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Microsoft Azureとは何?できることや使い方も含めて3分で解説

クラウドのイメージ

今ではクラウドサービスというものはメールサービスやスマートスピーカーなどのように当たり前のものとなってきましたよね。また、ソフトウェア開発などでもこちらが利用されており、ビジネス面でも注目を集めています。中でも「Microsoft Azure」はさまざまなメリットがあり、こちらに興味がある人も増えているでしょう。

なお、わからない人のために説明しておくと、「Microsoft Azure」などのクラウドサービスとはサービスをローカルな環境から利用するのではなく、インターネットを介して利用するサービスです。これによってどこでもアクセスが可能になるため、在宅であっても職場と同じように仕事を行えます。

そこで今回はこのMicrosoft Azureに興味があるみなさんにこちらの基本や成果をあげた事例を説明してきましょう。そして、それらを行った上でMicrosoft Azureを使うメリットや注意点などをお伝えしていきます。

さらに、最後にはMicrosoft Azureを利用したいと思った人に向けてお得な情報もご紹介します。ぜひ、Microsoft Azureが何なのかを理解して、このクラウドサービスを利用してみてください。

Microsoft Azureとは

Azureのイメージ

それでは、この「Microsoft Azure」がどのようなサービスであるのかを説明していきましょう。こちらはクラウドサービスの中でもビジネスに特化したものであり、さまざまな企業や個人に以下のサービスを提供しています。

PaaS(Platform as a Service)

まず、「PaaS」はインターネットを介してアプリなどを利用できるプラットフォームを提供するクラウドサービス。
OSやネットワークの設定といった環境構築を行わなくてもアプリを利用できるので、利用者にとってはそれらの知識が少なくてもサービスを利用できるというメリットがあります。

こちらに関してはMicrosoft Azureの前身の「Windows Azure」から行われていたクラウドサービスであり、2008年から今日まで提供されています。

IaaS(Infrastructure as a Service)

「IaaS」は「PaaS」に比べると利用者にOSの管理などを任せており、Microsoft側がインフラ面の提供を行うクラウドサービスです。
こちらは利用者が行う設定や管理は増えますが、その一方で自由度は上がっているので個々のビジネスに合わせた利用が可能。ちなみにMicrosoft Azureとなってから始まったサービスであります。

以上がMicrosoft Azureで提供されているクラウドサービス。

イメージとしてはサーバーを借りて運用や管理を行っていくものですが、種類によって自由度が異なっているという違いがありました。

なお、これらのサービスについては従量課金となっているため、Microsoft Azureを利用した分だけ支払いが発生する仕組みになっています。これらを踏まえて以下ではMicrosoft Azureでどんなことができるのかを説明していきましょう。

Microsoft Azure

Microsoft Azureはどんなことができるのか

できることのイメージ

Microsoft Azureを利用すればさまざまなことができますが、一例として以下のようなことが可能になります。

サーバーレスが行える

まず、Microsoft Azureを利用すればサーバレスが行えます。
例えば、自社にサーバーを置いているがその場所を空けたい場合や、今後事業を拡大していく中で保存するデータ量が大きく増えることが見込まれる場合などでは、サーバーはクラウド化したほうが効率的。

これがMicrosoft AzureであればIaaSであるVMを利用すれば既存のサーバーをクラウドに移行できます。そのため、占有していたスペースを空けた上で運用や管理の手間を少なくすることが可能です。

新しいサービスを手軽に開発できる

次に、Microsoft Azureなら新しいサービスなどを手軽に開発できます。

というのもMicrosoft Azureには非常にたくさんのサービスが提供されており、それを組み合わせることでビジネスで利用したいサービスやアプリの開発が行えるのです。
例えば、ビジネスで利用するIoTのアプリを開発したいのなら「Azure IoT Central」を利用すれば、すでに利用しているアプリなどを統合して使いやすいものにしていけます。
また、機械学習の構築などを行いたいのなら「Azure Machine Learning」を利用すれば、有用なフレームワークを利用しながらクラウド上で機械学習を行っていけるのです。

ですから、IoTのサービスや機械学習に関するアプリなどを開発したい場合には、Microsoft Azureを利用したほうが手間を省きながら効率的に開発を進められます。

以上がMicrosoft Azureでできることの一例について。

これらを踏まえて次の章では、具体例として実際にMicrosoft Azureを使って成果をあげた事例について紹介していきます。ビジネスにおいてMicrosoft Azureがどのように利用されているのかを理解して行ってください。

実際のMicrosoft Azureを使って成果をあげた事例

事例のイメージ

ここでは、以下の例からMicrosoft Azureを使ってどのような成果を上げているのかを紹介していきましょう。

コマツ

コマツではMicrosoft Azureを利用してICT化を進めました。

具体的にはクラウドの基盤としてMicrosoft Azureを採用し、それまでは自社で管理を行っていたデータをクラウド上へと移行して効率化を行ったのです。これによって、それまでのシステムに比べて約半分ほどのコストで運用が可能に。しかもその際の採用決定から運用までにかかった時間はたった2ヶ月と非常にハイスピードで進みました。

どうやらMicrosoft Azureを利用すれば開発の効率化だけでなく、運用開始までにかかる時間も短縮できるみたいです。ですから、同じように運用をすぐに行いたい場合には、Microsoft Azureがおすすめなのかもしれません。

富士フイルムソフトウエア株式会社

次に、富士フイルムソフトウエア株式会社ではMicrosoft Azureを利用して、自社の画像共有サービスのサーバーレス化と機能面での向上を果たしました。

具体的にはそれまではサーバーを自社で保有していましたが、それをMicrosoft Azureでサーバーレス化し、これによりサービスのインフラを最新にアップグレード。
さらに、最近では「Azure Cognitive Services」の機能を搭載することで画像の類似検索を可能にしました。なお、こちらの機能の搭載はユーザーに対して新しい検索方法を提示するだけでなく、開発に掛かる時間などを短縮することにも繋がったようです。

