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AIが仕事を奪うと実はハッピーな未来がやってくる!その理由とは

ハッピーな未来のイメージ

AI(人工知能)の急速な発展に伴って、AI(人工知能)が人々の仕事を奪うという話題は、ここ数年でメディア等でもお目にかかることが多くなりましたよね。確かに、いまさまざまな場面でAI(人工知能)が活躍しています。

例えば、Pepperが飲食店の受付をしていたり、製品の問い合わせをしたらAIチャットボットが答えてくれたりと、みなさんも一度ははたらくAI(人工知能)に出会った経験があるのでは。このように、AI(人工知能)が人間の仕事を奪うということはもうすでに現在進行形で進んでいるのです。

ただ、一方でAI(人工知能)が人間の仕事を奪う、ということに対してネガティブなイメージを持っている方もいらっしゃるでしょう。そしてそれは、AI(人工知能)が私たちの仕事を奪うと、私たちの仕事がなくなり生活できなくなってしまうのではないか、という懸念からくるものではないでしょうか。

果たして、AI(人工知能)が人間の仕事を奪うと私たち人間は不幸になってしまうのか。結論から言うと答えは「NO!」。

そこで今回は、AI(人工知能)が人間の仕事を奪うことで訪れるであろうハッピーな未来の世界をご紹介しましょう。

「AI(人工知能)が仕事を奪う」は逃れられない運命!?われわれ人間はどうすればいい?

日本のイメージ

AI(人工知能)が人間の仕事を奪うことになっても、私たちが不幸になってしまうことはないということでした。それでも多くのみなさんは、今自分が担っている仕事がなくなってしまったら、この先どうやって生活していけばいいの?と不安になることでしょう。

でも、何度も言いますが「心配は無用」です。

その理由をお話しする前に、過去の歴史においてテクノロジーの発展により機械に奪われた仕事について考えてみることにしましょう。

みなさんが旅行や出張などでJRなどの鉄道を利用するとき、現在ではスマホやPC、駅の券売機などから乗車券の購入や座席の指定が行えますよね。機械の操作が苦手で窓口で購入している人もいるでしょうが、そんな場合でも窓口の係員がコンピュータの予約システムを利用して空席の手配を行っています。

JRグループでは、1960年に「マルス」というシステムを導入し、座席予約のシステム化を開始しました。当初は限定的な利用だったようですが、現在では完全システム化されています。

この「マルス」が導入される以前はどうだったかというと、皆さんご想像のとおりすべて人間の手によって空席の手配を行っていました。今よりも列車の運行数は少なかったかもしれませんが、それでも日本中を駆け巡る列車の空席手配を行うとなると相当なマンパワーが必要であったであろうことは想像に難くありません。

この「マルス」の導入によって、列車の空席手配という仕事は人間から奪われることになりました。では、人間は仕事を奪われる一方だったのでしょうか?いえいえ、そんなことはありません。

この「マルス」のメンテナンスや設計開発を行うという新たな使命が人間には与えられました。しかも、それだけではありません。

「奪われる」のではない、「解放される」のだ!!

仕事のイメージ

前述の「マルス」の例では、列車の空席手配という仕事が人間からコンピュータに置き換わりました。これを仕事が「奪われた」ととることもできますが、ちょっと見方を変えてみましょう。

空席手配の仕事は単調で煩雑、かつミスが許されないものです。しかしこういった作業はコンピュータの最も得意とする仕事ですよね。ですから人間はテクノロジーの発達によりこの厄介な仕事から「解放された」のです。そう考えると見方が変わってくるでしょう。

ただ「解放された」からといって南の島で遊んで暮らすかというと、そういうことではもちろんありません。では、解放された彼らはその後どうなったのでしょうか。

テクノロジーの発展のうれしい「副作用」とは

仕事のイメージ

かつて、国鉄(現在のJR)では、毎年のように重大な事故が発生し、多くの尊い命が犠牲になっていました。また、駅や車内の接客サービスも今と比べると決して充実しているとは言えませんでした。

そこでテクノロジーの発展によって厄介な仕事から解放された人たちは「安全」「安心」「快適」な列車の旅を提供するという、鉄道事業者としてワンランク上の使命を目指したわけです。
列車を安全に運行させるためのシステムの導入、事故を未然に防ぐ安全システムの導入、駅や車内のスタッフによるきめ細やかな接客…いまでは当たり前のサービスですがこれらもテクノロジー発展のうれしい「副作用」のおかげといえるかもしれません。

AI(人工知能)が人間の仕事を奪うことによる「副作用」にも期待!!

仕事のイメージ

ここまで、JRの座席予約システム「マルス」を例に挙げ、テクノロジーの発達が人間の仕事を奪うことは結果的に人間にとってハッピーをもたらすということをご紹介してきました。そしてこれは現在のAI(人工知能)においてもまったく同じことが言えるのではないでしょうか。

近い将来AI(人工知能)が仕事を奪うとされているものには「一般事務員」「受付係」「組立工」「オペレーター」などが代表的なものとされています。どちらかというと、単調、定型的、反復といった要素を持った仕事が多いですよね。

人間は、同じことを何度も繰り返しているとどうしてもミスを犯してしまう生き物。だって人間ですから!間違うのは仕方がないです。(間違ってばかりではちょっと問題ですけどね…)

ですからここは、定型業務反復動作の得意なAI(人工知能)にどんどん任せてしまえばいいのです。そうすれば私たち人間はこういった仕事から「解放」されます。

従来型の仕事からの「解放」がみんなの生活を豊かにする!?

仕事のイメージ

人間が人間の生活を豊かにしていくためには、人間の仕事がなくなることはありません。

たとえば「一般事務員」や「受付係」の人が、AI(人工知能)の導入によって今までの仕事から「解放」されれば、もっとお客様がメリットを享受できるようなサービスや商品を企画立案すればいいでしょう。「組立工」や「マシンオペレーター」の人は、どうすればより工場の生産性を向上できるかを真剣に考えればいい。
今まで単純作業を仕事にしていた人が、より良いサービスや商品の企画立案、工場の生産性向上などに携わるためにはどうしても新しく勉強しなければいけないこともあります。

でも、そのチャンスが与えられるということです。

より高度な仕事をすることで、報酬のアップも期待できるでしょう。さらに、そうして生まれたサービスや商品は人々の生活を豊かにしていく…この好循環に社会全体が乗っかることができたとき、ハッピーな未来がやってくるのではないでしょうか。

 

仕事のイメージ

今回は、AI(人工知能)が人間の仕事を奪うことは、わたしたちにとって決して危機ではなく、ハッピーな未来をもたらすものであるということを、事例を交えながら紹介してきました。

メディアによる報道などではどうしてもAI(人工知能)が私たちの「仕事を奪う」という表現が先行してしまっているので、マイナスイメージがつきまとってしまっていますよね。

でも、ほんとはマイナス要素なんてありません!この記事をきっかけにAI(人工知能)が私たちの「仕事を奪う」のではなく、AI(人工知能)に任せられるような仕事から「解放される」のだという180℃の発想転換をしてみましょう。もちろん、今までの仕事から解放されて、より高度で生産性の高い仕事をするとなるとそれなりに自己啓発や勉強は欠かせません。

でも、ひとり一人がいまより一つ上のステージで仕事をすることで、社会全体が豊かになるのです。そうすれば自分も周りの人たちもみんなハッピーな未来はもうすぐそこまでやってきます。

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