最近ではさまざまなプログラミング言語が手軽に利用できるようになりましたよね。しかし、それぞれのプログラミング言語には強みがある一方で弱みも持っています。ですから不便に感じることもあるでしょう。
実は今そんなプログラミング言語の中で、さまざまなプログラミング言語の強みを良いとこどりした「Julia」という言語が注目され始めているのです。
ちなみにこのJuliaという言語はプログラミング言語「C」の実行速度と、プログラミング言語「Python」のような汎用性などを併せ持つような言語として現在も開発が続けられています。
今回はこのJuliaという言語がどんなものであり、勉強しておくとどのようなメリットがあるのかや、また、このJuliaという言語を学んでいくために有用な書籍をさまざまな視点から紹介していきましょう。
そして、このJuliaという言語が将来どうなっていくのかについてやさらに、最後にはこのJuliaという言語を書籍以外に学ぶ方法についてもお伝えしていきます。ぜひ、Juliaという言語についてしっかりと理解し、みなさんもプログラミング言語「Julia」を扱ってみてください。
Juliaとはどんな言語?
それでは、Juliaという言語がどのようなものであるのかを簡単に説明していきます。
ちなみに現在広く利用されているプログラミング言語Pythonは1990年に誕生しており、Juliaという言語と比べると古い言語だといえます。
そして、このJuliaという言語がどのようなものかといえば、
これがどういうことなのかというと各言語にはそれぞれ以下のような強みがあります。
- Cには実行速度という強み
- Lispにはマクロという強み
- Rには統計処理という強み
- Pythonには汎用性という強み
あくまでもこれらは一例ですが、プログラミング言語にはそれぞれで上のような得意分野を持っているのです。
しかしこれらの強みをすべて持っているようなプログラミング言語というのはなく、利用する際には用途に合わせて使い分ける必要がありました。
実際に他の言語の強みを持つようになってきており、新しい言語としてJuliaは注目されてきています。
Juliaという言語がどのようなものであるのかについては以上です。つまり、Juliaという言語は生まれたばかりの言語であり、それまでの言語の強みを持っています。これを踏まえて以下ではJuliaという言語を勉強しておくメリットについてみていきましょう。
Juliaを勉強しておくメリット
このJuliaという言語を勉強しておくことには以下のようなメリットがあります。
他の言語の強みを持っている
こちらに関しては特に広く利用されているPythonと比較するのがわかりやすいでしょう。
このプログラミング言語Pythonは、上でも説明したようにプログラミングの教育から実際の開発まで広く利用されている、汎用性という強みをもった言語であります。ですが実行速度についてはC言語などに劣るなど弱みも持っているのです。
いかにこのJuliaという言語が高速であるのが理解できるでしょう。
ですから、このJuliaという言語を勉強しておけば、他の言語の強みを生かしながらプログラミングができます。
将来性がある
次に、Juliaという言語には他の言語と比較して将来性があります。
もちろん、これは上で触れたPythonなどの既存のプログラミング言語と比較して環境面で劣っていることを意味しています。ですが、一方で将来は現在利用されているどの言語よりも重要な位置を占めるようになるかもしれません。
こちらに関しては開発者の望んだような、あらゆる言語の強みを持ったJuliaがリリースされれば現実のものとなることでしょう。
以上がこのJuliaという言語を勉強しておくメリットについて。
それでは、これらを踏まえて次の章から、このJuliaという言語を学んでいくために有用な書籍をさまざまな視点から紹介していきます。
Juliaがどんな言語か詳しくわかる超初心者向け書籍2選
それでは、このプログラミング言語Juliaがどんな言語なのかが詳しくわかる超初心者向けの書籍を以下の2つ紹介していきます。
1から始めるJuliaプログラミング
ですのでとにかく初歩から説明されている超初心者向け書籍をお求めであれば、とりあえずこちらを選択するのがおすすめです。
Juliaプログラミングクックブック —言語仕様からデータ分析、機械学習、数値計算まで