やはり、上と同様にMicrosoft Azureの利用にはサービスの向上だけでなく、開発にかかる時間などを短縮するという効果があるようです。ですので、みなさんもこれらの企業のような成果を上げたいのであれば、Microsoft Azureの利用を検討してみてはどうでしょうか。

それでは次の章からMicrosoft Azureを使うメリットや注意点を説明していきます。こちらもしっかりと理解していきましょう。

Azureを使うメリット

クラウドのイメージ

Microsoft Azureを使うメリットには以下のようなものがあります。

  1. サーバーレス化が容易に行える
  2. グローバルに対応している
  3. 災害によるリスクなどを減らすことができる
まず、Microsoft Azureを利用すればサーバーレス化が行えます。ですが、実はその際にはIPアドレスの変更などを行わなくてもクラウドへの移行が可能であり、しかも移行はシステムを一時的に止めなくてもできるのです。

ですから、Microsoft Azureでのサーバーレス化は他のクラウドに比べて容易にスムーズな移行ができます。移行に際して余計な手間や費用がかからないのは大きな強みであるでしょう。

そしてMicrosoft Azureはグローバルに対応していることもメリットです。やはりあのMicrosoft社のクラウドサービスであるのでデータセンターについては世界各国に設置。もちろん、回線自体も強度であるため高速通信が可能となっています。

そのため、グローバルに展開している企業にとっては通信網として大きなメリットがあるのです。ちなみに利用に際しては日本の法が適応されているのでその点も利用がしやすいサービスとなっています。

さらに、Microsoft Azureでは災害によるリスクなども減らすことが可能。

上でも説明したようにMicrosoft Azureではデータセンターを各国に設置しており、日本でも東日本と西日本の2つにデータセンターが置かれています。そして、データは最寄りのデータセンターで3重化されて保存されるのですが、遠方でも同様の保存が行われるので計6重化されて保存されることになるのです。これは万が一災害などでデータがなくなってしまうリスクに対応するために行われています。

なお、このデータセンターに関しては入館の制限を行うなどセキュリティ面についても高く設定。ですから、自社でサーバーを管理するよりもクラウドの方がさまざまな面でリスクを減らし、安全性を高めることができるでしょう。

以上がMicrosoft Azureを使うメリットについてです。

これを踏まえて次ではAzureを使う時の注意点についてもみていきましょう。メリットと注意点の双方をしっかりと理解した上でMicrosoft Azureの利用を検討してみてください。

Azureを使う時の注意点

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いろいろなメリットを持つMicrosoft Azureですが、利用の際には注意すべき以下のポイントがあります。

  1. 専門性に合わせてサービスを利用する
  2. クラウドへの以降の際にはいくつかの確認を行うこと

まず、利用するサービスについてはみなさんの専門性に合わせたほうが良いです。

これはIaaSとPaaSでは前者の方が自由度が高い一方で、運用や管理については利用者にゆだねられるため。
ですから、利用者自身にそれを扱う専門的な知識がないのであれば、PaaSなどの知識が少ないサービスを利用したほうが良いです。実際、何らかのトラブルが起こって対応できなければ、例えどのような優れたサービスやアプリを開発したとしても意味はないでしょう。
次にクラウドへの移行の際にはいくつかの確認をしてください。それは本当に移行しても問題が出てこないのかという点とセキュリティについての点です。
より具体的には前者はクラウドへ移行してもシステムに問題が発生しないのか、移行後に必要となるシステムがないのかということ。また、後者はすべてのデータを移行した場合に、顧客データなどがセキュリティ的な観点から問題がないかということ。

これらの点を確認しながら移行したほうが移行時や移行後にトラブルとなるリスクを減らせます。

以上がMicrosoft Azureを利用の際に注意すべきポイントです。もし興味が出てきたのであればぜひMicrosoft Azureをやってみてください。きっとみなさんにとってMicrosoft Azureは有益なクラウドサービスとなるでしょう。

 

クラウドのイメージ

今回はMicrosoft Azureについてお話しました。

それでは最後にMicrosoft Azureを利用したいと思った人に向けてお得な情報を紹介していきます。まずはおさらい、今回は以下の点についてお話しました。

  • Microsoft AzureはPaaSとIaaSの2つのクラウドサービスを行っている
  • Microsoft Azureはサーバーレス化などが行える
  • コマツなどの有名企業がMicrosoft Azureを採用して成果を上げている
  • Microsoft Azureはサーバーレス化を容易にしたりグローバルにも対応している
  • 専門性に合わせてPaaSとIaaSを選択していく

これらをしっかりと理解した上でMicrosoft Azureを利用してみたいのなら知ってほしいことがあります。

それはMicrosoft Azureには1か月間の無料期間があるということ。そのため、興味があるのならお試しでMicrosoft Azureを利用してみましょう。

なお、登録の手順としてはMicrosoftアカウントを用意して、Microsoft Azureにサインインとアカウント作成を行こないます。

そして、登録が完了すればMicrosoft Azureの無料体験が可能です。ただし、その際には電話での認証やクレジットカードの登録が必要となります。

また、1か月の無料期間を過ぎた場合でも従量課金制にアップグレードすれば、人気の無料サービスが12か月間無料に。ちなみに、どんな場合でも無料で使えるサービスというのもあります。

ですから、少しでも興味があるのならMicrosoft Azureの公式サイトに行ってみましょう。そうすればきっとみなさんにとって素晴らしい体験ができます。

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