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マイクロチップを体内に埋める事で生活が変わった3つのメリット

指先のマイクロチップを使うイメージ

ある日、突然友人に、昨日マイクロチップを手のひらに入れてみたよと報告すれば、だいたいの場合は驚かれますよね。目の前にいるあなたの友人は、きっと目を丸くするに違いありません。

体内に異物を入れる習慣がないので驚かれるでしょうが、私たちは医療の現場で人工物を体内に入れて、命を助ける様々な事例を知っています。するとマイクロチップを入れることを不思議がるのは、実のところ、あまりその例を知らないからでしょう。

実際、北欧ではマイクロチップを体内に入れることは珍しくもないそうです。北欧スウェーデンではすでに2000人以上が体内に入れていると言われています。そこで今日はマイクロチップについて理解して頂くために、その中身や現状を踏まえて、3つのメリットをお話ししましょう。

マイクロチップとは

マイクロチップのイメージ

マイクロチップというと何となく機械めいたものを想像しますが、その実のところ何なのでしょうか。答えはシリンダー型の銅のアンテナなのです。でも、そんな異物を体内に入れて大丈夫なのかと不安になるかもしれません。

けれども身体的に悪いところはないのです。というのも少し難しい言葉を使いますと、生物学的に安全なエポキシン樹脂や、無鉛のホウケイ酸ガラスなどで、その銅のアンテナが包まれているからです。

ただしこのマイクロチップはバッテリーや動力源を持ちません。そのため電磁界や電波を用いた近距離の無線通信が出来ないと、このマイクロチップは機能しないのです。

マイクロチップ埋め込みの現場

タトゥーの機械イメージ

マイクロチップが人体に安全だということは分かりましたが、どこで埋め込むことが出来て、しかも値段がいくらかかるのかなど疑問が尽きませんよね。そこで実際の北欧の例をご紹介します。

スウェーデン人のニッセンさんが、マイクロチップを装着するのに向かうのは病院ではありません。壁にはピアスが人体に開けられた多くの写真があり、施術者も腕にはタトゥーがあります。そうニッセンさんがマイクロチップを装着するのは、ボディーピアススタジオの一室でした。

そして施術者の手には、採決で用いる三倍ほどの太さの注射器があります。息を吸ってといわれて三秒、

「あなたはアップグレードされました」という言葉と共に、たいした痛みも無く米粒二つほどのマイクロチップが埋め込まれたことを知ります。
その値段は200ユーロ(約2万6千円)ほどでした。

こうしたニッセンさんの例から、マイクロリップを体内に埋め込むことは病院に行かずに、痛くもなく手軽に、しかも値も張らずに出来るということが分かります。ですから北欧では、こうしたことはもう特別な例ではないのでしょう。

マイクロチップを埋める3つのメリット

指先でマイクロチップを使うイメージ

それでは人体に安全で手軽なマイクロチップを体内に埋め込むことに、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは3つお伝えします。

一つ目はスーパーなどの支払いの際に、わざわざ財布やタブレットを出す必要がないということです。

近頃、色々なところで電子決済が発達して、現金でやり取りする機会が減りました。私たちはたいていの場合、財布ではなく電子決済を可能とするタブレットなどを用います。

けれども、両手に抱えきれない程の荷物を持っているとき、また飼い犬や子供を連れていて目を離せないとき、タブレットすら無くて支払いが出来ると便利ですよね。それを可能にしてくれるのが、体内に埋め込まれたマイクロチップです。

次に二つ目のマイクロチップを入れるメリットは、鍵としての役割を果たしてくれることです。

私たちが鍵を忘れて出てしまった時、それが便利なのは言うまでもありません。実は技術が進展して、物質として鍵を使用することが危険なケースが多くなりました。

現在、監視カメラなどで戸締りをする時の鍵を使用する映像だけで、3Dプリンターなどを用いて鍵を再現することが出来るようになりました。実際、街中にカメラがあり、私たちはどこでどのように撮られているのか、気づかないことが多いです。そんな時、体内に鍵の役割をするマイクロチップを仕込んでおけば、防犯上も便利でしょう。

続いてマイクロチップを体内に入れる3つ目のメリットをお話しします。それはパスワード認証の容易さです。

これまでインターネット上でパスワードを認証するのに一般的なのは、特定の記号や数字を打ち込むことでした。

それから次第に指紋認証が主流になりつつあります。ただしその指紋認証でも、ちょっとだけ時間がかかりますよね。それに対して体内にあるマイクロチップの利点は、瞬時に認証が出来ることです。

特にタブレットなどの端末を用いた株式取引などを考えてみてください。そこでは瞬時の判断が要求され、ほんの数秒の動作の遅さが、大きな損失を招くケースもあります。こうした瞬時の認証を必要とする世界に対応するのが、体内に埋められたマイクロチップでした。

 

快適な生活をする親子のイメージ

これまでマイクロチップについて、その中身や埋め込む現場をお伝えしました。マイクロチップは人体に安全な物質に守られた銅のアンテナ。そしてそのマイクロチップを体内に埋めることも、特別な医療器具を必要とせず、痛くなく手軽にできます。

更にマイクロチップを体内に入れることで、支払い機能、鍵の役割、瞬時の認証など3つのメリットがあることもわかりました。何となく危険で、難しそうと思いがちなマイクロチップの埋め込みですが、そんなことは無く、むしろ日常生活で色々と活用できるようです。

新しい技術や習慣に対して人間は臆病になる傾向があるでしょう。でも実態やメリットを確かめると、マイクロチップを埋め込むことが安全であり、そして新しい未来の在り方であることが理解できます。日本ではまだまだ少ない事例ですが、あなたも勇気を出してマイクロチップを入れて、時代の先端を行く便利な生活を体験してみましょう。

参照元 北欧スウェーデンで体内へのマイクロチップの埋め込みが広がる理由とは

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