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日常からビジネスまで!人工知能がもたらす新しいwebサービスとは

webサービスのイメージ

人工知能(AI)が発達するにつれて、これを利用したサービスが多く見られるようになっていますよね。特に人工知能(AI)が使える情報が電子化されているweb、およびクラウドの環境は人工知能(AI)の強力な処理能力が生かせる最適な場です。

Googleが提供しているGoogle翻訳はWebサービスとしての人工知能(AI)の代表的なもの。言語認識と辞書機能の情報処理を組み合わせたアプリケーションは発展段階ではありますが、今後の人工知能(AI)活用の基礎的な機能となるものと言えるでしょう。人工知能(AI)の機能がさまざまな範囲に広がるにつれて、人工知能(AI)を利用するいろいろな使いみちが生み出されています。

投資情報の処理や株式チャートの分析のような数字を扱う用途のコンピュータライズは今までの情報処理技術の延長としての人工知能(AI)の活用事例。一方で人工知能(AI)特有の認識能力や機械学習を使ってこれまでは考えられなかったようなWebサービスも生まれ始めています。

今回は人工知能(AI)を使ったWebサービスの最新アプリケーション事情を見てみましょう。

人工知能(AI)を使ったWebサービス

カフェで人工知能(AI)webサービスを使うイメージ

人工知能(AI)の情報処理能力と学習機能を活かしたWebサービスが期待できる代表的な用途が、web上のeCommerceのプロモーション。すでに多くの情報がネット上でサービスとして提供されていますが、

人工知能(AI)が大きく変えるのは、その情報のリアルタイム処理とカスタマイズ。レコメンデーション・システムと呼ばれるこの用途は、あなたが欲しい情報をそのときにあなただけのために選別して見せてくれます。

レストラン情報はweb上に数え切れないほどありますが、これはどれもお店のガイドブック情報を流しているサイトです。条件検索はできるけれど、どの店を選ぶべきかは結局、自分がリストの中から選ぶことになります。

どうやってこの中から、自分が行ってみたいお店を選べばよいのでしょう。

Pecomyはあなたの気分にあわせてぴったりしたレストランを探し出してくれる人工知能(AI)サービス。

スマホの画面に映る料理の画像の中から自分の気分にあったものをどんどん選んでいくと、Webのデータベースを使って、そのときのあなたの気分に合わせてあなたの周りのお店からPecomyがおすすめの一軒を選んでくれます。

ダイエット中の方にはCALNAを紹介しましょう。CALNAはあなたのダイエットプランに合わせて、適当な外食プランを立案してくれる人工知能(AI)ダイエットアシスタント。

コンビニの持ち帰り食品や外食チェーンのメニューをもとにプランに応じた献立を立ててくれるのは、自炊をしないユーザーにもありがたい機能です。

Web上のお店紹介に付けられているたくさんのレビュー記事。87%のインターネットユーザーはネット上の情報を知人の紹介と同じくらいに信用してしまうそうです。

でも、「いいね」の数とお店の良し悪しがちゃんと関係しているとは限りませんよね。人工知能(AI)はこのお店のレビューをスキャンしてフェイク・レビューを探索してくれます。

ラスベガスの高級ホテルBellagioでは、すべてのweb上の情報での自社についてのレビューアカウントを人工知能(AI)の機械学習アルゴリズムで分析。

一部のレビューアーによる偏った意見を退けて、より信頼性の高いレビューをお客様に提供しています。このWebサービスは一般的な商品購入サイトにも適用できるでしょう。

人工知能(AI)がサポートするメディア・インターフェース

AI(人工知能)の画像処理のイメージ

従来のコンピュータソフトウェアと異なる、人工知能(AI)特有の長所を活かした役割は、人とのインターフェースになれることですよね。人工知能(AI)がもつ認識能力と学習能力を活用すればメディア間で情報を変換することが可能です。人が日常的に使うメディアもそのままの形でソフトウェアが使用できる情報。話し言葉の声も絵や写真もそのままで人工知能(AI)が取り込み、データとして処理してくれます。

