プログラミングって、日常で無縁のように感じますよね。しかし皆さんが持っているスマートフォンやパソコン、ゲームなどは、なんとプログラミングで動いています。
また現代ではIT社会が進み、2020年にはついに小学校でプログラミング教育が必修となりました。これは小学生のうちからプログラミング的な思考（順序立てて考え、試行錯誤し、物事を解決する力）を養うためであり、小学生の段階でこのような学習をするということは、プログラミングが更に身近になることが予想されます。
この記事では、そんなプログラミングとはどういったものなのか？プログラミングでできることには何があるのか？ついて解説します。この記事を読めば、プログラミングに魅力を感じるかもしれません。
そこで今回はプログラミングでできることについて、わかりやすくお伝えします！
プログラミングとは
プログラミングをわかりやすく説明すると、コンピュータに実行してほしい作業の指令を作る事です。例えば、画面を光らせる動作にしても、どのくらいの大きさで、どのタイミングで、どういう色で、光らせればいいかをコンピュータがわかる言語で説明して記述しています。
コンピュータでは、数字の”０”と”１”の羅列で表現される言語が使われています。コンピュータはこの２つの数字で指令の内容を理解して実行します。この2つの数字でできた指示を私たちが理解できるように、書きやすいようにした言語がプログラミング言語で、その指示を集めたものがプログラムです。
プログラミング言語の種類
プログラミング言語の種類は200種類以上もあり、出来る事や得意分野に違いがあり、作るものや使用するコンピュータによって使用されるものは変わっていきます。プログラミング言語の種類によって需要が異なり、そのプログラミング言語で「できること」がとても重要視されています。そこで、主に使われるプログラミング言語について簡単に取り上げましょう。
Javaは、セキュリティの面でとても秀でたプログラミング言語です。近年の流行であるキャッシュレスアプリや大企業のシステム、などで使用され様々な場面で活用できます。
SwiftはAppleが開発したプログラミング言語であり、基本的にiOSに関係するソフトウェアやアプリケーションを開発できます。他のプログラミング言語ではApple社向けのアプリケーションを開発することは難しい為、年々需要が高まっています。このように環境に依存するプログラミング言語もあります。
Pythonというプログラミング言語はアプリケーションは、AI（人工知能）を使った開発ができます。Google画像検索にも用いられ、利用状況などをデータベースに蓄え、自動的に精度を向上させました。AI（人工知能）化が進む世の中で、とても将来性のあるプログラミング言語とも言えるでしょう。
JavaScriptはWebサイトにモーションを加える言語として開発されました。今ではよく見る、クリックしてポップアップウィンドウが立ち上がる動作などもJavaScriptが用いられています。非同期通信でサイトを更新することなく、表示されているものを更新できることも特徴です。
プログラミングでできること一覧
プログラミングでできることには、これらが挙げられます。
Web制作
プログラミングでできることはたくさんありますが、皆さんに深く関わっているものだとWebサイト制作があります。Web制作にはPHP、Javaなどの言語が使用されています。
Web制作ができるようになると、Webサービスを作って企業したり、エンジニアとしての職についたりする事ができます。このような点でWebサイト制作はプログラミング初心者におすすめです。
Webアプリケーションの開発
プログラミングではYoutubeをはじめとする動画サイト、ショッピングサイトなどはPython等のプログラミング言語で作成されています。アプリケーションが開発できる事で、商品やサービスの開発につながるので世の中を便利にできるかもしれません。
ゲーム開発
家庭用ゲームやスマホゲーム、パソコンゲームは全てプログラミングによって作られています。ゲームの開発にはJava、JavaScript、C＃、C＋＋等が用いられています。最近では、個人でも3Dゲームの開発ができるほど開発環境が整ってきました。
AI（人工知能）
AI（人工知能）分野にもプログラミングが活用されています。例えばインターネット検索に用いられており、AI（人工知能）検索履歴などの情報をもとに解析し、ユーザーが求める検索結果を出します。AI（人工知能）の開発には主にPythonが使われ、実際にAIエンジニアの需要は今とても高まっているのだとか。
