AI(人工知能)とファイナンス

最近よく聞くロボ貯蓄、メリットデメリットをわかりやすく解説します

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近年、金融庁が発表した将来年金を納めていても2000万円が不足する問題などが記憶に新しいですよね。そのため将来に向けてあらかじめ毎月つみたて貯蓄を行う制度が認知、充実してきています。

ロボ貯蓄もその制度の一つ。このロボ貯蓄とは、スマートフォン向けの投資サービスで有名なOneTapBUY(ワンタップバイ)が運営するつみたて貯蓄のことを指します。

初心者でも簡単に始めることのできる株式投資サービスとなっており、スマホひとつで口座開設から入金、株取引までなんでも行うことができるのです。

そこで今回は、この今後注目のロボ貯蓄の解説や、メリットデメリット、気になる手数料や評価などをご紹介していきます。現在始めようか迷っている方はこの記事を参考に検討してみましょう。

知っているようで知らないロボ貯蓄とは何か

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まずはロボ貯蓄とは何かご紹介いたします。

ロボ貯蓄とは、スマホ画面上でボタンを押すだけで自動的に入金や株取引を行ってくれるサービス。スマホ上ですべて完結することから、手軽に貯蓄を始めることができます。

つみたてロボ貯蓄

また、投資に慣れていない初心者向けでもあるロボ貯蓄は、少額で短期間から始めることが可能です。コースは2つに分かれていて、定期的に定額の株式を購入して運用する「積み株コース」と、比較的ハイリスクハイリターンな商品を中心に投資を行う「高分配・高配当コース」があります。

それでは以下でそれぞれのコースについてご紹介しましょう。

  • 1.積み株コース

定期的に定額の株式を購入して運用するコース。金額は最低1000円から購入することができます。また銘柄は米国株式が中心となっていて30銘柄以上。一部銘柄を紹介するとApple,Amazon.com,コカ・コーラ,Facebook,ナイキ,コストコetcです。このように世界に名を連ねる企業たちに投資することができます。

積立投資方式は、毎月一定の金額で積立投資(ドル・コスト平均法)を行っていき、そのため株価が安い時に多く株を購入、株価が高い時に少ない株を購入します。そのため株を一定数購入する方式よりも平均株購入額を下げることができます。

また積立額や銘柄はいつでも変更可能です。そのため余裕があるときに多く積立て、余裕がない時には積立を減らすこともできます。複数銘柄に分散も可能。

  • 2.高分配・高配当コース

高分配・高配当コースでは、アメリカの株式市場に上場しているETFやBDCの高分配、高配当の銘柄について定期定額購入を行うことができます。

銘柄数はBDC2銘柄、ETF5銘柄の計7銘柄。BDCとは、中堅企業や新興企業に投資するのが中心で、ETFとは金融商品取引所に上場している企業に投資することが中心です。

購入金額は3万円以上の1万円単位となっています。そしれ購入は毎月だけでなく毎週や毎年など、ある程度自由に設定することが可能です。

厳選された銘柄で平均5%以上の利回りが見込めるので、しっかりと積立を行うことができます。

ロボ貯蓄を行うメリットデメリット

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次にロボ貯蓄を行うメリットデメリットをご紹介いたしましょう。

スマホで簡単操作で投資が可能なロボ貯蓄ですが、もちろんデメリットも存在します。始める前に要チェック。

メリット

  • 1.定額積立である点

先ほども簡単に紹介いたしましたが、ロボ貯蓄では定額積立(ドル・コスト平均法)を採用しています。そのため平均購入株価を安く済ませることが可能です。少額で始められる点と相まって、投資初心者でも積立をしやすいことが第一のメリット。

  • 2.世界的大企業に投資ができる

ロボ貯蓄は、現在世界をけん引しているようなアメリカの大企業に投資が可能です。通常株は一株単位では購入できないので投資を開始するのに100万円単位の投資金が必要となりますが、ロボ貯蓄では1000円から投資を行うことができます。それで利益がでれば受け取ることができるので、投資を初めて行う人も楽しく投資することができますよね。

