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ホームセンターに導入!IoTとAI(人工知能)が連携した事例とは

ホームセンターに導入!IoTとAI(人工知能)が連携した事例とは

大小さまざまな商品が並んでいるホームセンターにIoTとAI(人工知能)を導入し、成功した事例が最近話題になっています。ホームセンターには小さいものはネジから、大きなものは木材まで、さらに一般消費者向けの生活消耗品から、趣味の園芸、農家向けの肥料、建築業向けの足場機材と、広々とした店内にさまざまなジャンルの商品が取りそろえられていますよね。

その広さと品ぞろえから、店員の配置や在庫管理などは無限の組み合わせが存在しますので、店員の方がお店を運営するときには、いろいろ考える必要がありとても労力がかかっていました。今までは人間の経験則でやっていたことが、IoTとAI(人工知能)が手を組みビッグデータを解析することにより、より効率よく管理できるようになり、さらにAI(人工知能)に新しいアイディアを出すことが可能になってきました。

それでは今回は、ホームセンターにIoTとAI(人工知能)を導入し、成功した事例を3つご紹介します。

IoTとAI(人工知能)がタッグを組んで顧客単価15%アップした事例

売上げアップのイメージ

売り上げを上げるためには、商品配置を工夫したり、店内POPで訴求したり、チラシやキャンペーンを打つことが考えられます。しかし、チラシやキャンペーンはコストがかかってしまいますよね。そのため、ほとんどコストをかけずに売り上げをアップさせたいと、どの店の担当者も思うはずです。

IoTが収集したビッグデータをAI(人工知能)が解析することより、店員の配置を変えるだけで、顧客単価を15%もアップさせることができた事例が話題になっています。

この事例では、ホームセンターにおける店員や顧客の行動データ、商品の陳列データ、POSデータを吸い上げ、AI(人工知能)が解析します。その上でどのような施策をとれば売り上げが上がるのか、AI(人工知能)にアイディアを出させたところ、「店内の”ある位置”に店員を配置する」ということでした。

指定場所に店員を置くだけで顧客単価がアップすればそれに越したことはありませんが、それにしてもちょっと信じられないようなアイディアですよね。ところが実際に、AI(人工知能)が導き出した通りに店員を配置してみたところ、顧客単価が15%もアップしたのです。

ちなみにこの実験は、同じホームセンターの改革案を、流通業の専門家にも出させています。この専門家は、担当からのヒアリングや売り上げデータ、流通業界の専門知識を駆使し、売り上げアップのアイディアを出しましたが、残念ながら顧客単価の向上には至りませんでした。

このことから、小売業界が発展するためのカギは、IoTとAI(人工知能)が握っているということは、間違いないですよね。 次に、ホームセンターの在庫管理においての無駄を、IoTとAI(人工知能)が見事に省いたという事例をご紹介します。

AI(人工知能)による販売予測で在庫を限りなくゼロへ!

在庫管理のイメージ
次は、九州でホームセンターを展開しているグッデイが、IoTとAI(人工知能)を使用し、在庫管理を成功させた事例です。

在庫管理というものは軽視されがちですが、実は売り上げや固定費につながる大切な要素です。なぜなら在庫が少なければ大きな倉庫は必要なく、その分の家賃が安くなりますし、倉庫を削って売り場拡大をし品目を増やせば、機会損失を防ぐことができるからです。
また、賞味期限のあるものや経年劣化するものは、在庫を多く持たず、どんどん回していく必要があります。どんな商品でも劣化しますし、流行り廃りもあり、メーカーが仕様変更してくることがあります。その場合、抱えてしまった在庫は売り切らなくてはならなくなり、それが安売りへとつながり、結果的に売り上げダウンへとつながってしまいました。

つまり店舗にとっては、多くの在庫を抱えてしまうことはリスクになってしまうのです。しかもホームセンターは商品のジャンルが多岐にわたるため、それぞれのジャンルに熟練の担当者が必要となります。さらに限りある売り場や倉庫を、違ったジャンルで取り合うことになるため、担当者同士の横連絡も不可欠に違いありません。

この面倒な在庫管理は、販売予測に基づきます。販売予測は、今までは熟練の担当者の仕事で、季節や天気予報、売り上げデータ、感覚を元に予測を立てていました。しかしこのシステムでは、その商品ジャンルの熟練者しか予測できず、効率が下がるだけではなく、ホームセンター全体を見通した予測が難しくなります。

