AI(人工知能)と健康管理

これで安心!AI(人工知能)がこっそり教えてくれる、あなたの口臭リスク

爽やかなブレス

今回は、みなさんが多少なりとも意識をしている口臭のお話です。人の匂いが気になることはしばしばありますが、自分の匂いは、自分ではなかなか分からず、とても不安になるときがありますよね。

例えば、仕事場で同僚と打ち合わせをしているシーンを想定してください。同僚が鼻に手を当てながらあなたの話を聞いていたら…、あなたなどう感じますか?

え、もしかして…。

自分の口臭は自分では分かりにくいものなので、なんだかとても自信がなくなってきます。さらに事を厄介にしているのが、行動心理学的に、鼻を手で押さえながら話を聞く人の割合は意外に多いということです。実は、動揺照れ緊張など、感情面で動きがあった時に、人間は本質的に多くの神経が集中している鼻に手を当てるそうです。

匂いなのか、君のメンタルの問題なのか、どっちなんだい!?」と叫びたくなりますよね。こんなややこしい状況の中、ますます自信がなくなってしまいます。

そこで、そんなややこしいお悩みを解決すべく、AI(人工知能)が誰もが気にしている自分の口臭のリスクについて、こっそりと教えてくれる、という情報を入手いたしました。

なんと素晴らしいことではありませんか、ついにAI(人工知能)は匂いの分野にまで活躍の場を伸ばしてきているのですね。それでは早速、AI(人工知能)があなたの口臭リスクを分析して、こっそり教えてくれる仕組みについて解説いたしましょう。

レトリバーの吐息

口臭にも種類がある

いきなりですが、現代はハラスメント社会です。口臭が引き起こすとされているスメルハラスメントスメハラ)は、セクハラパワハラに並ぶハラスメントのトップグループに位置しており、訴訟社会が進んでいる海外では上司のスメハラが原因で退職を余儀なくされた社員が、その上司を訴えるといった例も見受けられます。

また、スメハラにならないまでも、接客業営業職の方にとっては、口臭を含めた身だしなみは直接自分の業績に影響するため気を使いたいものですよね。できるものなら自力で解決したいと思うのが心情、でもはたして、この厄介な口臭の対策方法はあるのでしょうか?そのためにまず、口臭について詳しく見てみましょう。

口臭の種類と原因

ここで、口臭の種類と原因についてのまとめをご紹介します。口臭にも意外と色々な種類があることがお分かりいただけることでしょう。

  1. 外因的口臭
    ニンニク、アルコールなどが原因
    一時的なものでで本来の口臭ではありません。大切な用事がある前は食べるものに気を使いましょう。
  2. 病的口臭
    口腔由来によるもの
    歯周病や進行したむし歯、ドライマウス、その他の疾患などによるもの歯医者などの医療機関に行ってしっかりと治療してください。
  3. 生理的口臭
    口腔内の不潔
    起床直後、空腹時、緊張時などの唾液分泌の減少
    舌苔(ぜったい)
今回のポイント

AIが舌苔を分析して、口臭リスクをチェックします。

舌苔(ぜったい)とは、コケのように舌の表面に付着する汚れの事を言い、口の中の粘膜からはがれた細胞(アカ)や食べカス、口の中の細菌や老廃物がたまったものです。

まず、舌苔がたまること自体は、普通の生理現象なので心配することはありません。気になる方は、鏡でアッカンベーをして、自分の舌を見てみてください。舌先1センチぐらいのところから奥に行くにつれてうすく白い舌苔が付着している場合があり、それが舌苔です。

このとき、舌苔がうっすらと白くなっている程度であれば、口臭の原因にはなりませんので、そんなに過敏になる必要はありません。歯磨きをするタイミングで、優しく舌苔をかき出してあげれば十分に口臭を防ぐことができます。

しかし、舌苔を放置すると、もともと人間の口の中にいる細菌がこれらの舌苔に含まれる物質を分解し始めます。最近が物質を分解した時にガスを出し、これが口臭の原因となるのです。

トラの吐息

AIが口臭リスクを分析する取り組み

今までご紹介した通り、舌苔(ぜったい)は適正なケアができれば、大きな問題にはなりません。しかし、ついついケアがおろそかになってしまったり、ケアの仕方自体が間違っているため、舌苔がたまり、口臭の原因となってしまうことがあるのです。

ここで、ハミガキで有名なライオン株式会社が、この厄介な口臭と戦うために立ち上がり、誰でも簡単に自分の口臭をチェックできるような取り組みを開始しました。

本来、口臭をチェックするには、専用の口臭チェッカーが必要ですが、口臭チェッカーなんて普段見かけることもありませんし、高価で簡単に購入する訳にもいきません。これでは、誰でも簡単に自分の口臭をチェックすることはできません。そこで、誰もが簡単に口臭をチェックするためには、誰もが持っているスマートフォン(スマホ)を使うしかありません。しかし、スマホにはGPSや加速度センサーなど多くのセンサーがついていますが、さすがに匂いを感じるセンサーはどのスマホにも搭載していません。

そこで、ライオンが着目したのが舌の画像でした。なぜなら、歯科分野での研究から、舌苔量と口臭濃度に関係性がある、という研究結果を持っていたからです。つまり、スマホのカメラで自分の舌を撮影し、舌苔量を読み取ることができれば、口臭リスクをはじき出せるという道を見つけ出したのです。

ここまで来れば、AI(人工知能)の出番です。いくつもの舌の画像をPhotoshopで読み込み、カラーピッカーで舌苔の色を調べたデータを蓄積します。すると次第に、AI(人工知能)は形や色のパターンから、どのくらい口臭リスクがあるかを推定できるようになりました。

先ほどご説明した通り、生まれたての白っぽい舌苔よりも、細菌に分解されて変色した舌苔の方が口臭リスクが高くなります。そしてAI(人工知能)は、この色の変化を確実に読み取り口臭リスクを割り出すことに成功したのです。

これでにおいレス

今回は、AI(人工知能)がこっそり教えてくれる、あなたの口臭リスクと題して、AI(人工知能)が舌苔(ぜったい)の画像を分析して口臭のリスクを分析してくれる技術についてご紹介いたしました。これからは、誰でも簡単に口臭チェックをすることができ、重要な商談や大切な人とのデートの前に、スマホを使って気軽に口臭チェックをすることができるのです。

そして今後は、ライオンがこの技術を使った口臭ケアサポートアプリを展開する準備をしており、スマホで気軽に口臭チェックをすることができる日が確実に近づいています。さすがはAI(人工知能)、舌の画像を見ただけで口臭リスクを割り出してくれて、私たちに安心や自信、そして、幸せを与えてくれますよね。今後もAI(人工知能)の活躍に期待しましょう。

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