インタビュー

髪型シミュレーションの展示から考える、AI関連企業×学生の未来とは

髪型シュミレーションの展示から考える、AI関連企業×学生の未来とは

最近ではAI(人工知能)を学生でも作ることができるので、未来のエンジニアもたくさん出てくるのではないかと考えられますよね。そういえば私も少し前にAI(人工知能)を開発する専門学校をおすすめする記事を書いたのですが、専門学校の事例を調べながら「最近の教育ってすごい〜!」って感心してしまいました。

※ちなみにその記事がこちら

そんな中、先日開催された「AI×業務自動化展」の「産学連携」のブースで「AI(人工知能)が髪型をシミュレーションするスマートミラー」なるものを発見しました。

※スマートミラーとは:インターネットでつながっている鏡のこと。たとえばスマートミラー「ミラーロイド」では、鏡の前で立つだけで仮想で試着ができたり、トレーニングのレッスン動画を見ながら自分の姿勢を確認するなどの使いみちがある

髪型チェックミラーポスター

まえだまえだ
まえだまえだ

AI(人工知能)が髪型をシミュレーションするのか・・・あったら便利そう・・・!

確かにおしゃれに見られたい人にとって、髪型を決めるのは重要です。特に今どきの美容院ではただ髪の毛をカットするだけでなく、染めたり、パーマかけてウェーブつけたり、逆に縮毛矯正かけて真っ直ぐな髪にしたり、あるいはエクステンションで髪の毛を増やしたり・・・と様々なバリエーションがあるので、事前にシミュレーションができたら安心できますよね。

しかも、これを開発したのはなんと現役の専門学校生だとのこと!きっとこういう学生さんは将来は立派なAI(人工知能)を開発する未来があるに違いありません。そしてこんなツールを開発する今どきの専門学校は実際にどんな教育をしていて、専門学校生がどんなことを考えているのか個人的には気になってきました。

ということで、今回はそんな「髪型シミュレーションできるスマートミラーの展示から見える、AI(人工知能)開発の専門学校の未来」について、このツールを開発した神戸電子専門学校の原悠介さんに話をお伺いしました。

髪型シミュレーションツールの開発のきっかけ

原さん

こちらが髪型シミュレーションを開発した原さん

まえだまえだ
まえだまえだ

今日はよろしくお願いいたします!

原さん
原さん

よろしくおねがいします!

まえだまえだ
まえだまえだ

今回の「髪型シミュレーションツール」の企画・仕組みの設計・技術的な開発を含め、ほとんど原さんの手で行ってるんですよね。今どきの専門学校ってすごいな!と思うのですが、もともとなぜ今の専門学校に入学しようと決めたのですか?

原さん
原さん

はい、もともと僕は大学に通って物理を学んでいたのですが、より実践的に「商品・サービスを作る」ことに興味を持ちました。そこで商品の企画・デザインから開発まで一通り関わることのできるこちらに入学しました。実際に作りたいものを自由に作れるので、結構楽しいです。

まえだまえだ
まえだまえだ

そうだったんですね!ちなみにこの髪型シミュレーションツールを作る前に作ったものはありますか?

原さん
原さん

はい、形があるのはこの「スマートミラー」だけなのですが、例えば天気予報の情報からその日の服装を提案したり、朝起きた1日の予定を教えてくれるチャットボットなどを開発しましたが、今回初めて商品に近い形にしたのが、「髪型シミュレーションツール」なのです。

まえだまえだ
まえだまえだ

ほう、どの作品も面白そうですね!では、今回開発した髪型シミュレーションのスマートミラーを作るきっかけはなんだったのか教えてください。

原さん
原さん

そうですね、もともと春〜夏頃でスマートミラーの制作をしていて、同じテーマで制作する時に、美容院で髪型に悩んだときの経験や、美容師さんと自分の髪型のイメージが違っていることがあったので、それを解決するために開発しました。

髪型チェックミラー

これが髪型シミュレーションミラー!

まえだまえだ
まえだまえだ

そうだったのですね!確かに美容院入ってあれこれカタログ見ながら「どんな髪型にしようか・・・」って悩んだり、美容師さんにヘアカタログを見せて「この髪型にしてください!」ってお願いしましたが、いざその髪型にしても「なんか違う・・・」って感じになってへこむことありますよね。こういうツールがあれば解決しそうです。でも、これ開発するの大変だったのではないですか?

原さん
原さん

実はこのプログラム作ったのは、ほぼ展示会直前の2日だけなんです。

まえだまえだ
まえだまえだ

えっ!2日でこれができるんですか!?

