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人工知能って何?初心者でもわかる社会人向けセミナー3選

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「人工知能(AI)って何?」という問いに対して「人工知能(AI)について何となく理解はしているつもりだけど、いざ説明するとなるとどう答えたらいいかわからない。」という方もいますよね。

人工知能(AI)について理解を深めるには、セミナーを受講をするのも有効な手段の一つです。実際にWebで調べてみると、人工知能(AI)に関するセミナーや勉強会は全国各地で頻繁に行われていますし、自宅でも受講できるオンラインセミナーも数多く存在しています。このように、人工知能(AI)への関心の高まりとともに、人工知能(AI)学習の機会もその裾野を広げてきています。

そこで今回は、忙しい社会人でも手軽に受講できる人工知能(AI)の知識を習得するためのセミナーを3つご紹介しましょう。

セミナーを受講する前に…人工知能(AI)学習にはどんな分野があるのか

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ひと言で「人工知能(AI)の学習」といっても、幅広い分野があります。ですからセミナーを受講する前には必ず、自分が何を知りたいのか?どういうことをやりたいのか?を明らかにしておく必要がありますよね。目的に合ったセミナーを選ばなければ、知りたい情報や得ようとする知識を得られません。

ですので、ここでは次の3つのキーワードに沿ってセミナーをご紹介することにしましょう。

  • 機械学習(教師あり学習/教師なし学習/強化学習)
  • ディープラーニング
  • Python

近年人々の仕事や暮らしの中に広く浸透しつつある人工知能(AI)という言葉は、「ディープラーニング」を指しているケースが大半です。そして、人工知能(AI)という大きな概念を形成する最も重要なキーワードといえばやはり「機械学習」。

「機械学習」とは、ある特定の事象についてデータを解析、その結果をもとに学習を行って判断や推論を行うことです。一般的に「機械学習」というと、人間の脳を模した「ニューラルネットワーク」を「入力層」「中間層」「出力層」の3層構造で実現し、各層で重み付けによる判断分岐を繰り返して答えを導き出します。
これに対し、「ディープラーニング」ではこの「中間層」部分をさらに多層にすることで、より人間の脳に近い、深い思考を実現しているのです。

人工知能(AI)を実現するための基礎概念ともいえる「機械学習」。その考え方を応用した「ディープラーニング」。これらについて学ぶことが、人工知能(AI)を理解するためには不可避であることはお判りいただけたのではないでしょうか。

そしてこれらの概念を実現するための手段のひとつが、プログラミング言語の「Python」といえます。

機械学習で使用されるプログラミング言語はほかにもたくさんあり、「C/C++」や「Java」など比較的よく知られたものから、統計解析に適した「R言語」などさまざま。

しかし、その中でもこの「Python」が最も選ばれているのには理由があります。

  • 言語としての信頼性が高い
  • ソースコードがシンプルで読みやすい
  • 初心者でも習得しやすい
  • 機械学習向けのライブラリやフレームワークが豊富

シンプルで読みやすく、初心者でも習得しやすいのが特徴の「Python」。初歩から人工知能(AI)を学習しようとする人には打ってつけのプログラミング言語でしょう。

それでは、次からこれらの人工知能(AI)に関係する3つのキーワードに沿ってセミナーをご紹介しましょう。

人工知能(AI)の超入門編「0(ゼロ)から始めるAIセミナー」

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株式会社クロノスが運営する「0(ゼロ)から始めるAIセミナー」シリーズでは、人工知能(AI)の設計・開発を行うエンジニア向けの研修コースのほかに、人工知能(AI)の企画・提案に取り組むビジネスパーソン向けの研修コースが提供されています。

なかでも初級にあたる「導入事例から学ぶAI入門セミナー」は、ビジネスシーンにおける人工知能(AI)の利活用を行うにあたって必要な知識を身に着け、人工知能(AI)導入についての見識を深めることを目的としており、セミナーでは、機械学習やディープラーニングについての理論も学ぶことができます。

