テクノロジー

AI・人工知能EXPOで行列ができていた人気技術をご紹介

AI技術のイメージ

2019年も、AI・人工知能EXPOが大盛況で行われました。一般の方には少し馴染みのないかもしれませんが、日本最大のAI(人工知能)専門展として多くのビジネスパーソンから注目されており、会場では商談がメインとなっています。

来年の2020年に開催がすでに決定されており、多くのブースは埋まってしまっていると聞くので、今年のイベント反響も大成功だったのでしょう。今年は約250社ほどの企業がブースを構えて、会場の様子の写真を見ると、スーツ姿のビジネスパーソンに溢れていました。この次の時代にくる技術をその目で確かめようとする気迫が感じられますよね。

でも実際気になるのは、どんな技術が今後実現して、私達の生活の中で生かされてくるかです。

そこでこの記事では、AI・人工知能EXPOで紹介されていた人気の技術をご紹介しましょう。

出展社がメインとして扱っている技術AI(人工知能)

AI・人工知能EXPOのイメージ

それでは、AI・人工知能EXPOの中でも行列ができていた、人気技術をご紹介します。

出展社がメインとして扱っている技術は、ざっくりと次の通り。

  • ディープランニング
  • 機械学習
  • ビッグデータ
  • ハードウェア
  • AIアプリケーション
  • 自然言語処理

この6つのテーマを軸として、行列ができていた人気技術をピックアップして皆さんに分かりやすくリポートします。

AI・人工知能EXPO

ディープランニングの技術をエンドユーザーへ

deepstationのイメージ

AI・人工知能EXPOの会場の中でもひときわ存在感があったブースが「ギリア」。今もっとも勢いのあるベンチャー企業の一つです。

ギリアの提供する製品で一番衝撃を受けたのが、マウス操作だけディープランニングが手軽にできるソフトウェアの「Deep Analyzer Lite(ディープアナライザー・ライト)」。

これだ聞くとどのような活用方法があるのかまだ、ピンとこないでしょう。

Deep Analyzer Lite特徴は、エンドユーザーでも手軽にAIの開発から検証までができるグラフィックベースの深層学習環境を提供しています。

「AIで人間の機能を拡張し、多くの人の幸せにつなげる」ことがギリアのミッション。そんな意気込みが感じられ、展示会では注目を集めていました。

Deep Station

さくらインターネットの機械学習を取り入れた顔認証システム

画像認識のイメージ

次にご紹介するのは、さくらインターネットの顔認証システム。これは、機械学習で進化した顔認証システムで、感情・年齢・性別まで瞬時に読み取ることができます。

このシステムは様々なシーンで活用が開始されている顔認証システムで、今回の展示では、さくらインターネットのブースに用意された大型の画面には大勢の人だかりができました。

今回ブースで披露さたのは、顔認証システムを使って感情・年齢・性別を予測するデモです。人間同様、いやそれ以上の目をAI(人工知能)は手に入れていることを実感できたことでしょう。そしてこのシステムのすごいところは、女装している人の性別までも見抜くほどの能力があること。(もちろん100%で判別できる訳ではありませんが。)

でも、表情で感情から性別まで分析できるのだから大したものですよね。

さくらインターネット

AI・人工知能EXPOで確信したデータ分析ソリューションの未来

albertのイメージ

また、ビッグデータの分野では、ビッグデータアナリティクスを得意とするAlbertが高い関心を集めていました。

今後どの分野にもAI(人工知能)・ビックデータ分析解析によるコンサルティングやAIアルゴリズムのシステム導入は欠かせないでしょう。

AI(人工知能)新時代は、今までの人間による分析力をはるかに超えたAI(人工知能)を超最適化のシステムを活用した企業がその分野をリードする大きな力を手に入れていきます。

