AI(人工知能)が変える!ゲームとプレイヤーの世界とは

AI(人工知能)が変える!ゲームとプレイヤーの世界とは

AI(人工知能)は家電や自動車などさまざまなものに導入され、すでに商品化されているものもありますが、AI(人工知能)とゲームは他のものとは比べものにならないほど相性が良いようで「AI(人工知能)の進化はゲームでの活用が一番早いだろう」といわれています。

最近のゲームはテレビゲーム機だけでなくスマートフォンやタブレット、パソコンでもできるので、ちょっとした空き時間や移動時間に楽しめてちょうどいい暇つぶしになりますよね。そんな身近で手軽に楽しめるゲームにAI(人工知能)が導入されているというニュース耳にしましたが、すでに体験された方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ゲームの進化とAI(人工知能)が導入されたことで、ゲームがどのように変わっていくのかについてお伝えします!

 目覚ましい進化を遂げたテレビゲームの世界

テレビゲームの世界イメージ

テレビゲームは1970年代終盤から1990年代に目覚ましい進化と遂げたことはみなさんもよくご存知ですよね。

1980年代前後にテーブル型のゲーム機が世に出て、インベーダーゲームが大人気に。その後、家庭用のゲーム機「ファミコン」が発売され、誰でも家庭でテレビゲームが楽しめるようになりました。

また、ニンテンドー64が発売された時は、ゲームの世界が平面から立体になり、今までより格段におもしろいゲームを楽しめるようになったことで、熱狂的なゲームファンが続出。

その後は、パソコンやインターネットの普及で、離れた場所の相手と対戦ができたり、ゲームを出先で楽しめるようになったりと、すっかり生活の一部となった現代につながっていきます。

そして今回話題の、AI(人工知能)がゲームに導入されるまでになりました。驚異的な進化、恐るべしゲームの世界です。

 

 AI(人工知能)がロールプレイングゲームのパートナーとして活躍

ロールプレイングゲームのイメージ
このように現在に至るまで飛躍的な進化をしてきたゲームですが、 AI(人工知能)の技術の発展とともに進化は止まりそうにありません。

なんと!2016年11月に発売された、ファイナルファンタジーXV(15)にAI(人工知能)が導入されました。ファイナルファンタジーといえば言わずとしれた「RPG(ロールプレイングゲーム)」の代表格で、他のゲームとは違う独特の世界観が人気のゲームですよね。

そんな人気のゲームの中でAI(人工知能)はどのような働きをしているのでしょうか。

実はファイナルファンタジーの中では3種類のAI(人工知能)が使われていて、これらの働きが今までにはない世界を実現してるんです。それらの3種類のAI(人工知能)は「キャラクターAI」「ナビゲーションAI」「メタAI」と呼ばれていて、それぞれ違った役割があります。

キャラクターAIとは

キャラクターAIを導入することで、事前に用意されたセリフを話すのではなく、プレイヤーの言葉や状況にあわせてそれに応じた返答が出来るようになります。

AI(人工知能)が独自の価値観で反応をすることで、プレイヤーによってキャラクターの言動も変わっていきますので、プレイをしながら自分だけのキャラクターを育てていくような感じですね。

また、キャラクターの動きにもAI(人工知能)が使われています。AI(人工知能)を導入することで、今まで人間が行ってきた「この場所に来たらこう動く」というルール作りが必要なくなり、キャラクターが自分で考えて動くようになります。それによりキャラクターの動きにバリエーションが増え、より魅力的なゲームの世界を作り出してくれています。

ナビゲーションAIとは

ナビゲーションAIとは名前の通り、ゲームの世界の地形を認識してくれるAI(人工知能)で、どんなに複雑な地形でも自分が行きたい場所や自分が行くべき場所を見つけることができます。それによってキャラクターはクリアするための最善のルートを探し出すことができ、敵はプレイヤーを倒すために向かうべき最短のルートを見つけ出します。

また、戦術に応じて最適なポジションを決めるのにもナビゲーションAIは活躍しています。ナビゲーションAIのおかげで、プレイヤーなら仲間のカバーをするために背後についたり、敵キャラなら攻撃のため死角から忍び寄ったりなど、戦術を駆使したプレイを楽しむことができます。

メタAIとは

メタAIとは上の2つとは異なり、ゲームの外側で活躍するAI(人工知能)です。ゲームの外側とはコントローラーからの信号をゲームに反映させたりプレイを制御するシステムのことです。

メタAIはゲームの状況やプレイヤーのレベルにあわせて、敵キャラの出現数や強さをコントロールすることをしています。

まさにゲーム全体のディレクションを行う監督のような役割ですね。

制作前のデバック作業でもAI(人工知能)は活躍しています。ゲームを制作してリリースする前に、ちゃんと設計通りにゲームが動くのかチェックする「デバッグ作業」にAI(人工知能)を導入することで、人間が行うよりも短い時間で多くのチェックをすることができます。

このようにAI(人工知能)はゲームの作場面でもゲームの進化に貢献しています。

これからのゲームとAI(人工知能)はどのように進化していくのか

進化するゲームのイメージ
これからAI(人工知能)は全てのゲームに搭載されるようになり、プレイヤーのレベルに合わせたゲームを提供してくれるようになっていくでしょう。

ゲーム機自体も進化していき、グーグルグラスのようにメガネ型のゲーム機が主流となり、コントローラーは必要なく空中をタップするだけでOKに。

また、人間の五感を刺激する仕組みも開発され、「ボールを握った感覚」「海から吹いてくる風の暖かさ」「ぶつかったときの衝撃」などを体感できるようになっていきます。

すでに触覚を体感できる装置や、匂いが出るモニターなども開発されているので、「感覚」がゲームに組み込まれていくのは時間の問題ですよね。

一番の期待は、ゲーム自体にsiriのような「自然言語知能」が搭載されることです。それによりキャラクターとの会話を楽しみながらプレイできるようになります。複数でプレイする場合は、キャラクターが自分の声を認識し、それぞれのプレイヤーに合わせた対応をしてくれるようになるでしょう。

このようなゲームが発売される時代が来るのはそう遠い話ではなさそうです。

これからも期待!AIとゲームの世界

スマホでゲームのイメージ
さて、このように進化を続けていくAI(人工知能)とゲームの世界。今後もAI(人工知能)は私達が今まで体感したことのないゲームの世界を提供してくれるでしょう。五感を刺激する仕組みがゲームに搭載されると、今までのようにコントローラーだけでなく体全体を使いスポーツをするゲームも出てくるかもしれません。

現時点ではAI(人工知能)はプレイヤーの動きをサポートしてくれる存在でしかありませんが、近いうちにパートナーとして一緒にプレイをしてくれたり、会話を楽しめたりするようになりそうです。そうなると現実社会のシュミレーションゲームで、AI(人工知能)が人生の選択肢で「最適な答えを教えてくれる!」なんてことも実現するかもしれませんよね。

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てるりん
社会人として働き始めて早20数年、当初はスマホどころかポケベルの時代、それがアレヨアレヨと世の中すっかりデジタル化。 世の中の変化のスピードの速さに、段々とついて行けなくなったことを実感してる今日この頃です。 そんな私がひょんなことから、「AIZINE(エーアイジン)」を通じてAI(人工知能)の情報を発信することに。 これを機会に、映画の中の出来事だったAI(人工知能)についていろいろと調べて、私のように時代の流れに取り残されそうな方々でも楽しく読んでいただけるような情報を発信していきます。