デメリット

  • 1.元本を保証するわけではない

このロボ貯蓄は貯蓄という名前ではありますが、元本保証型の投資ではありません。そのため場合によって損してしまいます。投資先は厳選された銘柄のみであるとはいえ、可能性はゼロではありません。そのためこのリスクを承知の上でロボ貯蓄を行わなくてはなりません。

しかし投資を行う上で元本保証の利回りは1%を超えるものはありません。投資にはリスクがつきもの。一方で自分自身の資産を増加させたいのであれば元本保証でないものを選択するのがベターでしょう。

  • 2.全て自動化しているわけではない

そして、ロボ貯蓄は売買に関しては自動的に取引してくれます。しかし銘柄は自分で選択しなければなりません。そのためスマホ放置で全て運用できるというわけではなりませんので注意してください。

一目でわかるロボ貯蓄の手数料一覧

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次にロボ貯蓄の気になる手数料についてご紹介します。

投資活動するうえでチェックが欠かせないものの一つに手数料がありますよね。そしてロボ貯蓄ではどのくらいの手数料がかかるのでしょうか。

商品を積立するときの手数料はかかりません。しかし円⇔米ドルの為替手数料は発生してしまいます。その手数料は1米ドル当たり1円が発生。
またスプレッド(売値と買値の差をあらわします。例えば110.00円~110.03円とある場合、売値が110.00円で買値が110.03円です。スプレッドが狭いほど有利です。)は、アメリカ現地時間9:00~16:00の間は基準価格の0.5%でそれ以外の時間は0.7%です。

ぶっちゃけどうなの?ロボ貯蓄の評価を集めてみました。

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ここまではロボ貯蓄の基本的な性質をみてきました。それではロボ貯蓄を理解したところで実際に使っている人の評価をまとめをみていきましょう。

1000円から投資することができるので手軽に始めることができる

この評価がかなり多く見ることができました。まとまった資金がないと投資活動ができないイメージがありますが、ロボ貯蓄では最低1000円から購入することが可能。また購入周期も毎月だけでなくさまざまな期間から選ぶことができる点も無理なく始められるという点がメリットです。

もう少し選べる銘柄を増やしてほしい

ロボ貯蓄では投資できる先が限られています。そのため自分の好きな銘柄が見つからない可能性が存在するのですが、一方で厳選された安全な銘柄のみロボ貯蓄では取り扱っていますので投資先は少なくてもしっかりとした運用は十分可能です。

スマホ一つの簡単操作で利回り投資ができる

操作がとても簡単で、スマホ一つでどこでも投資活動を行うことができます。そのため投資活動を楽しく、長く続けることは利点でしょう。それにより貯蓄も可能になります。

 

貯蓄のイメージ

今回は今話題のロボ貯蓄について紹介していきました。

ロボ貯蓄はスマホ一つで投資をすることができます。また最低価格1000円から投資可能ですので初心者にとても向いている投資です。またアメリカの有名企業の株も購入可能。

ロボ貯蓄とは言っても、全てロボが判断して投資するわけではなく、投資先を選択しなくてはなりません。またロボ貯蓄は元本保証型ではないため、損が出る可能性があることに注意してほしいです。

しかしロボ貯蓄は資金運用期間に制限はありませんので、いつでも中止、再開が可能です。そのため気軽に始めることができます。また、金額や投資感覚も自分で設定することができますので、自分のペースで投資できますよね。

今、将来の年金問題などを考えると、資産運用は欠かせません。ですから、老後に備えるには今から始めて早すぎることはないでしょう。老後にゆとりのある生活を送るためにも、資産運用方法の一つとしてロボ貯蓄を始めて、明るい未来にできるといいですよね。

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