原さん
原さん

はい、僕は直前にならないとやらないタイプなんです・・・。(笑)厳密にいうとその前から取り組んでいたのですが、その前に組んでいたプログラムがまだまだ完成度が低い部分があり、シミュレーションとは程遠いところレベルだったのをとことん精度をあげて作りました。

まえだまえだ
まえだまえだ

とはいえ、2日でプログラミングしてしまうってすごいですね!

話す風景

まえだまえだ
まえだまえだ

ちなみに、このプログラミングって学校でならったのですか?

原さん
原さん
いえ、学校では企画や設計のもととなる考え方を学んで、具体的な技術となるプログラミングは独学でやりました。
まえだまえだ
まえだまえだ

へー!独学でこれだけのツール作れるんですね!なんだか関心してしまいました。ということは、このツール作るのは授業外でってことですよね?きっと専門学校の課題とかと両立するの大変そう・・・。

原さん
原さん

そうですね、自分は夜中とか土日にひたすらプログラミングに当てていました。まとめた時間で集中してプログラミングするのが好きなんです。

まえだまえだ
まえだまえだ

なるほど〜。きっとこれらの苦労を乗り越えて今後AI(人工知能)を開発すれば、感動もひとしおでしょう。これからの未来が楽しみです。

髪型シミュレーションを実際に使ってみた

髪型シミュレーションのイメージ

髪型をシミュレーションするってこんな感じかな・・・どきどき

まえだまえだ
まえだまえだ

では実際に使ってみましょう!これ、どうやって使うのですか?

原さん
原さん

これはまず、パソコンで顔を写真撮影します。仕組みとしては写真を取って「顔のパーツを画像認識で読み取って、内蔵している髪型の写真と合成する」という感じになっています。

まえだまえだ
まえだまえだ

(笑顔で撮影しつつ)これ、撮影するときは表情はどうすればいいんですか?

原さん
原さん

できれば無表情でお願いします〜。

まえだまえだ
まえだまえだ

無表情w

原さん
原さん

というのも、笑顔だとシミュレーションときにシワが写り込んでしまうので・・・。

まえだまえだ
まえだまえだ

(ああ、私も若くないんだということを忘れてた・・・)難しいですね〜。

原さん
原さん

で、この撮影した画像をこの鏡に内蔵されているディスプレイに表示させます。それと髪型のバリエーションを合成させるんです。髪型のバリエーションは少ないですが、女性用でやってみますか?

まえだまえだ
まえだまえだ

そうですね、そしたら女性用やってみましょう!

女性用髪型のイメージ

※今回合成したのはこちらの髪型です。モデルさん小顔でかわいいなあ・・・。

そして、当てはめた結果がこちら。

女性用シュミレーション

完成図(女性版)顔のパーツを読み取って合成しています。

まえだまえだ
まえだまえだ

なんだか画像が・・・粗い・・・?

原さん
原さん

これはカメラの性能に左右されるので、例えば一眼レフなどしっかりしたカメラを使えばきれいな仕上がりになるはずです・・・(笑)

まえだまえだ
まえだまえだ

そしたらちゃんとしたカメラでやってみたいですね!そういえば先程「女性用」って言っていましたが、だとすると男性用の髪型をあえて女性にあてはめて遊ぶ、ということもできるんですね(笑)

原さん
原さん

はい、できます。ってやるんですか・・・?

まえだまえだ
まえだまえだ

せっかくなので、実際にやってみましょう。

ということで、男性用の髪型を先ほどと同様に当てはめた結果がこちら。

男性用シュミレーション

完成版(男性用)なんか若い人にいそう。

まえだまえだ
まえだまえだ

なんかこのメガネといい、バンドマンにいそう・・・。

(一同爆笑)

まえだまえだ
まえだまえだ

とはいえ、ちゃんと似合っています!こういう商品、すごくニーズありそうですよね!

原さん
原さん

そうですね、現段階では髪型のバリエーションもフリー素材から取ってきたものばかりなので、今後もし商品化するときはヘアスタイルの雑誌の画像から取り込めるようになると最高ですね。

AI(人工知能)を学ぶ学生×企業でコラボする未来

今回、私が取材しようと決めたきっかけが、「AI×業務自動化展」で「産学連携」のブースで展示されているのを見て「これ面白そう!」「こういう取り組みがあったら未来のAI(人工知能)エンジニアにも役立ちそうだな」と感じたことなのですが、そもそも今回なぜ企業のブースで展示することになったのでしょうか?ここからは、展示ブースでご協力いただいたデジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社の小原さん・伊藤さんも加わって、お話をお伺いします。
小原さん・伊藤さん

デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社の小原さん(左)・伊藤さん(右)

まえだまえだ
まえだまえだ

まず、デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社と神戸電子専門学校さんとのつながりができたきっかけを教えていただきますか?