以上がプログラミング言語Juliaとはどんな言語なのかが詳しくわかる超初心者向けの書籍になります。
やはり、まだプログラミング言語Juliaはそれほど広まっていないので、利用できるような入門書の数は少ないです。ですが、上にあげた2冊は有用な書籍であるのでぜひ参考にしてください。
Juliaでプログラミングをはじめる方におすすめの書籍3選
次に、プログラミング言語Juliaでプログラミングをはじめる方におすすめの書籍を以下の3つ紹介します。
1から始めるJuliaプログラミング
「1から始めるJuliaプログラミング」は先ほども紹介した書籍。
開発エンジニアにおくる次世代プログラミング言語Juliaのすすめ[導入/文法入門その1 編]
次に、「開発エンジニアにおくる次世代プログラミング言語Juliaのすすめ[導入/文法入門その1 編]」は、エンジニア向けにプログラミング言語Juliaを説明した書籍の一巻目です。
開発エンジニアにおくる次世代プログラミング言語Juliaのすすめ[文法入門その2 編]
さらに、「開発エンジニアにおくる次世代プログラミング言語Juliaのすすめ[文法入門その2 編]」は、「開発エンジニアにおくる次世代プログラミング言語Juliaのすすめ[導入/文法入門その1 編]」の続刊になります。
順序としては「1から始めるJuliaプログラミング」をしっかりと理解した上で「開発エンジニアにおくる次世代プログラミング言語Juliaのすすめ」の[導入/文法入門その1 編]と[文法入門その2 編]の書籍を読むようにして下さい。
JuliaでAI(人工知能)をつくる場合におすすめの書籍2選
それでは、プログラミング言語JuliaでAI(人工知能)をつくる場合におすすめの書籍を以下の2つ紹介していきます。
ITエンジニアのための機械学習理論入門
Juliaプログラミングクックブック —言語仕様からデータ分析、機械学習、数値計算まで
ちなみにこちらはプログラミング言語Juliaで説明されているので、上の書籍の内容を理解した上でこちらを利用して実践していくとよいでしょう。
以上がプログラミング言語JuliaでAI(人工知能)をつくる場合におすすめの書籍についてです。
プログラミング言語Juliaに関する書籍はそれほど出回っていないので、場合によっては他の言語の書籍から理論的な内容を理解していくのも有効。
それでは、次の章ではこのJuliaという言語どうなっていくのかについてお伝えしていきましょう。
Juliaは今後どうなっていくのか
これまで説明してきたようにこのJuliaという言語はまだ発展途上の言語です。代表的な言語からすればマイナーな存在であるいってもよいでしょう。
ですが、説明してきたようにプログラミング言語Juliaには他の言語の強みを持つというメリットがあります。また、開発陣は今後以下のようにJuliaの方向性を示しているのです。
機械学習で選ばれる言語を目指す
こちらに関しては現状ではPythonのライブラリの豊富さなどには明らかに勝てませんが、Pythonよりも実行速度や数学面で勝っているので将来は勝てる可能性があるのではないでしょうか。
もちろん、他にも次の覇権を握るかもしれない言語というのは存在しているので冷静にみていく必要はあります。ですが、これからより大きな注目を浴び、より機能面が向上していくのは間違いないことでしょう。
そのため、今プログラミング言語Juliaを学んでいくことは決して間違った選択ではないです。これを機会にプログラミング言語Juliaを学んでみてはどうでしょうか。
今回はJuliaについておすすめの書籍をご紹介しました。それでは最後にこのJuliaという言語を書籍以外に学ぶ方法についてもお伝えしていきます。
Juliaという言語は書籍以外にも学ぶ方法があります。それはネットのブログやサイトから学ぶ方法です。やはり注目され始めたばかりといってもそのようなサイトは探せば見つかります。
また、Juliaの公式サイトではjuliaを学べるコーナーも用意されており、動画やチュートリアルなどから学んでいくことが可能です。こちらは非常に充実しているので一度は訪れてみてください。以上のように書籍とネットこれらの両者を有効活用してプログラミング言語Juliaを学んでみましょう。そうすればきっとプログラミング言語Juliaを効率的に習得できます。
ぜひ、周りに先んじてこの将来性の高い言語を習得してください。Juliaは将来に役立つでしょう。