMR(複合現実)空間を複数の人が同時に体験することができるところにあります。日本でもネクストスケープ株式会社がAI(人工知能)と対話しながらMR(複合現実)の空間で作業するシステムが開発しました。以下の動画で解説していますが、コピー機の詰まりの場所をAI(人工知能)が案内しつつ、MR(複合現実)を使って実際にコピー機を操作することができ、とてもわかりやすいでしょう。

大阪万博ではMR(複合現実)を利用し、近年では例えば日本と海外にいる人同士でも、MRの空間内を共有し、同じポケモン探しに出かけることができるのです。例えば「遠くだからなかなか行くことができない・・・」「家から出たくない」という方でも、もしかしたら大阪万博を楽しむことができるかもしれません。

もし実現すると、会場内にはポケモンと話すだけでなく触れ合うこともできるでしょう。「アニメで見たポケモン」が形と声を聴くことができる、というのはうれしいですよね!

長生きするヒントを得ることができる!

健康のイメージ

次に、我々一般の大人に向けた展示を予想してみましょう。大阪万博のサブテーマとして「多様で心身ともに健康な生き方」が挙げられています。そこで、大阪万博でも活用されるかもしれない最先端技術×健康・医療の最先端の技術をご紹介いたしましょう。

例えば何ヶ月も前から予約した夢の国、USJに行ったときに体調崩してしまってあまり楽しめなかった・・・という経験がある人もいますよね。大阪万博ではなんとIoTを使って来場者の体調を計測・分析してしまうのです。

またもしこれが実現したら、大阪万博の最中でも「体調大丈夫ですか?ベンチの位置はこちらです」と表示されたり、また夏場で熱中症が心配されるときでも「自動販売機・救護室はこちらです」と案内してくれて安心して大阪万博を楽しむことができるかもしれません。

もし大阪万博に行くことで来場者の食事や運動についてアドバイスを貰うことができるなら、そのアドバイスを今後の生活に役立てていけるでしょう。今から行くのが楽しみになりますよね。

 

以上、今回は「大阪万博においてAI(人工知能)をはじめとする最先端技術がどんな活躍をするのか」についてご紹介いたしました。

  • 今後私達の生活にAI(人工知能)が入るかも!ということを教えてくれる
  • キャラクターにAI(人工知能)が入って実際に喋ることができる!
  • MR(複合現実)が誕生する!
  • 長生きするヒントが得られる!

など、新しい技術を身近に感じることができるかもしれないことがわかりましたよね。

1970年に開催された万博とはガラッと雰囲気が変わり、どんな展示が行われるんだろう?と今からワクワクするでしょう。万博のあれこれを調べながら、何やらすごそうな予感がしてきました。詳細はまだこれから順次発表されて行きますが、今後どんな展示が行われるか、注目が高まります。

実際に1970年の大阪万博では展示に実際に触れて「展示が素晴らしくてこれを作りたいと思った」と大学教授になった人もいます。2025年の大阪万博を通して、AI(人工知能)を初めとしたあらゆる技術が私達の生活にも浸透したり、「僕も・私もAI(人工知能)を作れるようになりたい!」という人が増えていくかもしれません。

 

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