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それなら埋め込んでみたい!マイクロチップ埋め込みの活躍シーン

地球に触れる手のイメージ

「マイクロチップの埋め込み」と聞くと、日本では「ペットに埋め込むもの」という認識がやっと根付いてきたかどうか、といったところではないでしょうか。

犬や猫などのペットに対しては飼い主を特定する手段のひとつとしてマイクロチップの埋め込みが世界的に推奨されていますが、スウェーデンやアメリカをはじめ、世界にはマイクロチップを人間に埋め込む・・・しかも個人的にではなく会社単位で従業員の手にマイクロチップを埋め込み、買い物ができたりオフィスの鍵を開けたりコピー機などの設備を使えたり・・・といった企業が出てきて話題になっているんです!

ペットならまだしも、人間の体にマイクロチップを埋め込むとなると「親からもらった体を傷つけてはいけない」といった文化がある日本では、きっと多くの人が抵抗感を持つことでしょう。

一方、マイクロチップ先進国では
「手にマイクロチップ埋め込んどいたら鍵とか持ち歩かなくていいし便利だよ!」
「ほんと!じゃあ私も入れとこうかな!」
みたいな感覚で、どんどんマイクロチップを埋め込んでいる・・・かどうかは定かでないですが、すでに数万人〜数十万人の人が、マイクロチップの埋め込みをしていると言われています。

そこで今回は、日本ではまだまだ普及していないマイクロチップの人間への埋め込みについて、「そんなことができるようになれば私もマイクロチップ、埋め込みたい!」とか「まぁ、みんながやるなら私も埋め込んでみてもいいかな…」ぐらいには思っていただけるよう、どんなことができて、どのように活用が進んでいくのかを、希望的観測も含めてお伝えします

マイクロチップってこんなもの

マイクロチップ人間用の画像

まずはマイクロチップがどんなものか、すでにご存知かもしれませんがおさらいしておきましょう。

マイクロチップは一般的に、米粒2つ分ぐらいの大きさのカプセル状で、製造時に記録される「世界で唯一の識別番号15桁」に対して、利用者が管理会社に情報を登録することで識別できるようになります。

日本ではまだ埋め込んでいる人はとても少ないのですが、なんと!私の会社の社長が、既にマイクロチップを埋め込んでしまいました!どこにも活用できていないリアルな現状(笑)の取材記事がありますので、ぜひご覧ください!

日本ではまだまだ便利とは程遠い状況ですが、たとえばキャッシュレス化の進んでいるスウェーデンでは、国営鉄道「SJ」でもマイクロチップによる決済サービスが導入されているなど、随分と活用が進んでいるようです!

決済の様子はこんな感じ↓

体内に埋め込み式チップ スウェーデンの乗車券

アメリカのシステム会社スリー・スクエア・マーケットでは、自販機の決済などにも使われています↓

社員の体にマイクロチップ埋め込み 米ソフトウェア会社

わざわざ「鍵をあける」「支払いをする」といった、ICカードでできることをする目的だけで、マイクロチップの埋め込みという手段を選ぶなんて、ちょっと理解できませんよね!

でも、活用の場が広がっていくと、他では代替できない価値が生まれてきそうです!次で見ていきましょう。

マイクロチップにGPS機能

マイクロチップにGPS機能

マイクロチップについての悲観的な主張として「GPS機能によって世界中のどこにいても追跡される!」と言われているのををよく見かけますが、現在のマイクロチップにはGPS機能はついていません

世界最小クラスのGPSデバイスでもまだ500円玉くらいの大きさなので、体内に埋め込む大きさ・メンテナンス性になるまでにはまだしばらく時間がかかりそうです。

しかし、マイクロチップにGPS機能をつけて体内に埋め込みできるようになったら、もしかしたらとても良いのではと、私は思っています。

たとえば突然やってくる事件や事故、災害などのときに、GPSが体内に埋まっていれば追跡して助けてもらえる確率が上がりますよね。

海で流された、地震で倒壊した家屋の中で動けない、誘拐・拉致・監禁された、、、自分ごととして捉えている人は少ないと思いますが、悲しいことに毎年多くの方が、こういったことで命を落としています。

そんな状況はやって来なければ幸せですが、「備えあれば憂い無し」。突然やってくるトラブルにはいつだって万全の体制で備えておきたいですよね。

ちなみに、「GPS搭載で個人が国家に追跡・管理される」といった主張に対しては、「それが国家にとって有益であれば、GPSのついているスマホがこれだけ普及してるんだから、スマホでもうやってるんじゃない?」と私は思ってしまいます。実際のところはどうなんでしょうね。

マイクロチップで個人情報の一元管理

マイクロチップで個人情報一元管理

マイクロチップで「銀行の入出金履歴や病歴、戸籍情報などありとあらゆる個人情報が一元管理される」といった噂もよくありますが、マイクロチップに書き込まずとも、マイナンバーができた時点ですでに管理できる方向へ向かっていることには違いないでしょう。

しかし、それは本当に危険なことなのでしょうか?マイクロチップに情報を一元管理することで役立つことは多そうです。

救急時

マイクロチップに医療情報を登録しておくことで、たとえ意識のない状態でも血液型やアレルギー、服用薬の有無などを考慮した処置をスムーズに受けることができます。一刻を争う救急医療の場でこういった情報がスムーズに得られることは医療的な観点では大きなメリットですよね!

災害時

身分証は持っていない、携帯は壊れて使えない、通帳や印鑑もない、でも生活資金がすぐに必要!といった状況でも、マイクロチップであれば身体ひとつで本人確認を取ることができるので、スムーズに手続きを進められるようになり、ストレスも少しは軽減できるかもしれません。

死亡時

あまり考えたくないですが、急死した場合はどうでしょう。ほとんどの人は、自分の銀行口座の情報や様々なデジタルアカウントの情報など、残された人が処理すべき情報をまとめていないのではないでしょうか。そういった情報をマイクロチップに一元管理できれば、相続の抜け漏れやトラブルを防ぎ、残された家族の手間は随分と軽減されるはずです。

マイクロチップを埋め込む未来

マイクロチップの人間への埋め込みが普及することによって得られるメリットをお伝えしました。

日頃の生活にはあまり恩恵を感じなくとも、事件・事故・災害・病気など、自分で必要な情報を伝えられない状況になったときにマイクロチップが代わりに語ってくれるというのはとても意味のあることではないでしょうか。

とはいえ、悪意ある人物に勝手に情報を抜き出されてしまったり書き換えられてしまう、といったことがないよう、どうセキュリティーを高めるかなど、解決すべき課題もたくさんあるのが現状です。

今後、どのように普及していくのかを見守りつつ、メリット・デメリットをしっかりと熟考し、暮らしのなかに取り入れていきたいですよね。

※そんなこと考えずに、とりあえず行動を起こす人たちのインタビュー記事はこちら

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