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deep learningセミナーで学ぶ前に必要な9つの準備

セミナーのイメージ

最近、AI(人工知能)が私たちの実生活にも入ってきて、仕事の場でもAI(人工知能)やdeep learningといったAI(人工知能)の手法について耳にすることが増えましたよね。
そうなると、そろそろAI (人工知能)について勉強しなければ、と思っている人も多いでしょう。でもなかなか一人で勉強するのは難しい。そんな方がAI(人工知能)やdeep learningの最新情報や知識を入手する手段として有効なのが「セミナー」に参加すること。 ここ最近は数年前と比べて、さまざまなAI(人工知能)の「セミナー」が増えてきました。

その中で注目なのが、大規模なセミナーが複数受講できる「 AI・人工知能EXPO」。「移動するのが大変なほどの大盛況」なセミナー(展示会)で年々規模が拡大しており、まさに AI(人工知能)が盛り上がっていることを感じさせてくれます。このようなAI(人工知能)やdeep learning 関連のセミナーに積極的に参加して情報収集し仕事や実生活に役立てれば、時代の先を走ることができるでしょう。

しかし、いきなりAI(人工知能)やdeep learningのセミナーや、ましてや大規模なセミナーなんてどんなものか想像できません。知識がゼロのまま参加して大丈夫か、専門的すぎて知りたい情報と違うなんてことが起こらないか不安になるかもしれません。

そんな方向けに今回は、そんなdeep learningに関するセミナーに参加する前に必要な知識や準備をまとめましたのでお伝えします。

目的を明確にする

セミナーを選ぶイメージ

まずは何より、興味本位でさまざまなdeep learning関連のセミナーに参加するのも良いですが、明確な目的を持った上で自分にとって最善となるセミナーに参加した方が、より早く目的を達成させるのができるでしょう。

例えば、製造分野、医療分野など、「専門分野についてのAI(人工知能)の動向を知りたい」「deep learningの最新のアルゴリズムの動向を知りたい」「deep learningの人材教育について知りたい」など、しっかりとした目的意識を持って参加すれば、無駄に時間を費やすことなく、貴重な時間をより有効に使えます。

このように、セミナーに参加する際は、自分の目的にしっかり合ったものに参加しましょう。

自分のレベルに合ったセミナーに参加する

レベルを選択するイメージ

AI(人工知能)やdeep learning関連のセミナーはあちこちで頻繁に開かれています。そんな中で、自分のレベルにあったセミナーに参加することは重要でしょう。

セミナー自体は、一般向け、企業向け、技術者向け、学者、研究者向けなど様々なセミナーがあります。

もし、AI(人工知能)、deep learningについてほとんど知識がない人が研究者向けのセミナーに参加したとしても、話についていけずに10分で眠くなってしまうかもしれません。

ですので、セミナーに参加する際には自分のレベルにあったセミナーに参加しましょう。どんなセミナーがあるかは⑨で説明します。

基礎知識は押さえておきましょう!

本を読むイメージ

deep learningのセミナーに参加する動機は様々。自らの意思で最新動向を得たい方や、あるいは、上司の指示で「AI(人工知能)の開発を始めるからAI(人工知能)のことを学んでこい」と指示されてセミナーに参加する人もいるかもしれません。いずれにしても、やはり最低限の知識は持ち合わせてセミナーに参加した方が良いでしょう。

まずAI(人工知能)を基礎から学びたいということでしたら、筆者は次の2冊のAI(人工知能)関連本をお勧めします。

  1. 松尾豊 著  人工知能は人間を超えるか
  2. 野口悠紀雄 著   AI入門講座
1.は日本のAI(人工知能)業界ではバイブル的な本になっており、ほとんどの日本のAI (人工知能)関連の本は、この本を参考にしていると言ってもいいくらいです。はじめに読む本としては最適でしょう。(決して易しい本ではありません)
2.は2018年11月発売の本で、複雑だとされているAI(人工知能)のことを専門用語を極力使わずAI(人工知能)の本質をわかりやすく説明されていて、筆者はこの本をお勧めします。読み進めればきっとAI(人工知能)のこれまでの疑問が氷解することでしょう。

