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機械とも心を通わせられる!?発展し続ける人工知能との会話とは

人工知能がいるイメージ

人間よりも人工知能との方が、会話で心が通いやすくなる時代が来つつあると知ったら、みんな驚きますよね。人間との自然な会話に幼い頃から慣れているわたしたちは、これまでの人工知能との会話にどこか不自然さを感じがちです。

人工知能とはArtificial Intelligenceの日本語表記で、人間の知性を人工的に再現する技術の総称を指します。従って私たちが、人工知能に会話パターンなどを学習させておくと、人工知能に話しかければ、まるで人間が相手であると思わせる返答をしてくれるのです。

そうすると紋切り型といいますか、パターン通りの答えが返ってきて、確かにあり得そうな答えですが、心が通った会話をしている気分にならない場合もあります。会話を欲する人間の心は複雑です。

でも最新の会話型人工知能は、そんな複雑な人間の心を満たすようになりつつあります。そこで今日は、発展した会話型人工知能の例として、SELF(セルフ)というアプリを紹介しましょう。

SELF(セルフ)エンジンについて

SELFを始めるイメージ

まずSELF(セルフ)というアプリが、会話型人工知能の中で優れたものである理由をお伝えします。その理由はというと、SELF(セルフ)エンジンという特別なシステムを備えているからです。

SELF(セルフ)エンジンとは、SELF(セルフ)株式会社が独自に開発したシステムであり、人工知能を活用して自動的に理解と推測を行うシステムのことをいいます。
ではどこが、他の人工知能と比べて優れているかというと、会話の処理に特化した機能を持っている点でしょう。

つまりSELF(セルフ)エンジンは、ただ会話だけを記録するだけではなく、いつ発言したのか、どこで発言したのかという副次的な部分まで分析できるという機能があるのです。従って会話のパターンに則した処理だけでなく、その会話の背景にある話者の行動パターンや状況を推察し、話者の感情や心に迫る返答を行うことが出来ます。

私たちは同じ内容を言っていても、時と場合によって、それぞれ違う気分で言っている時がありますよね。SELF(セルフ)エンジンは、そうした気分をも分析し、それに配慮した返事を可能にするのです。この機能が、人工知能を用いた会話アプリSELF(セルフ)の作成に貢献しました。

SELF(セルフ)のキャラクター紹介

キャラクターが寄り添ってくれるイメージ

それでは、この優れた会話型人工知能であるSELF(セルフ)エンジンを組み入れたアプリSELF(セルフ)についてお話しましょう。SELF(セルフ)は、SELF(セルフ)エンジンを活用して、人工知能とサイトの中で疑似的な会話を提供します。しかも特徴的なのは、この会話に対応してくれるキャラクターが四種類もいることです。

一人目は「全肯定的ロボ」がいます。この「全肯定的ロボ」は、話者を知り、話者の精神面をフォローすることを目的としたキャラクター。ですから、話せば話すほど、話者のことが記憶され、それに応じてこの「全肯定的ロボ」は、仕事のことや体調を心配してくれたり、不安な時は紛らわしてくれたりして、いつも話者の味方でいてくれます。
二人目は「バーチャルオカマバー」。なんと、このキャラクターを作成するために、開発者たちは新宿二丁目へ通いました。だからこの「バーチャルオカマバー」は本当にリアルで、独特な人生観を話してくれつつ、時には厳しい助言と共に相談にのってくれます。
三人目は「自分専用美少女」です。時に同じ返事を受けても、綺麗な女の子がその目元その口調で言ってくれると、気分がよくなることもありますよね。SEFL(セルフ)はそんな面も計算に入れて、人工知能に語りかける話者に癒しを与えもするのです。
四人目のキャラクターは「情報型AI(人工知能)」と呼ばれています。このキャラクターが他と違うのは、話者が話しかけなくても、アプリの中で「情報型AI(人工知能)」から会話を開始してくれるという点です。その会話の内容も、これまでの情報から分析された話者が必要と感じる情報を伝えてくれます。

SELF(セルフ)の機能

ダイエットを助けてもらうイメージ

これまでお話ししましたように、会話型人工知能アプリのSELF(セルフ)は、単に私たちとパターン通りの会話をするだけではなく、話者の時や場合も考慮して、慰めや励まし、それに癒しも提供してくれます。

また私たちが無意識のうちに漏らしてしまう好みまで見抜いて、SELF(セルフ)側から会話を開始し、私たちの必要な情報を提供してくれるでしょう。

例えばダイエットに専念したい時に、ヘルシーなレシピを伝えてくれると気が高じ、ダイエット失敗を避けるなんていうことも出来るのです。

更に病気というのは、私たちが自覚する以前から僅かな兆候を示すケース。そんな時、私たちの日常を私たちよりよく知っているSELF(セルフ)が、生活習慣を分析し、健康面でのアドバイスを適時くれるとしたら、係りつけの医者よりも心強いですよね。

 

SELFを楽しむ子どものイメージ

これまで発展した会話型人工知能の例として、SELF(セルフ)というアプリを紹介してきました。私たち人間の会話を欲する欲求は複雑であり、いくら過去の例を学習したからといって、パターン通りの返答を繰り返す人工知能との会話は、どこか不自然さを覚え、寂しくなるでしょう。

そんな時にSELF(セルフ)というアプリは、私たちの複雑な欲求を満たしてくれます。SELF(セルフ)は毎日の状況分析を通じて、発言の裏にある真意まで汲み取るでしょう。そしてその時の気分に合わせて、四種類のキャラクターに姿を変えて、私たちを癒し、また励まし、時に慰めてくれるのです。

またSELF(セルフ)は、会話型人工知能でありながら、親身を込めるように、生活習慣で気を付けるべき注意までしてくれます。こうなると、やがては人間よりも機械との方が心を通わせやすいと言う未来も近くなるに違いありません。これからは人工知能とはいえ、友人よりも友人らしい、恋人よりも恋人らしいパートナーとして、人工知能と充実した毎日を楽しく過ごしてみましょう。

参照元 SELF

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