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AI家電があなたの行動を先読み!スマートホーム時代がやってくる

スマートホームのイメージ

近年の家電製品の大きなトレンドのひとつともいえるのが、AI(人工知能)技術やセンシング技術を取り入れた、「スマート家電」と呼ばれるものですよね。

言葉自体はまだまだ聞きなれないという方もいらっしゃるかもしれません。「スマート家電」はAI(人工知能)による音声認識能力やインターネットを活用し、人間の音声やアプリから操作が可能な家電です。 CMなどでもおなじみのAI(人工知能)搭載スマートスピーカー「Amazon Echo」も、家電などと連携して音声による操作を可能にするアイテムの代表的なものでしょう。

もちろん、AI(人工知能)技術を活用していますから、機械学習、ディープラーニングといった学習により、ユーザーひとり一人の好みや生活スタイルに合わせて家電を制御できるという点も、大きな特徴のひとつ。

そこで、今回は、テレビにエアコン、冷蔵庫、洗濯機など、ありとあらゆる「スマート家電」が実現する夢の「スマートホーム」。その驚くべき利便性の高さについてお伝えしましょう。

「あの」老舗家電メーカーが本領発揮!?日本の”ものづくり”もAI(人工知能)活用ステージへ

家電を操作するイメージ

冒頭では、アマゾン社の「Amazon Echo」を例としてご紹介したように、スマートスピーカーのようなAI(人工知能)関連製品は、AmazonやGoogleなど米国IT企業の巨人たちを思い浮かべる方もいますよね。

しかしながら、日本のメーカーも決して指をくわえて見ているわけではありません。

これまで長年にわたり日本の”ものづくり”の一端を担ってきた大手家電メーカー「シャープ」も、2015年10月にAI(人工知能)の技術を活用した「スマート家電」のサービスブランド「COCORO+(ココロプラス)」を立ち上げ、積極的に事業を展開しています。

2018年12月現在で、シャープは「スマート家電」のラインナップは8種類を数え、「スマートホーム」での便利なくらしを私たちの手の届くところまで手繰り寄せようとしているんです。

AI(人工知能)が家電と繋がる「シャープ」の「COCORO+」、私たちの日常にどのような変化をもたらしてくれるのでしょうか。ここからは最先端の「スマートホーム」でのくらしを少しのぞいてみることにしましょう。

シャープ

食材管理でムダなく美味しく!レシピも提案してくれる”デキる”冷蔵庫

キッチンのイメージ

2019年2月に発売された「シャープ」の「プラズマクラスター冷蔵庫メガフリーザーシリーズ」の新モデル。無線LANに対応しており、同社が提供するAI/IoTクラウドサービス「COCOLO KITCEN(ココロキッチン)」と連携が可能です。

スマホアプリとも連携し、購入した食材を登録しておくと冷蔵庫が食材を管理してくれます。また、ウォーターオーブンの「ヘルシオ」シリーズ、水なし調理鍋「ホットクック」といった他の家電とタッグを組んで、冷蔵庫に残っている食材のラインナップや気温などの情報をもとにAI(人工知能)がレシピを考えてくれるのです。

「毎日の献立を考えるのが面倒でたまらない」「食材を買っておいたことをついつい忘れて腐らせてしまう」という人には願ったり叶ったりのうれしい機能ですよね。

さらに、前述の「Amazon Echo」などのスマートスピーカーとも連携。食材の管理やレシピの相談も話しかけるだけでできてしまうというのですから、これは何とも便利なものです。

あなた好みのおすすめコンテンツをピックアップ!スマート4Kテレビはこんなに”スゴイ”

テレビのイメージ

液晶テレビ「AQUOS(アクオス)4K」では、クラウドコンテンツ配信サービス「COCORO VISION(ココロビジョン)」と連携することができます。

よく見る番組のジャンルや時間帯など過去の視聴履歴をもとにAI(人工知能)が各家庭での視聴傾向を分析。家族ひとり一人の興味や関心、趣味などをに合った番組や動画コンテンツを事前におすすめしてくれます。