しかし、1番いいのは実際に自ら本屋に足を運び、実際に手に取って自分なら理解できそうだと思う本を選ぶこと

常にAI(人工知能)の最新情報をチェックする

最新情報を集めるイメージ

deep learningの技術は1日単位で状況が変わっていると言っても過言ではありません。

既存のAI(人工知能)やdeep learningの常識がいつどのタイミングで変わってもおかしくありません。それほど AI(人工知能)は進化が激しいのです。

これまで常識だったものがほんの数ヶ月で新技術に取って代わられ、あっという間に置いていかれるというのがAI(人工知能)の分野。これまで学んできた知識やスキルがある時点で役に立たなくなるということもあり得ます。そのため、常に最新情報をチェックし、学ぶべき知識やスキルをアップデートしていかなければなりません。

そのための有効な手段としては、

例えばGoogleアラートに「人工知能」「deep learning」という言葉を設定して、毎日情報を受け取れるようにすること。
他にも日経クロストレンドまたは「AIZINE」といったAI(人工知能)専門メディアをチェックする。
さらに、日経テレコン(有料)でAI(人工知能)やdeep learningに関する記事を毎日検索。

と、このようなことを常に行うのが良いでしょう。情報収集は常に怠らないことが重要です。

「この人は!」という人を見つける

SNSをチェックするイメージ

さらにある分野について詳しく学ぼうという時に「キーパーソン」を見つけることは重要です。

例えば、「本を読んでファンになった」「雑誌で特集を読んだ」「テレビで話を聞いてためになった」など「この人は!」という人が見つけ、とことんその人の本を読む、講演を聞きに行くといったことを積極的に行えば、より理解が進むのが早いでしょう。そのような人が複数いるのが理想的。

人それぞれキーパーソンとなる人は違うでしょうからじっくりと探しましょう。

早めにセミナーの聴講予約をする

予約するイメージ

ここからは実際にセミナーに参加する際のお話になります。

セミナーはいろいろな形態がありますが、特に大きいカンファレンスの場合は、早期に予約をしなければ人気の講師の講義がすぐに満席になってしまう場合があります。

特に「AI・人工知能EXPO」など大きいカンファレンスやセミナーの場合、2ヶ月前などかなり前から事前予約が開始されているようで、講演間近にはほぼ満席になることがあるので参加したいセミナーがある場合は早めに事前予約を済ませておくことが必要です。

(満席の場合、当日早めにいってキャンセル待ちができる場合もあります。キャンセル待ちについては事前に確認しておきましょう。)

名刺を用意しましょう!

名刺のイメージ

そして、各種セミナーに参加する際名刺が必須になる場合が多くあります。そのため名刺を用意しましょう。

また、最近では事前申し込みをすると、QRコード付きの受講票がメールで送られてきてそれをコピーしたりスマホで持参すれば、スムーズに各セミナーやそれに付随する展示会に参加することができるようになってきました。

このような場合、「名刺」は用意されたホルダーに入れて常に携帯することになりますので準備しておきましょう。

マナーは守りましょう!

服装のイメージ

そしてセミナーでのマナーとしてまず服装ですが、参加者に会社員が多いのでやはりスーツ着用でセミナーに参加される方が多いです。

しかし、特に指定されることもないので普段着でもOK。ですが、セミナーによっては講演後に懇親会が開かれることもありますので、セミナーに参加する場合は失礼のない格好で行きましょう。

また、セミナーの内容を録画したり、録音をしたり、写真を撮ったりする事は禁止されている場合がほとんどです。

撮影がOKな場合は、事前にアナウンスされたり、講演者がOKを出した場合のみですので注意してください。

アンケートの回答を求められることが多いので出来る限り答えて、業界の推進・発展に協力しましょう。

どんなdeep learningのセミナーがあるの?