Albert

AI・人工知能EXPOで関心した最新のハードウェア

ファーウェイのイメージ

この展示会ではAI(人工知能)向けハードウェアの展示もありました。今回AI・人工知能EXPO初出展の中国企業ファーウェイ・ジャパン。

ファーウェイは、スマホのメーカーとしても日本では有名です。ですが提供しているハードウェアはスマホだけではありません。

初出展とありましたが、ファーウェイが掲げるインテリジェント化は、スマホだけでなくこれからの5G(第5世代移動通信システム)時代を見据えて、インテリジェントコンピューティング・データセンターなど核たる部分のハードウェアにも力を注いでいます。

今回の展示には、さまざまなコンピューティングの要望に対応するための最新のチップセットを搭載した最新のサーバーなどを披露。

これらを見ると、ファーウェイの底力は見せつけられているようで、今後のさらなるAI(人工知能)の技術で中国に勝てる企業が日本からでてくるのか心配にもなりますよね。

ファーウェイはこのような展示でしたので、最新技術を集約した最新サーバーなどに関心が高い層から注目を集めました。

ファーウェイ・ジャパン

AI・人工知能EXPOでみたAIアプリケーション

チャットボット対応のイメージ

AI・人工知能EXPOでは、様々なチャットボットが数多く出展されてました。

チャットボットは、さまざまな可能性を秘めています。すでに気づかないうちに触れ合う機会が年々増えており、自然な対応に違和感を感じなくなりました。
例えば、LINE・フェイスブックなどにもチャットボットの活用したサービスが提供されています。複雑な質問でなければ回答が得られて、まるで生身の人間とチャットをしている感覚にもなることでしょう。
また、今ではコールセンターにも積極的にチャットボットの技術を導入しています。膨大なビックデータの中から適切な回答を即座に検索し、回答することが可能です。

ですから、今後はAI(人工知能)に置き換えられて、コールセンターを無人化を可能にしていくことが予測されています。

ビジネスパーソン注目の自然言語処理システム

株式会社アドバンスト・メディアのイメージ

自然言語処理システムでビジネスパーソンが飛びついたのが、アドバンスト・メディアの「AmiVoice」。これは、議事録を作成している企業に必要不可欠になるシステムです。

「AmiVoice」は、音声のテキスト化と、リアルタイムの文字起こしを可能にする音声認識技術を搭載。最新の深層学習でその性能は、会議・セミナー・インタビューなどのリアルタイムの議事録作成に活用されています。

文字起こしは、長時間かかる単純作業ですよね。ですから、これらの作業は今後確実にAI(人工知能)による音声認識により自動化されていくでしょう。

株式会社アドバンスト・メディア

番外編 VR・AR・MRやブロックチェーンの感心の高さ

ブロックチェーンのイメージ

最後に今年のAI・人工知能EXPOと同時開催のコンテンツ東京2019で、VRやブロックチェーンなどの出展ブースがあり、これらの最新技術に触れてみたいという人で行列ができました。

ゲームなどのエンターテイメントがいち早くVRなどの技術を取り入れていましたが、今後はさらにこのような技術は、様々なジャンルの業界で活用される事が期待されています。

また、AI(人工知能)と組み合わせて新しい製品も続々と出てくることでしょう。こちらの分野も目が離せません。

 

AIを使うイメージ

今回は、 AI・人工知能EXPOで人気のあった技術についてご紹介しました。

AI(人工知能)の活用方法は、2019年のAI・人工知能EXPOでは過去の2回の展示会と比べてもその能力は飛躍的に進歩していることは確かです。

しかし、人とAI(人工知能)の共存する未来がどのような形なのかは、誰も正確にはわかりません。また、これらの技術革新の一方で、AI(人工知能)は人から仕事を奪うと考える人もまだまだいます。

しかし、展示会にブースを構える多く企業は、AI(人工知能)は敵ではなくパートナーとして人の役に立つサービスを提供し、より良い未来を想像、期待して情熱を燃やしている企業ばかり。

これからの未来の社会や暮らしの様々なシーンでさらにAI(人工知能)が活用されます。ですので、展示会でちょっと先の技術を体験し、今後の仕事や生活へ繋げていきましょう。

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