人のしゃべる言葉を聞き取ってテキストの形に書き直す。そんな人工知能(AI)の能力を使ったwebサービスが、Voicera社の音声認識人工知能(AI) Eva

複数の人がしゃべっている状況にも対応し、専門用語や業界用語も聞き取って会議の議事録を作成する人工知能(AI)のアシスタントWebサービスです。

会議内容の重要な部分はEvaが自分でハイライトをつけて強調。会議の参加者がEvaに話しかけて活動項目を箇条書きにしたりするように指示することにも対応。PCのカレンダー機能でEvaを会議の参加者に登録すれば会議開催と同時にEvaはスタンバイ。スマホのアプリでもサポートされています。

MicrosfoftがリリースしたSeeing AI は写真の画像を言語に変換してくれる人工知能(AI)アプリ。

目の不自由な人がスマホをもっと使えるようにとの思いで開発されたこのアプリは、スマホ上の画像を人工知能(AI)が「見て」、それが何であるかを説明してくれます。写真に写った本や手紙を音読し、写真の人物が誰かだけではなくその人のおおよその年齢や表情を伝え、写真の料理の名前と作り方まで説明してくれる「しゃべるカメラ」です。

Web上の情報を人工知能(AI)がサーチしてそのデータを指定された形式で出力するサービスがWebスクレイピング。

必要な情報がWeb上で書きかえられるごとに人工知能(AI)が自動的にそのデータをWebから読み込んでくれます。さらに、同じデータをもっと効率的に入手できるサイトをWeb上から見つけ出すことも。必要な情報をHTML、ソーシャルメディア、PDFなどWeb上の全てのリソースから読み取るこのサービスは、大量のデータを継続的にリサーチする作業を大幅に効率化するでしょう。

ユーザーの日常生活全般の情報を管理してくれる人工知能(AI)ツール「SELF」

このiPhoneアプリは人工知能(AI)があなたと直接コミュニケーションを重ねることであなたについての情報を分析し、メンタルや健康の管理、Webから興味のあるニュースの選定などをしてくれるサービスです。人工知能(AI)はキャラクターとして登場し、情報が多くなるごとに複数のキャラクターが表れて、より多くのサポート機能を発揮。

天気予報やスケジュール管理から始まって、占いや性格診断、恋愛相談や愚痴の聞き役になってくれたり、ダイエットの管理ではあなたを励ましてくれたり叱り飛ばしたりしてくれます。昨日と今日のあなたが違うところを見つけ出し、「あなたの役に立つ」ことを目的に情報を提供。さらにあなたの価値観を理解して、それに合うテーマや情報を先回りして探し出してくれる人工知能(AI)ライフサポートです。

 

AI(人工知能)webサービスのイメージ

人工知能(AI)の学習機能、音声や画像認識を利用したWebサービスは、次第にそのサービスの場を広げ、従来のコンピューターが利用されていなかった分野に用途を見出しています。

人工知能(AI)を用いた新たなWebサービスは、単に人工知能(AI)の機能を単独で使うだけではなく、Webサービスの用途と目的に合わせていくつもの機能を複合したものにシステム化されていくのです。

人工知能(AI)による購買プロモータには過去のデータを分析した予測システムに、レコメンデーション・システムが組み合わされています。

今後は更にビジュアルサーチという画像処理システムを組み込むことができるでしょう。さらに自然言語システムを組み込んでチャットボットをインターフェイスにできれば、画像―テキスト―言語のメディアインターフェースがビッグデータに繋がります。

人が人工知能(AI)をより自然な感覚で使い、人工知能(AI)が人をより広い次元で理解していく。そんな人と人工知能(AI)の新しい関係がもうすぐ姿を現します。

参照元 ビジネスシーンや日常で役立つAIを活用したWEBサービス・アプリのまとめ

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