教育

開発したいものによって使い分け!プログラミング言語の種類まとめ

プログラミングのイメージ

これからの社会で生きていくうえで、学んでおいて絶対に損がないものの一つがプログラミングですよね。

IT技術が進歩していく中、業界ではエンジニアが常時不足しています。特にAI(人工知能)のエンジニアは世界的に見ても不足しており日本に関して言えば、アメリカや中国に比べ人材が不足しており、技術的にも大きな遅れを取っており、このような現状を解決するために2020年度から小学校でプログラミング学習が必須化。

ですが、大人でもプログラミング言語の種類は多すぎるし、何ができるかわからない方が多いのが現状です。事実、小学校で導入されるプログラミング学習の授業では言語に直接触れることは少なく、プログラミングの手法や考え方を身につけるといった感じ。

それを踏まえ今回は、プログラミング言語の種類についてはもちろんプログラミングの基礎知識や学習手順を簡単にお伝えしましょう。

まずは「プログラミング言語」とは

言語のイメージ

プログラミング言語の種類をお伝えする前に、そもそもプログラミング言語とはどのようなものなのかをお伝えします。

「プログラミングとは人間が意図した処理を行うようにコンピュータに指示を与える行為である。」

と解説されています。コンピュータは指示された通りのことしかできません。

コンピュータに対して「こうしてほしい」ということを正確に伝える手法がこのプログラミングというわけ。

しかし人にも得意不得意があるように、プログラミング言語にもそれぞれ特徴があります。例えば、野球の試合をするときにサッカーのトレーニングシューズを履いてプレイしませんよね。それと同じでプログラミング言語も種類が多く存在しており、適切な言語を選ぶ必要があるのです。

学習するプログラミング言語の種類選びには「平均年収の高さ」「シェアの高さ」「習得の難易度」「求人の多さ」といった観点から選ぶと良いでしょう。

後で記述しますが、JavaやPHP、Javascriptといったプログラミング言語がそれぞれ先ほどの観点に当てはまります。このように闇雲に手をつけるのではなくプログラミング言語の種類を理解し、用途にあった選び方をしましょう。

それでは次から具体的に、主なプログラミング言語をご紹介します。

Webを作りたいなら:HTML・CSS

HTMLCSSのイメージ

Webサイト制作に必須となるのがHTMLとCSSと呼ばれるプログラミング言語です。

近年ではWebサイトを簡単に作成できる「jimdo」などのサービスがあり、みなさん自身が大量にコードを書くことは少なくなってきましたが、要所要所でこのHTMLとCSSの知識が必要となってきます。

ではまずHTMLですが「Hyper Text Markup Language」の略でwebページを作成するのに最も基本的な言語の一つです。普段私たちがブラウザやsafariで見ているwebページのほとんどが、HTMLで作られています。主に文字の書式やページの構造に関わります。
次にCSSですが「Cascading Style Sheets」の略でWebページの「スタイル」を指定するための言語。HTMLで書かれたWebページにスタイルを適用するのがこのCSSです。

ですので、CSSはHTMLと組み合わせて利用するのが一般的でしょう。

これらHTML、CSSはWeb開発に欠かせないためシェアも高く、JavaScriptについでHTMLが2位(68.5%)、CSSが3位(65.1%)という結果が出ています(参照:スタックオーバーフロー)。しかし、扱える人が多いため求人は多くはありません。その分習得難易度も低いため、プログラミング初心者にはオススメできる言語です。

このようにプログラミング言語は種類ごとの適性を理解するのはもちろん、組み合わせて使用することで価値を発揮するものも多いのでよく覚えておいてください。

動きがあるサイトを作りたいなら:Javascript

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Webコンテンツの様々な部分で活用されるのが「JavaScript」です。名前が「Java」というプログラミング言語と似ていますが、実際は何も関係がありません。

JavaScriptが開発された当時、Javaが流行っていたから似たような名前をつけたと言われています。初めてプログラミングに興味を持った人を混同させるのがこいつです(笑)

このJavaScriptは表面的な機能だけでなくバックサイドでもよく使用されているためとても高いシェア率を誇っています(69.8%と全体で1位) 。これには、webサイトに導入する際にHTMLを使用するよりも効率が良いのが影響しており、さらに求人もJava、PHPに次いで3位です。世の中でも必要とされているということでしょう。

一般的な利用場面としては、Google.comのページをロードするときにテキストカーソルを検索ボックスに自動で出現させたりと動きをもたらす際によく利用されます。

アプリを作りたいなら:Java

javaのイメージ

今現在のプログラミング言語の中で最も有名で、世界で最も利用されているのがこのJava。なんといってもこのJavaは数あるプログラミング言語の種類の中でダントツの汎用性を誇っています。

OSに依存せず汎用的でアプリ制作や業務用ソフトウェアの開発も可能であり、企業でもよく利用されています。どんな環境でも動くというのはとても大切なことですよね。

開発にはJDK(Java Development Kit)を使用し、Javaの公式サイトでダウンロードできます。開発環境もこれに統一することで汎用性を高めることができるでしょう。そして、よく利用される理由として、現在のプログラミングの主流である「オブジェクト指向」の形式を取っているため、プログラムの管理を細かく行うことができるので、複数人で同じものを開発するときの作業効率がアップ。

また求人の多さ、そして日本のIT企業でも多く使われる傾向があり、大規模システムに置ける開発やAndroidの開発でも使用するために高いシェアになっているそうです。

初心者の方はクラスやインスタンスといった点で苦戦することが多いでしょうが、ネットにたくさん情報もあるので他のプログラミング言語に比べ学習は容易。要約すると、難易度は低くはありませんが、情報はたくさんネットや書籍にありますし、需要も高いので初めて学ぶプログラミング言語にはオススメです。

AI(人工知能)・機械学習をやりたいなら:Python

pythonのイメージ

最後は、近年注目されているグログラミング言語である「Python」についてお伝えしましょう。

Pythonは比較的新しいプログラミング言語で今話題のAI(人工知能)やWeb開発、さらには教育の分野で広い分野で使われています。
理由としては少ないコード量で簡単にプログラムが書ける点や、コードが読みやすいといった点が挙げられるでしょう。

ですからAI(人工知能)について勉強したいという方には、数あるプログラミング言語の種類の中でダントツでおすすめできます。

 

プログラミングのイメージ

今回はプログラミング言語についてお話しました。

  • プログラミング言語の種類はたくさんある
  • HTMLとCSSはワンセットで学ぶ必要がある
  • 動きのあるサイトならJavascript
  • 日本で最も使われているといっても過言でないのがJava
  • 短いコードで書くことができ、AI(人工知能)に触れたいのならPython

ここまでお伝えしたようにプログラミング言語の種類は豊富でそれぞれ特徴があります。それを踏まえて今後の学習に今日の内容を活用していただければ幸いです。

どの言語を選択するのか選び方は様々で、まずは自分自身の目標をどこに置くかが重要なポイントになるでしょう。今はネットの時代ですので少しでも疑問を持ったことや躓いたことは調べてみてください。自分で調べて独学することが苦手な方はスクールに通うことも候補にしてみても良いかもしれません。

ぜひ自分に合った形でプログラミング言語を学んでみましょう。

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