AI(人工知能)とファイナンス

AIを使ったビットコインのトレード必勝パターン

AIを使ったビットコインのトレード必勝パターン

2018年もビットコインや仮想通貨が暴騰、暴落と話題になっています。これだけ乱高下していると、なんとかうまく予想して儲けることはできないかと考えてみたりしますよね。

ビットコインや仮想通貨などの投資では「需要と供給」を冷静に見極めることが重要ですが、実際にトレードすると感情が入ってしまいがちです。また専門家のように豊富な知識があるわけでもないし、時間もないと言う方も多いでしょう。

そこで今回はAI(人工知能)によるビットコインの予想についてお伝えします。
AI(人工知能)ならば豊富なデータ(知識)を使って、機械的で冷静な取引ができるでしょう。もしAI(人工知能)によるビットコインのトレードで必勝パターンがあるなら安定して資産をふやすことができるわけです。ちょっとワクワクしますよね。

そんなAI(人工知能)によるビットコインの予想にはどんなものがあるのか、実績はどの程度あるのか、必勝パターンはあるのかといった点をまとめながらお伝えしていきます。

人の感情データを収集するウェブボット(Web bot)とは?

人の感情データを収集するウェブボット(Web bot)とは?

AI(人工知能)によるビットコインなど仮想通貨の予測で特に有名なのと言えば「ウェブボット(Web bot)」。

ウェブボットとはマイクロソフトのコンサルタントをしていたクリフ・ハイさんが株価の値動きを予測するために作った情報収集プログラムのこと。厳密にはデータマイニングを行っているだけでAI(人工知能)ではないという意見もあります。しかし、日本ではAI(人工知能)と表記されている場合が多く、ここでもAI(人工知能)として表記していきましょう。

では実際ウェブボットがどうやって予測しているのかというとこんな流れです。

TwitterなどSNS、ブログなどのインターネット上のビットコインや仮想通貨、株に関する発言をAI(人工知能)が収集。

AI(人工知能)がそれをもとにビットコインなどの価格の分析を行う。

分析を元に時期と価格の予測を出す。

つまりTwitterなどでビットコインが下がると言う人が増えればAI(人工知能)がそれを収集・分析してビットコインが下がると予測。大体の時期と価格を割り出します。逆に高騰すると言う人が増えればAI(人工知能)はビットコインの上昇を予測。時期と価格を計算します。

一言で言うなら「人間の感情データを元に、価格と時期を分析する」と言ったところでしょう。

ウェブボットは大衆心理を読み取って当てる

ウェブボットは大衆心理を読み取って当てる

それで本当に当たるのか気になりますよね。ただこれは結構理にかなっている方法なのです。

ビットコインなど投資の世界では「大衆心理」というものがあって、上がるとおもって仮想通貨や株などを買う人が増えれば価格は上がりますし、逆に売りたい人がたくさん増えれば下がります。だから人間の感情を読み取って価格を判断するウェブボットは核心をついているともいえるでしょう。

実際にウェブボットの予測結果は面白いことになっていまして「時期は外れるけど結果は当たる」ことが多いです。

例えば2017年11月のレポートでウェブボットのAI(人工知能)は今後のビットコインについてこのような予測を出しました。

・2018年2月に1BTC150万到達する
・2018年9月に1BTC220万に到達する
・6週間毎に乱高下する

すると結果は2017年の12月初旬には1BTC150万、220万円に到達。AI(人工知能)による予測よりも実際のビットコインの価格が早く到達してしまったのです。

これはウェブボットのAI(人工知能)によるビットコインの予想を見た投資家が、上がると思って早めにビットコインを買ったのではないかといわれています。そう考えると「人の感情を読み取ったAI(人工知能)の予想に人が影響を受けた」ということになり大変興味深いですよね。

さらにウェブボットは株価や仮想通貨の値動きだけではなく、未来に起きる社会変動についても予測をしていて、911の世界同時多発テロ事件もウェブボットは予測していたといわれています。

とは言え、必ずしもウェブボットが予測したとおりになるわけではありません。ウェブボットは発言などを元に予測しているので、地震などの天変地異は想定していないです。だから自然災害の影響で価格が変動してしまうと大幅に外れる場合もあります。

しかし実際、ビットコインや仮想通貨の市場ではウェブボットの分析を頼りにしている投資家たちが多く、そして投資家たちの発言をウェブボットが収集して分析しています。

そのウェブボットがだした予測が投資家たちに影響を与えていく。これはもう、「ニワトリが先か卵が先か」状態といえるでしょう。

 

このようにウェブボットの予測は「時期は外れるけど結果は当たる」ことが多く、どちらかというと予測を見て「先手必勝」というパターンになりがちです。人間がウェブボットの動きに影響を受けてしまうからでしょう。

まだまだ必勝パターンとは行かないものの、このような人間の感情をAI(人工知能)で分析して予測する。AI(人工知能)技術を使ってビットコインなど投資をすることが増えるでしょう。また住信SBIネット銀行など投資会社ではロボアドバイザーと呼ばれるAI(人工知能)が最適な資産運用をしてくれるサービスが開始しています。

今後、私達の資産管理を機械にサポートしてもらい、私達が進化していく技術をうまく使いこなしていければ良いですよね。

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