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AIをプログラミングしたいなら、まずこの言語を学べ!ランキング5

言語のイメージ

AI(人工知能)をプログラミングしたいけどどの言語がいいかわからない!

といったように、AI(人工知能)を作ろうと思っても様々な言語があってどれから選べばいいかわかりにくいですよね。

プログラミング言語は数百種類あると言われており、自分に合ったものや自分が作りたいと思うものを目的とした言語を選ばないとせっかく勉強を頑張っても遠回りとなってしまいます。

しかしプログラミング初心者にとってそれぞれの特徴を掴むには少し敷居が高いのも事実。

そこで今回は「AIをプログラミングしたいなら、まずこの言語を学べ!ランキング5」と題しAI(人工知能)をプログラムするのに適した言語5つをランキング形式でご紹介します。

それでは、まずはWeb開発のイメージが強いJavaScriptからお伝えしていきます。

第5位:Web開発だけではなかった!AI(人工知能)にも使われている言語、JavaScript

Javascriptのイメージ

AI(人工知能)をプログラムするのにおすすめの言語の1つ目はJavaScript。

ブラウザに実行環境があるためWebサイトやWebアプリ、サービスなどの開発でよく用いられており人気のある言語の1つです。

アプリ開発向けというイメージを持たれがちですが、実はAI(人工知能)の分野でも活用されている言語でもあります。

実際に使われた事例としてDeep DrumというWebアプリがあり、これはMIDIファイルを読み込んで機械学習することでAI(人工知能)がドラムパターンやメロディなどを作り出してくれるドラムシーケンサーです。既に公開されているモデルを使うことで誰でもドラムやベース、メロディを組み合わせ音源を作ることができます。

JavaScriptにはKeras.js、deeplearn.js、TensorFlow.jsなどWebブラウザから機械学習を使うためのライブラリが用意されていますから、これらを使うことで機械学習を試しやすい環境が整うでしょう。

多くのエンジニアが学習経験のある有名な言語の1つであるので、技術を習得しそこからAI(人工知能)に活かしていくというのも有力な選択肢となりますよね。

第4位:処理速度は最高峰!汎用性にも強みのあるC++

C++のイメージ

AI(人工知能)に適した言語として次にご紹介するのはC++です。

この言語の歴史は長く前身のプログラミング言語であるC言語の拡張版として1983年に開発され現在まで活用され、このように古い言語ですが、iOSやAndroidアプリ、ゲーム、大規模な基幹システムや公共機関など幅広く使われており私達の生活に欠かせないものとなっています。

何故、今も多くのエンジニアから重宝されているかというと、現在使われている言語の中でも最高水準の速度で処理ができるから。コンパイラ言語と言い、人間が書いたプログラムをコンピューターが理解できる形式に変換できるのが最高水準たる所以です。

ですが、もちろん難点もあります。この言語の難点をあげるとすれば、メモリの管理が難しかったり言語仕様が非常に大きいため初心者には少しハードルが高くなってしまうこと。

一番最初の言語として選ぶのは大変になってしまいますが、マスターすれば他の言語では行えないような処理を高速で実行できます。これによってコンピューターの性能を余すことなく活かしたシステム開発を行うことができるので非常に心強いです。

AI(人工知能)以外でも活躍できる言語であるので、エンジニアやプログラマーとしてこれからも活躍していきたいという方には非常にお勧めできる言語の1つです。

第3位:データ分析や解析に特化したR

Rのイメージ

AI(人工知能)を見据える上でRという言語も欠かせません。

この言語は1995年に統計解析言語として開発されたものなので、データ分析や統計解析では他の言語と比べても非常に優秀であることが強みです。データを少ない労力で解析する多くの機能が初めから備わっています。

AI(人工知能)と切っても切り離せない他の言語が持つ機械学習関連のライブラリも、Rの拡張機能として備わっています。有名なアルゴリズムの多くを簡単に利用できることがあるのもこの言語の魅力的な点です。

これらを使いこなせるようになるには専門分野の基本的な知識が必要となるので、AI(人工知能)を開発するにはきちんと学習をしていく必要があるでしょう。

一方で大学生や研究者、最近では民間企業の間でも導入が進んでいるのでAI(人工知能)でよく使われる他の言語と同様に日本語で書かれた記事がたくさんあるので初心者でも学習しやすい環境は整っています。

第2位:AI(人工知能)の新勢力?!速度と書きやすさを備えた言語、Julia

Juliaのイメージ

AI(人工知能)をプログラムするのに選ぶ言語の候補として最近新たに登場したものをご紹介しましょう。それはJuliaです。

発表されてまだ数年と歴史の浅い言語ではありますが機械学習や統計に特化しており注目が集まっています。

これは、JITコンパイラという技術を取り入れており、スクリプト言語という記述のしやすさなどを重視した言語でありながらC言語に匹敵する動作速度を誇ります。公式サイトでは前の章で言及したRよりも数十倍の速度で処理ができると言及しているので、機動力の高さは目を見張るものがあるのが注目されている所以です。

また、Rやこの後ご紹介するPythonもシンプルで使いやすいということでAI(人工知能)に限らず人気のある言語ですが、そのあとに発表されたものだからこそ様々な言語のいいところを取り入れています。それは他の言語のライブラリを簡単に扱えることに加え、現在も開発が進み様々なライブラリが追加されているところ。

しかし日本語での情報が少なく、まだ英語での情報収集が中心となってしまいますが、AI(人工知能)の実装でこの言語を使ったという報告がネット上で見られるようになってきています。ですから将来性が非常に高いと言えますよね。

第1位:AI(人工知能)の定番言語、Python

Pythonのイメージ

AI(人工知能)をプログラムする際に見ておきたい言語で最後にご紹介するのはPythonです。

現在AI(人工知能)や科学計算などの分野で最も多く利用されている言語になります。

この言語が広く浸透しているのはAI(人工知能)の開発を目的としたライブラリが整っているというのが最も大きな理由の1つ。

「データ解析」や「機械学習」などの言葉が広く聞かれるようになったことで、長年蓄積されてきた膨大な量のデータの処理やそれを生かしていくための研究開発が行われるようになっています。そしてPythonはそのような処理が行いやすいという利点があり、人気や将来性のある言語としての期待が高まっているでしょう。

例えば、楽天は「Rakuten AI Platform」による「チャットボット」という自動応答サービスを実装しておりそこでPythonが利用されています。

AI(人工知能)の他にもYouTubeやInstagram、Dropboxなど一度は聞いたことのあるようなサービスでもこの言語が使用されており、今後の動向にも目が離せない言語です。

 

コードを書くイメージ

今回は「AIをプログラミングしたいなら、まずこの言語を学べ!ランキング5」と題しAI(人工知能)をプログラムするのに適した言語5つをランキング形式でご紹介してきました。

PythonというAI(人工知能)で最早定番となっている言語や長い歴史を持つC++、Web開発のイメージが強いJavaScriptだけでなくRやJuliaといった比較的新しい言語も候補としてランクインさせています。

このようにAI(人工知能)をプログラムするのに適した言語と言ってもそれに特化させたものにするかや学習のし易さ、歴史の長さや将来性といった様々な考え方があります。

そういったものを総合的に捉え納得のいくものを選び実際に作っていきましょう。

コメントをどうぞ

  1. 通りがかり より:

    △ Javascript
    ○ JavaScript

    △ コンパイル言語
    ○ コンパイラ言語 / コンパイラ型言語
    (「コンパイル」はcompileという動詞なので、「コンパイル言語」のようには使えません。)

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