これなら、テレビ番組を見逃して悔しい思いをすることも少なくなるかもしれません。

また、人感センサーも搭載しているので、テレビの前に座るだけで電源が入ります。「見たい番組が始まるのにテレビのリモコンが見当たらない」なんて焦る必要ももうありません。

これまでとは全く違う新しいテレビとの関わり方で、きっと今以上に豊かで充実したひと時を楽しめるでしょう。

いつでも快適空間 省エネにも一役買う(?)AI(人工知能)搭載の”賢い”エアコン

エアコンのイメージ

AI(人工知能)が提案した献立で食卓を囲み、AI(人工知能)おすすめのテレビ番組を視聴する。できれば快適な室内で楽しみたいですよね。快適な空間を作り出す家電といえば、そう「エアコン」です。

「シャープ」の「プラズマクラスターエアコン<Xシリーズ>」はAI(人工知能)技術を活用したエアコンとして、2018年10月に9機種が発売されました。

クラウド上にあるAI(人工知能)が、過去の使用履歴や室内の温度変化などの情報から、部屋の特性による「温まりやすさ」「冷えやすさ」、日々の生活リズムなどを分析して学習していきます。

これにより、各家庭に合わせて運転を自動で制御することが可能となり、もちろんムダなく効率的に、快適な室内環境を維持することができるため省エネにも大きな効果をもたらすことは、想像に難くありません。

実際、一般的なエアコンを使用した場合と比較して消費電力を17%程度減らすことができた、というデータもあるほどです。

成長著しい「スマートホーム」市場 日本での普及と未来の家電の姿

スマート家電を操作するイメージ

ここまで、日本を代表する家電メーカーである「シャープ」の「スマート家電」製品の数々をご紹介してきました。

このようにとっても便利なスマートホームですが、日本での本格的普及はまだまだこれからといったところ。とはいえ、全世界では2019年、大幅な普及拡大が見込まれています。日本で、「スマート家電」が拡がりを見せるのも時間の問題かもしれませんよね。

では、「スマート家電」「スマートホーム」はこの先どのように進化を遂げていくのでしょうか。

まず一点考えられるのが、各家電に搭載されるAI(人工知能)の学習の強化です。

家電自体が様々なセンサやカメラを搭載、様々なデータを自ら収集しクラウド上に蓄積。世界中の家電によって収集された膨大なデータをもとに学習することで、より最適化された動作、制御が可能になることが予想されます。

もう一つは、音声による操作の「その先」。「思考」による操作です。

もはや声すらも発しない、ということでしょう。人間の脳波を読み取って家電に送信、AI(人工知能)が脳波の内容を解析して、最適な制御を行うというもの。AI(人工知能)が十分に学習していれば、言葉では言い表しにくいような微妙なニュアンスの「思考」に対しても、個人のニーズに応じたきめ細かい制御も可能です。

もちろん、それに対応できる機器の機構、デザインも必要ですが、実現の可能性は十分にあるのではないでしょうか。

 

スマートホームのイメージ

以上、今回は「スマートホーム」についてお話ししました。さまざまな「スマート家電」が手を結び、快適で豊かな暮らしを実現する「スマートホーム」の足音が、皆さんのすぐそばまで近づいてきていること、実感していただけたことでしょう。

今回は、冷蔵庫に調理家電、テレビ、エアコンといった家電についてAI(人工知能)の活用によるスマート化の例をご紹介しましたが、この他にも、掃除機や洗濯機、照明器具なども「スマート家電」として期待されています。

この先、家全体が「スマートホーム」へと変貌を遂げたとき、「家事の負担が減ったら、空いた時間で何をしよう?」「浮いた光熱費で何を買おう?」と想像するのは楽しいです。そんなことを考えていたら、気がつくと「スマート家電」「スマートホーム」が普及して、身近になる時代が来ているかもしれないですよね。

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