3時間という短い受講時間で人工知能(AI)の全体像を把握するには、最適なセミナーではないでしょうか。

こちらは月1回の開講で、会場は東京・大阪の2か所。業務に人工知能(AI)の導入を検討している方はもちろん、短時間で、人工知能(AI)とは何か?をざっくりとつかみたい方にはおすすめのセミナーです。

導入事例から学ぶAI入門セミナー(株式会社クロノス)

ディープラーニングのすべてがわかる3日間「ディープラーニングハンズオンセミナー」

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次にご紹介するセミナーは「ディープラーニングハンズオンセミナー」。このセミナーは、株式会社キカガクが提供する、3日間でディープラーニングを体系的に学ぶことのできる人気のセミナーです。

ディープラーニングの理解に必要な知識(数学、プログラミング、フレームワーク、GPU、画像処理などなど)をたった3日間で習得できるというのがこのセミナーの最大の特徴と言えるでしょう。

セミナーの最終目標は、ディープラーニングを実務運用できるレベルまでの知識・技能の習得ですので、ややハードルは高いように思われますが、初日は「人工知能・機械学習・ディープラーニングとは」という初歩的なカリキュラムからのスタートですので、初学者の方にも入り込みやすい内容といえます。

3日間の講義で効率よく学習することができるので、短期間に集中してディープラーニングに関する知識・技能を身につけたい方には打ってつけのセミナーと言えそうですよね。

ちなみにこちらのセミナーは、概ね月1回の開講となっており、会場は東京の他、名古屋、大阪、福岡などでも開講されていますので、興味のある方はお近くの会場で受講してみてください。(東京以外の会場は不定期)

ディープラーニングハンズオンセミナー(株式会社キカガク)

Pythonを使った機械学習を基礎から学べる「Udemy」

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最後にご紹介するのは、オンライン教育プラットフォームのUdemyで開講されている「Pythonで機械学習:scikit-learnで学ぶ識別入門」。

こちらのセミナーでは、機械学習を使ってデータを識別するための一連の流れ(データの準備・前処理・識別器・評価など)をPythonを用いて学ぶことができます。

もちろんオンラインセミナーなので、好きな時に好きな場所で受講することが可能。これなら、「受講してみたいが仕事が忙しくて時間が合わない」「地方に住んでいるので会場まで行けない」という方でも大丈夫ですよね。

そしてこのセミナーの特徴はこれだけではありません。通常、機械学習を理解するためには数学の知識が必要となりますが、このセミナーでは、できる限り数式を使わずに、プログラムを実行した結果について議論することで、機械学習の概念が理解できるように工夫されています。

「人工知能(AI)や機械学習を理解したいが、数学が苦手だからあきらめていた」という方にも強い味方と言えるのではないでしょうか。

ただし、このセミナーではプログラミングに関して最低限の知識が必要ですので、この点については、事前に別途学習してからこちらのセミナーを受講する必要があります。

Pythonで機械学習:scikit-learnで学ぶ識別入門

 

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以上、今回は初心者でもわかる社会人向けの人工知能(AI)セミナーを3つご紹介しました。興味を持ったセミナーはぜひ受講を検討してみてください。

今回ご紹介したもの以外にも、現在人工知能(AI)に関する講座やセミナーは数多く開講されています。中には受講費用が高額なものもありますが、厚生労働省指定の「教育訓練支援給付金」の対象となっている講座であれば、給付金を受けられる可能性もありますので、事前によく情報収集をしておいてください。

人工知能(AI)が急速に私たちの日常の中に浸透しつつある今、人工知能(AI)の基本的な知識・技能の習得はもはや避けて通れないものとなってきていますよね。「少し勉強してみようかな?」そう思い立ったときがチャンスです。あなたもセミナーを受講して、人工知能(AI)のスキルを手に入れてみましょう。

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