AIとは何か

今すぐ解決!なぜIotとAIがセットで取り上げられるのか徹底解説

自動運転自動車のイメージ

最近、IoTとAI(人工知能)という言葉をよく耳にしますよね。労働力不足を補うAI(人工知能)の話や、はたまた逆にAI(人工知能)が仕事を奪うなど、色んな情報が飛び交っています。

そしてIoTに関しても同様で、生活に便利なIoT家電や、産業分野向けのIoTなどの話題も。

このIoTやAI(人工知能)を利用する機会は、今日常やビジネスの場で増えてきていますし、今後もっと私たちの身近な存在になることは間違いないでしょう。

そんな中、IoTとAI(人工知能)二つを活用する動きも増えてきています。

でもIoTとAI(人工知能)両方を一緒にどうやって使うのでしょうか。この二つはここ何年かでメジャーになったワードなので、二つが連携するのをイメージできない方もいるかもしれません。

今回はIoTとAI(人工知能)がどんな関係性を持っているのか、事例も含め、解説していきましょう。

モノのインターネット、iotとは

IoTのイメージ

まず、そもそも「IoT」とは何でしょうか。「IoT」とは「Internet of Things」の頭文字を取った単語、「モノのインターネット」と呼ばれています。

もう少しわかりやすく説明すると、

IoTとは身の回りのモノがインターネットでつながる仕組みのこと。
そして、IoTに自身の状態や環境を把握できるようセンサーを設置して、ネットワークを通してデータを収集することでデータを活用していくことも可能。そのデータはIoTデータと呼ばれます。

IoTを使った実例

スマートホームのイメージ

それでは、IoTの具体的な実例をお伝えしましょう。

今どの家にもエアコンがありますよね。

このエアコンがiot化した場合、センサーで部屋の温度だけでなく人の位置や体温、明るさなどさまざまな情報をよみとり、送信することができます。そしてデータを集めて分析。それによって、どの室温でどのくらいの風量や風向きなら人が快適に過ごせるかなど情報を得ることができるのです。

IoTは、スポーツの分野でも活用されています。

ボール内に内蔵されたセンサーによってシュート角度や速度、バックスピンのかかり方などのデータがスマートフォンへ送られ、バスケットボールの上達の役に立てることができたりも。スマートフォンで簡単に客観的にデータをみることができるなんて画期的ですよね。

家電やスポーツではなく、寝具の分野でもIoTが使われている例があります。

それは、快適な睡眠がとれるように、マットレスにユーザーの睡眠パターンや習慣を学習、その情報に合わせて自動的にベットの温度を調整するサービス。また他の機器と連携することで、ベッドに入ると戸締まりを確認。起床したらコーヒーを沸かすように設定することもできます。

他にも、

今少しずつユーザーが増えているウェアラブルデバイスで、健康状態の記録・管理、医師とデータを共有することにもIoTが使われています。

このようにIoTって色々なところに使われていることが分かりましたよね。

ちなみにこのIoTによって集められたデータのことをビックデータと呼びます。IoTとAI(人工知能)のお話をするとき、このビックデータの話は重要になってくるでしょう。

それではこれからビックデータについてもお話します。

ビックデータとIoT、ビッグデータとAI(人工知能)の関係

ビッグデータのイメージ

ビックデータとは、

従来のデータベースで扱うことが困難なほどの巨大なデータ群のことです。

これまで形のある構造化データとSNSなどの形のない非構造化データ2つをビックデータとして利用して分析していました。

そこに、IoTデータが加わり、より膨大なビックデータとなったのです。

このビックデータは3Vと言われる3つの特性を持っています。

最初のVは、ボリューム(Volume)、つまり量。次に、従来のデータベースで管理できる構造化データだけでなく非構造化データやセンサーのIoTデータなど多彩な種類を扱うという意味のバラエティ(Variety)で、最後に重要なのは、発生頻度であるベロシティ(Velocity)です。

このようなビックデータを分析をすることで様々なサービス等に利用されているのですが、このビックデータを正確に分析するためにはAI(人工知能)を利用します。

AI(人工知能)でビックデータを分析することで、データの規則性を見つけたり、実際に機械の制御することが可能です。

IoTとAIを連携させた例

農業のイメージ

と、ここまではビックデータとIoT、そしてAI(人工知能)に活用することについてお話しましたが、ただ説明するだけだと分かりにくいかもしれないので、これからIoTとAI(人工知能)を使った事例をお話しましょう。

あらゆる情報を分析する自動運転

まず有名なのは、自動運転自動車。

自動運転自動車を動かすためには、周辺車両や歩行者、信号、渋滞、事故などの膨大な情報が必要です。そこでIoTを利用して、道路情報や、渋滞情報、周辺の障害物の情報など、それらのあらゆるデータを集めて、AI(人工知能)が集めた情報を分析。

そうすることによって、運転時の障害物の把握や自動車への運転指示などを実現しました。これで自動車を自動で動かすことができるようになります。

製造業での余地保全

次は製造業。製品の生産状況や在庫管理や設備機器の稼働率や予知保全などの情報をIoTによって集めている事例は多くありますが、現在、それらの情報をAI(人工知能)で活かす試みは行われています。

機器の予知保全でいえば、過去の設備の故障や部品交換時期などのデータをAIに分析させ今と比較。これによっていつ故障するか、いつ部品交換が必要なのかといった情報を導き出します。そしてそのデータをふまえ、人が故障前に処理したり、部品を発注することができるでしょう。

農業の分野での活用

農業の分野でも、IoT+ AI(人工知能)による農業の専門家のためのサービスがあります。

それはCO2センサーや温湿度センサーなど、センサーで収集したデータをAI(人工知能)が機械学習して、水分量や日照量などを自動でコントロールします。

農業を始めたばかりの人でも、このようなサービスを使えば、熟練した農家さんと同じくらい元気な作物を収穫できるかもしれませんよね。

冷蔵庫での在庫管理と献立作成

冷蔵庫にもIoTやAIは利用されています。

この冷蔵庫は材料の購入から在庫管理。そして蓄積されたデータを利用して、献立まで提案してくれるのです。

忙しくしていると、買い物する時間もなくて、急にできた隙間時間に買い物することってありますよね。そんなとき、何が冷蔵庫に残っていたか覚えてないことってあるはず。

あとはお家で引きこもって買物に行く元気すらないとき、残りの食べ物で何を作れば良いか迷ったときなんかに活かせそうでしょう。

 

AIのイメージ

ここまで、IoTとAI(人工知能)のつながりについて紹介してきました。

IoTでデータを収集し、AI(人工知能)はそのデータを使って分析をおこないます。データを集めたら集めた分だけより正確に分析できるようになっていくので、常にデータを収集することができるIoTとデータを分析できるAI(人工知能)って本当に相性がよくて、お互いの強みを活かし合えるような関係でしょう。

これまでご紹介してきた通り、この二つの技術は色々な分野で利用されています。きっとこの二つが連携したサービスはこれからもっと増えていくことでしょう。

この先、どんなサービスが出てくるか今からワクワクしてきますよね。きっと世界はもっと便利になっていくことでしょう。

AI(人工知能)とIoTで起こりうる私達の生活の変化4つ
AI(人工知能)の技術が成長していく中、IoTの発展も目覚ましいものとなっていますよね。でも具体的に私たちの生活がどう変わるの?というのは、イメージできないかもしれません。そこで今回は、AI(人工知能)とIoTによって、私達の生活がどのように変化するかをお伝えします。

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