セミナーのイメージ

さて、実際にどのようなAI(人工知能)、deep learning関係のセミナーがあるのかというと、実にさまざまなものがあります。

学生や一般の会社員向けとしては、読売、朝日、日経など、新聞社が主催するシンポジュウム(セミナー)があります。
または、
「AI・人工知能EXPO」、「CEATEC」(大型先進見本市)など、大きな展示会系のセミナーがあります。これらは同時に多数のセミナーが開かれることが多く、1日で多数のセミナーに参加することができます。

セミナーだけでなく、展示会も見たり、体験したりできるので、非常に多くの情報を入手できるでしょう。

また技術者向けとしては、

「TeamAI」というコミュニティがあります。ここでは、エンジニアとして腕を試すことができる「ハッカソン」や「kaggle 」を通じて、学習できる環境があり、頻繁にイベントを開催しています。

AIエンジニアを目指す方にとっては最適な環境でしょう。

研究者向けでは、

産業技術総合研究所(産総研)の人工知能研究センターが毎月1度程度セミナーを開催。国内の研究だけではなく、海外の方も招いて世界で最新のAI(人工知能)研究の発表をしています。

こちらでは行政のAI(人工知能)の取り組みなどを含め研究発表されていますので、非常に優良な情報が得られます。

さらにマニアックなところでは、

汎用人工知能(人間と同じような人工知能を目指す)「全脳アーキテクチャ勉強会」や、シンギュラリティをどうやって実現するかを話し合う「シンギュラリティサロン」といったセミナーも開催されています。

しかし、特にdeep learningに絞ったセミナーを挙げるなら「DEEP LEARNING LAB」

DEEP LEARNING LABは日本トップレベルのdeep learningの会社が集まり、最新事例や最新技術動向を発信しています。日本ディープラーニング協会理事でエヌビディア合同会社の井崎武士氏、プリファード・ネットワークスの丸山宏氏、アルベルト の上村崇氏、ridge-i(リッジアイ)の柳原尚史氏、UEI の清水亮氏、キカガクの吉崎亮介氏など、ほか多数のdeep learningに精通したプロフェッショナルのお話を聞くことができ、こちらに参加すればdeep learningの先端技術情報を幅広く得ることができるでしょう。

他に、日本有数のdeeplearningの会社の単独のセミナーも多く開催されています。

例えば、ABEJA、ブレインパッド、DataRobot、オプティム、レッジなど(他にもたくさんあります)

それらの会社はすでに deeplearning関連のサービスを提供し実績のある会社ばかりですのでチャックしておきましょう。

上記に示した、deeplearningのリーダーカンパニーのセミナーなどをチャックするのも良いです。自身の専門分野に合ったセミナーに積極的に参加して情報収集してください。

意外にYouTubeなどでもセミナーの模様が公開されている

これまでは、実際のセミナーに参加する場合の話をしましたが、実はdeep learning関連のセミナーは動画アプリなどで公開されている場合があります。

前に紹介した「DEEP LEARNING LAB」「CEATEC」などの講演も多くがYouTubeで公開されています。

他にも、deep learningを学ぶのに有効な動画が多く配信されているので、セミナーに行く時間がないという方はぜひ、そちらを視聴して情報を集めましょう。

また、どのようなセミナーなのかも同時にチャックできますので参考にしてください。

 

セミナーに参加するイメージ

以上、セミナーで学ぶ前に必要な準備をお伝えしましたが、セミナーに行ってみたいという気になったのではないでしょうか。

セミナーに参加すれば、「他にもこのようなセミナーがあります」とか「このようなサービス始まります」「未発表の情報」といった、なかなか入手できない有力な情報に触れることができます。

普通に仕事をしているサラリーマン、あるいは学生さんならば、貴重な時間を削ってわざわざセミナーに参加することは、さぞ腰が重いことでしょう。きっと遊びに行ったり、家でのんびりするといったことを優先したいはず。

しかし、今までと同じ思考や行動では人より一歩先へは行けません。1つのきっかけと行動が人生を左右することもありえます。せっかくこの記事を最後まで読んでいただいたことですし、一歩「セミナーに参加する」という行動を起こしてみるのも良いでしょう。

それが、自分の人生を変えるきっかけになるかもしれません。まずは行動あるのみですAI(人工知能)やdeep learningをセミナーで学んで一歩先に進みましょう。

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