※詳しくはこちらの記事にも書かれています
プログラミングができることのメリット
プログラミングができることのメリットは大きく分けて3つ挙げられます。
論理的思考力が身につけられる
人間が感覚だけでできてしまう事も、プログラムとして実装する時には、言語化が必要になってきます。人間は考えなくても歩く事ができますよね。しかし、それをプログラム的な思考に変換すると、いつ、どこで、どのタイミングで足を前に出し、どこで止まればいいのか？ということを説明しなければなりません。そのような点で論理的思考が身につけられると言えます。
事務業務の効率が良くなる
プログラミングで培った技術や知識は事務系の作業の効率化にも応用できます。なぜかというと、人間の力ではなく、コンピュータが機能してくれる為、非常に効率が良くなるためです。例えばPythonをExcelに組み込むと、フォームと入力を自動化できます。また、プログラミングではないもののMicrosoft OfficeでのVBA、マクロなどはプログラミングの考え方を使うと効率的に組めるでしょう。
独立して生活したり、就職先を見つけられる
現代では急速にIT社会が進み、プログラミングは重要視されるスキルです。平均年収は500万円程度で、求人数は数多くあります。平均年収に関しては、能力が高いほど上昇するので、高度なプログラミングスキルを身につけることができれば、企業に雇われなくても自身の力で仕事を得られるでしょう。
このようにプログラミングができることでWebサイトやゲーム、アプリケーション制作に役立つだけでなく、物事の考え方にも繋がったり、仕事の幅も大きく広がります！
プログラミングを始めるための方法
初めに使用したいプログラミング言語を選びましょう。またプログラミングでできることには、Web上で動作するもの、スマホで動くもの、PCにインストールして動作するものなど様々です。プログラミング言語によってできることや習得の難度は変わるので、よく調べてから選ぶのがおすすめです。
次に、使用する言語が使えるデバイスを選びましょう。パソコンが主流ですが、スマホでできるものもあります。選ぶ際は対応したOSであるか？スペックは十分か？を確認して購入する必要があります。
プログラミングを学ぶためのポイント
学ぶためのポイントとして、まずはプログラミングでできることをしっかり理解し、制作したいものを決めましょう。制作に取りかかってから、やりたいことと違う！となると大変です。
またプログラミング学習の挫折率は90％と言われており、成果が実らずに去っていってしまう方が非常に多いです。そのため、初心者は気軽に楽しみながら勉強しましょう。一気に全てを理解するのではなく、毎日少しずつ学んで行きましょう。プログラミングは楽しいものだという認識を植え付ける事が上達への近道です！
さらにプログラミングに関する書籍なども活用するのも一つの手です。わからない事があったり、詳しく知りたい事がある時は書籍によって知識を体系的に身につけ、根本を理解しましょう。
また、制作したものはポートフォリオとして記載することもできます。ポートフォリオとは今まで作ったもので自分を表現するものです。これを就職の際に会社に提出する事で有利になります。自分が作ったものは、仕事を得る際の強い味方となるに違いありません！
さて、今回はプログラミングについてお伝えしました！
- プログラミングとは、コンピュータに実行してほしい作業の指令を作る事
- プログラミング言語の種類として、Java、Swift、Python、JabaScript等がある
- プログラミングでできることはWeb制作、Webアプリケーションの開発、ゲーム開発、AI（人工知能）がある
- プログラミングができることのメリットは論理的思考力が身につけられる事務業務の効率が良くなる独立して生活したり、就職先を見つける事ができる。などがある
- プログラミングを始めるための方法は使用したいプログラミング言語に対応したデバイスを用意する。最近ではスマホでできるものもある
- プログラミングを学ぶためのポイントにはプログラミングでできることを理解する。書籍を活用する等がある
プログラミングでできることは幅広いので、習得することで自分の強みになります。プログラミングを習得すれば、きっとあなたのスキルアップにつながるはず！ぜひ、これを機会にプログラミングの一歩を踏み出しましょう。
