最近ますます人工知能(AI)が発達し、私たちの身の回りにも人工知能(AI)を搭載した家電などが増えてきましたよね。人工知能(AI)が発達する一方、自分の仕事も人工知能(AI)に取って代わられるのではと心配した人もいるでしょう。
今自分が誇りをもってやっている仕事が、人工知能(AI)に取られてしまうと思ったらとても怖いし、何といっても悔しいですよね!
確かに現在あるさまざまな仕事は、人工知能(AI)に置き換えられるものがたくさんありますが、もちろん代替が不可能なものもあります。自分の仕事を人工知能(AI)に奪われないようにするには、どのようなスキルが必要なのか気になりますよね。
そこでこの記事では、人工知能(AI)が得意なことを見ていきながら、どんな仕事術を身につけたら人工知能(AI)時代になっても生き残れるのかをお伝えします。
人工知能(AI)と同じ土俵で戦っても消耗するだけですから、まずは人工知能(AI)が得意なことを見ていきましょう。
同じ土俵には乗るな!人工知能(AI)が得意な仕事
パソコン内で完結すること
基本的には人工知能(AI)には体がありませんから、現実社会に手を出して、ちょこまかと掃除や洗濯はできませんよね。しかし、パソコン内で完結することは、人工知能(AI)が得意としています。
例えば、経理の仕事はパソコン内で完結することが多く、大半は人工知能(AI)への代替が可能です。
私も前職は経理事務なんですが、手書きの台帳からエクセル、経理ソフトへと移行していくのを目の当たりにしていました。どんどん便利になっていく一方、あれ?私って必要??と思ってしまったこともあります(笑)
ですので、パソコン内で完結してしまうことは今後人工知能(AI)に代替される可能性が高いため、あなたが経理部で計算機をたたく速さを極めようとしたら、おすすめはできません。
簡単な受け答え、誘導など
会社やホテルの受付、電話でのカスタマーサービスなどは、ユーザーからの質問内容が限られている場合が多く、人工知能(AI)に代替が可能です。
ホテルの受付業務のうち、部屋の案内や会計などは、ユーザーの名前を聞き、部屋の番号や精算額を告げるだけですので、誰が行っても同じ結果になりますよね。
とはいえ、先ほどのような最低限の対応は人工知能(AI)に代替されてしまいます。
高級旅館などは人間が受付をして、安価なビジネスホテルは人工知能(AI)が対応、というように、二極化しそうですよね。私は、たまの旅行は高級旅館でその土地柄を味わって、出張や何度も訪れている場所はビジネスホテルというように、使い分けをしたいです。
データの分析や解析など
「人間VS人工知能」の囲碁対決はずっと人間が勝ち続け、この先も人工知能(AI)が勝つのは難しいだろうと思われていましたが、ついに人間が人工知能(AI)に負けてしまいました。
人工知能(AI)は膨大なデータを蓄積し、それを分析、解析することが得意です。囲碁はもちろんのこと、医療の場ですらその才能の利用は始まっています。
さて、人工知能(AI)が得意なことを見ていきましたが、これらを踏まえたうえで、私たちが身につけるべき仕事術とはどんなものがあるのかを見ていきましょう。
人工知能(AI)に負けないために、こんな仕事術を身につけたい!
クリエイティブな仕事以外でも、「創造性」を発揮する
人工知能(AI)が最も苦手としているのは、クリエイティブな仕事です。かといって、今から絵を習ったりダンスを始めたりしても、それを生業とできる人はほんの一握りだし、自分にはクリエイティブな才能はないから到底無理だと思った方もいるかもしれませんが、安心してください。
ここでご紹介する創造性は、なにも芸術方面だけではありません。例えば営業の仕事も、非常にクリエイティブな仕事と言えます。
顧客に対して営業メールを一斉送信するだけでしたら人工知能(AI)に任せてしまえますが、人間の心を動かすのは人間にしかできません。
そのため、もしあなたが営業や接客など、人に何かを売り込む仕事をしているのでしたら、相手の心を動かすスキルを磨きましょう。
知識を活かした周りとのコミュニケーションをとるようにする
知識の量だけでしたら、ほぼ無限に知識を蓄積でき、すぐに引き出しから取り出せる人工知能(AI)に、私たちはかないませんよね。
冒頭でご紹介したオズボーン氏が「なくなる仕事」として挙げたものの一つに、パラリーガル(弁護士の助手)があります。
パラリーガルの仕事を見てみると、なるほどたくさんの知識が必要ですから、人間というよりは人工知能(AI)のほうが得意かもしれない仕事です。しかしパラリーガルに必要なのは、知識だけでしょうか。そうではありませんよね。
気難しい弁護士と、法律に明るくないクライアントの間に入り、他のチームや事務員などと連携を図り、正確な書類を手早く作成し、自身の知識を常に研鑽、アップデートするのが、パラリーガルの仕事です。これらは決して人工知能(AI)では真似できません。
知識だけではなく、周りとのコミュニケーションを取り、ときにはチームを率いるリーダーシップ、ときにはそっと補佐する能力を磨けば、人工知能(AI)に負けない存在感を放てそうですよね。
私がしていた経理事務の仕事のうち、いくつかは自動化が可能です。でも他に私がやっていた、不在の営業に代わって納期の受け答えや素材の説明、営業部や製造部、幹部とのコミュニケーション、来客対応やゴミ出しなどの庶務は、人工知能(AI)に負けないはず!
人工知能(AI)の開発をする
人工知能(AI)の開発は、今のところ人工知能(AI)ではおこなえないため、必ず人間が開発する必要があります。この仕事はなくなるばかりか、人工知能(AI)の需要が増えれば増えるほど、必要とされる仕事です。
もしあなたがすでにプログラミングなどのソフトウェア開発、人工知能(AI)を搭載するハードウェア開発に関わる仕事をしているなら、より一層そのスキルを伸ばしましょう。
人工知能(AI)と人間の混在チームのリーダーをやる
先ほど紹介した人工知能(AI)の開発が難しい場合は、人工知能(AI)と人間の架け橋がおすすめです。人工知能(AI)の特性を知っていれば、そのプロジェクトに必要な工程のうち、人工知能(AI)が得意なもの、人間にやってもらったほうがいいものを割り振って、プロジェクトを成功に導くのがチームリーダーです。
そういった人たちに同じ方向を向かせてプロジェクトを成功させるには、コミュニケーション能力が欠かせません。リーダーシップはもちろんのこと、コミュニケーション能力を磨いて、きたる人工知能(AI)時代に備えましょう。
さて、人工知能(AI)の時代が到来しても、それらに負けない仕事術についてお伝えしました。
人工知能(AI)が得意なことは、パソコン内で完結することや、誰がおこなっても同じ結果になる簡単な応答、データの分析などでした。同じ土俵で戦っても私たちは人工知能(AI)には勝てませんから、他のところで勝負を仕掛ける必要がありましたよね。
そこで必要なスキルを挙げると、
- 創造性
- 知識を活かしたコミュニケーション
- 人工知能(AI)の開発
- 人工知能(AI)と人間の両方を率いるリーダーシップ
でした。
どのスキルにも、「コミュニケーション能力」が一つのキーワードとなります。知識やデータの解析、ルーティン作業などは、それらが得意な人工知能(AI)に任せて、私たちは私たちにしかできない仕事、人とのコミュニケーションを大切にすることで、人工知能(AI)より存在感を示すことができますよね!
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