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これぞ究極の働き方改革!AIが居眠り社員を起こす時代

AIが寝ている社員を起こす

みなさん、毎日のお勤めご苦労様です。「週末まであと何日」とカウントダウンしながら、日々の業務に励んでいる読者の方も多いのではないでしょうか。

いきなりですが、ここで質問です。今まで仕事中に睡魔に襲われた方はいらっしゃいますか?さらに、その時あなたは睡魔に勝ちましたか?負けちゃいましたか?そして、睡魔に襲われた時の今までのあなたの勝率は何割ですか?

「勝率8割以上!」
「辛うじて勝ち越しかな」
「いやいや、もう全敗…」

このように、勝率にかかわらず、ほとんどの人が仕事中に睡魔に襲われた経験があると言えますが、おそらく、全勝した人はほぼ皆無ではないでしょうか。

つまり、仕事をしている限り、眠りの世界に引き込まれるのは労働者の宿命なのです。しかし、こんな状況の中、AI(人工知能)が居眠りをしている社員を起こすという情報を入手いたしました。

これまで、強力な睡魔と戦いながら業務をこなしてきた方、そして、仕事中に居眠りばかりしている部下に悩んできた上司の方々には朗報です。

これぞ働き方改革!、どのようにしてAI(人工知能)が眠りの世界に迷い込んだ社員を奪還するのか、このあと詳しく解説いたします。

まずは睡魔について知る

まずは、業務中に襲ってくる恐るべき睡魔について、レベル別に解説しましょう。

  • 睡魔レベル1

これはお馴染み、昼食後の睡魔のことです。食事を摂ると消化のために血液が胃の方に集まり、その反動で脳に血液が回らなくなり、眠くなるというのは良く知られたことです。

この場合、食後に15分程度仮眠をとるとスッキリすると言われています。スペインでは食後に昼寝をする習慣があり、シエスタと言われております。近頃は日本でも15分ほど仮眠をとるパワーナップと呼ばれる仮眠法が有名になってきています。

  • 睡魔レベル2

このレベルは仮眠ではカバーできない睡魔で、原因は前の日に遅くまで飲みすぎたのか、ゲームにハマったのかは不明ですが、単なる寝不足でしょう。

この場合、とにかく1日を乗り切ることです。場合によっては仮眠が症状を和らげることもありますが、根本的に睡眠時間が不足しているので、とにかくその日の業務終了まで、時が過ぎるのをひたすら待つしかないでしょう。

  • 睡魔レベル3

あなたの職場に、いつも寝ている人いませんか?ここまでくるとかなりの重症です。体内時計が狂い、業務時間中に睡眠をとるようになってしまっている可能性が大きいため、生活習慣から改善する必要がありそうです。ここでは詳しく触れませんが、睡眠外来にいくことをおススメします。

ここまでは睡魔レベルの解説をしてきましたが、この後はAI(人工知能)が寝ている社員を起こす仕組みについて解説します。果たしてどのレベルまで対応できるのでしょうか。

もう睡魔には勝てない

AIがウトウト社員を起こす仕組み

最初に、AI(人工知能)が居眠りしている社員を起こす仕組みの誕生について解説いたします。

2018年7月、NECダイキン工業が共同でオフィスの居眠りを防ぐシステムを開発すると発表いたしました。このシステムは両社それぞれの強みを生かしており、NECが持つ画像解析技術ダイキン工業が持つ空調技術をそれぞれ開発に生かしています。

では、AI(人工知能)が居眠りしている社員を起こすシステムの動きについて、順を追って解説いたします。

まずは、業務用パソコンの画面にカメラを取り付け、社員の顔が映るようにします。このカメラが社員のまぶたの動きを追いかけます

NECの顔認証技術は、まぶたの位置を特定し、まぶたの動きを取得します。ここでAI(人工知能)が社員のまぶたの動きを解析するのです。

次に、AI(人工知能)は社員のまぶたの動きを常に監視し、動き方に変化があれば、眠気があると判断します。そして、空調を管理するシステムに連絡をします。

そこで、連絡を受けた空調管理システムは、その部屋のエアコンの温度を一時的に下げて、目覚めを促します。つまり、冷気をかけてその社員を起こすのです。

ここで、冷気のかけ方にも一工夫があります。居眠りしている社員だけに冷気がかかるようになっているのです。

AI(人工知能)からもらった社員の情報を元に、エアコンの吹き出し口の場所を割り出し、その吹き出し口から、数度低い温度の空気を、ピンポイントで寝ている社員に対してのみ流すのです。なんと愛情のある起こし方でしょう。

いかがでしょうか?このようにAI(人工知能)が社員のまぶたの動きを見て、優しく、そして丁寧に起こしてくれるのです。おそらく、睡魔レベル1程度であればかなりの効果は期待できそうですよね。

特に、居眠り部下にお困りの上司の方々、これなら毎日部下の居眠りにカリカリすることなく、自分の業務に集中できるのではないでしょうか。そして、業務の生産性も向上し、まさに働き方改革と言えるでしょう。

冷たい風が社員を起こします

今回は、AI(人工知能)が居眠り社員を起こすと題して、働き方改革につながるシステムについて解説いたしました。AI(人工知能)がウトウトしている社員を見つけ出し、その社員だけに冷たい冷気を送って、そっと起こしてあげる、ちょっとした優しさすら感じますよね。

この画期的なシステムがあれば、時間を効率的に使うことができ、企業の生産性が上がること間違いナシです!まさに、AI(人工知能)が社員の働き方改革を後押ししてくれていると言えるでしょう。

ん?
何か、気になりますか?
うちの会社にも導入されるの?」「AIに監視されるのか…」と、戦々恐々としている方の意見が聞こえてきそうですね。

確かにこれまでは、AI(人工知能)と言えば、社員の助けになるような動きを期待されていたのですが、逆に、AI(人工知能)が社員を監視するようになると、状況がかなり変わってきます。正直言って、AI(人工知能)に管理される側になるのって、ちょっと不安ですよね。

でも、ご安心ください。このシステムは2020年に実用化される見込みで、現在は実証実験を重ね、より確実な監視と、より快適なお目覚めをテストしている段階です。

この(恐ろしくも?)画期的なシステムの誕生までにはまだ時間があります!それまでの間、みなさんの生活習慣の改善に取り組んでみてはいかがでしょうか?あなた自身の改善によって、もしかしたらAI(人工知能)が良い仕事仲間になるかもしれませんよ。

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