そこでこのホームセンターでは、IoTとAI(人工知能)を活用することにしました。このグッデイという会社は、3年間分の使い捨てカイロの売れ行き、気温などをAI(人工知能)に学習させ、販売予測をさせました。すると、AI(人工知能)の予測と実際の販売数の誤差は、たった2個であったという凄まじい成果をあげたのです。このことから、AI(人工知能)の販売予測がとても正確だったかがわかりますよね。

使い捨てカイロは気温との相関関係が分かりやすい部類ですのでこのような成功事例となりましたが、今後は他の商品の学習もさせ、AI(人工知能)での販売予測を立てていくとのことです。

AI(人工知能)が絶妙なタイミングで花の仕入れをおこないロスカット

花のイメージ
こちらも、グッデイが取り組んだ事例です。花というのは仕入れが難しいジャンルのうちのひとつで、「買い頃」の花の見極めは、今までは熟練の担当者がおこなっていました。

花はつぼみの状態で仕入れれば長く店頭に置けますが、その状態だとあまり売れません。花が咲けば売れますが、その後はすぐに枯れてしまい、廃棄となってしまいます。そうならないためには、旬が過ぎ枯れそうな花を安売りする必要がでてきてしまい、売り上げダウンへとつながってしまいます。

そうならないために、熟練の仕入れ担当者が、自らの足で卸店へと出向き、自らの目で確認し、ロスが出ないような状態の花を見極めて買い付けていました。このやり方だと、仕入れ担当者の買い付けに関わるコストがかかりますし、担当者以外の者は精度の高い買い付けができないという問題がありますよね。

そこでこちらでは、卸業者に花の写真を送ってもらい、その写真を元に、買い付けるかどうかをAI(人工知能)に判断させる取り組みを始めました。AI(人工知能)に、買い頃の花を指導したのは、熟練の仕入れ担当者です。
いくつもの花の写真をAI(人工知能)に見せ、買い頃の花かそうでないかを教えます。そうして、別の写真を見せ、それが買い頃かどうかを判断させ、間違っていれば指導します。人間の弟子と違うのは、AI(人工知能)は一度注意されたことは二度と繰り返さないことです。

このようにして、買い頃の花を学習したAI(人工知能)が、卸店から来た写真を元に買い付けをおこなうようになりました。いままで自分の足で回っていた仕入れ担当者は、その間に他の仕事ができ、効率が上がります。

こうしてグッデイは、AI(人工知能)を導入することにより、効率アップとコストダウンを成功させました。

まとめ
さて、ホームセンターでIoTとAI(人工知能)が連携し、成功した事例をご紹介しました。どの事例も未来を感じ、わくわくしてしまう内容でしたよね。

  • IoTのデータをもとにAI(人工知能)が店員配置を提案した事例

こちらの事例は、店員の配置を変えただけで、顧客単価が15%もアップしたというものでした。同じホームセンターの改革案を流通の専門家にも出させましたところ、こちらのアイディアは収益アップを望めたかったということが印象的でしたね。

  • IoT とAI(人工知能)の連携で使い捨てカイロの販売予測した事例

こちらは、AI(人工知能)が気温と販売データを学習することにより、かなり精度の高い販売予測を立てるという事例でした。AI(人工知能)が販売予測を立てることにより、その商品に精通していなくても仕入れができ、さらにホームセンターにとっては永遠の課題でもある在庫管理を楽にできる、画期的なシステムでしたよね。

  • 熟練の仕入れ担当者の代わりにAI(人工知能)が花の仕入れ

こちらの事例は、買い頃の見極めが難しい花を、熟練の仕入れ担当者が”教育”したAI(人工知能)が判断し、仕入れをおこなうというものでした。自らの足で買い付けに行く必要がなくなり、さらに買い頃の花をきちんと見極めることで安売りしなくても花が売れるようになり、売り上げアップへとつながったというものでした。

このように、私たちにとって身近な存在であるホームセンターにも、IoTとAI(人工知能)を活用することで成功した事例が数多くあります。今後のAI(人工知能)の活躍から、ますます目が離せませんよね。

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