小原さん
小原さん

はい、きっかけは採用活動の一環として専門学校の生徒さんが作ったものを展示する発表会にお伺いしたことです。その発表会でひときわしっかりした内容の発表を原さんがしていたのと、「スマートミラー」という新しい題材を取り上げていたのがとても印象的で、お声がけしました。

まえだまえだ
まえだまえだ

なるほど、そういうことだったのですね!ちなみに、小原さんにとって原さんのこの作品を取り上げようと思ったところはどこなのですか?

小原さん
小原さん

我々の企業も常に情報を集めていく中で「スマートミラー」は気になっていたところだったのと、原さんを見て「すごく目的をもって学んでいる学生さん」と感じて、「この人と組んだら面白い展示ができそう」と直感的に思いました。

伊藤さん
伊藤さん

実際に、今回のスマートミラー制作にあたって、我々はアイディア出しのみ参加しました。今どきの学生さんはSNSとかですばやく情報を集めることができるので、私たちも学生さんの自由な発想力に驚かされることも多く、とても刺激を受けました。

3人が話すイメージ

デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社の方にも褒められている原さん。将来有望ですよね!

まえだまえだ
まえだまえだ

なるほど、AI(人工知能)を開発する学生さんも、こういう目線を知っていると未来に役立つかもしれません。ちなみに、こういう取り組みって以前にも行ったことがあるのですか?

小原さん
小原さん

いえ、実はこのような「産学連携」の取り組みは会社でもはじめての試みだったのです。ちなみに声をかけたのは秋頃で、約4ヶ月ほど準備期間をいただいていました。

まえだまえだ
まえだまえだ

なるほど!実際に来場した方の感想ってどんな感じだったのですか?

小原さん
小原さん

はい、やっぱり「スマートミラー」って目新しく興味を持ってくれたお客さんも多く、大変喜んでいただけました。

伊藤さん
伊藤さん
あとは、展示会にくるお客さんも企業の人や専門学校の人などが来るので、単純に「学生さんが作っている」ってだけで気になるお客さんもいました。

話すイメージ

まえだまえだ
まえだまえだ

なるほど!確かにこのような企業×学生とのコラボができると、企業さんにとっても認知度が上がりますよね。ちなみに今後もこのような取り組みをやっていく予定はありますか?

小原さん
小原さん

そうですね、実はこれまで弊社の名前や取り組みを学生さんに向けて知らせる機会がなかったので、今後も展示会にどんどん出展していきたいのと、またいろんな専門学校とコラボレーションしていきたいと考えております。それによって弊社で働きたい!という学生さんが増えたらいいな、とも考えています。

まえだまえだ
まえだまえだ

いいですね〜!原さんのような才能のある学生さんにもどんどんチャンスが巡ってくる機会があると、AI(人工知能)を始めとした未来のエンジニアになるような学生さんのモチベーションも上がりますよね!ちなみに、原さんも将来の夢はありますか?

原さん
原さん

はい、もともと「企画やりたい」ってずっと言い続けていましたが、こういう経験を通して「どうやって作るの?」と聞かれるとやっぱり技術的なところが出てきて、自分もエンジニアに近づいた気がしました。(笑)今は好きなようにいろんなものを作っていますが、いずれ作っているものがこうやって商品になって売っていけるといいなと思っています。

まえだまえだ
まえだまえだ

そうなのですね。企業さん側としても、学生さんの自由なアイディアに触れることができる、学生さん側にも自分の持っているアイディアを企業さんが実現することができますよね。ますますAI(人工知能)関連の教育・また企業の未来が楽しみになってきました。今日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

最後の集合写真

最後に皆さんで集合写真!

ということで、AI(人工知能)を使った髪型シミュレーションツールを通じてその教育の未来などもふくめてお話をお伺いしました。このような企業と学生さんが一緒になると、

  • 学生さん側のメリット→自分のアイディアを実現する場ができる!学校で学んだことを実践したり、将来の道に近いことができる!
  • 企業さん側のメリット→学生さんのアイディアに刺激を受けることができる!自分の企業名を広めることができる
  • つまり学生×企業のコラボ=どっちにも得する体験ができる!

という未来に向けた新しい発見があることがわかりましたよね。学生さんにとっては、実際の企業さんとつながりを持てることで将来を考えたり、またいずれAI(人工知能)を開発するという未来の仕事に携わることができると、とても楽しい経験となるに違いありません。企業としても、学生さんならではのアイディアから刺激を受けたり「学生さんとコラボ」ということで若い人材を育てることにもつながります。つまり、企業さん×学生さんのコラボはどちらにとってもwin-winな関係になれるでしょう。

このような双方によい刺激をもたらす「学生×企業」がコラボしていろんな作品が世の中に産み出されれれば、AI(人工知能)開発の未来が面白いことになるに違いないですよね!

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