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AI(人工知能)導入が整骨院でも進行中!その背景を調べてみた

整骨院のAIのイメージ

日常生活を送っていると事故などでケガをすることがありますよね。その場合にはまず病院に行くでしょうが、その後のリハビリでは整骨院にお世話になることも多いでしょう。実は今この整骨院でAI(人工知能)の導入が進んでいるんです。

なお、この整骨院について簡単に説明すると、柔道整復師の国家資格を有する人間がマッサージなどを行い、骨折や肉離れ等に対しての応急処置などを行う場所のこと。

今回はなぜこの整骨院にAI(人工知能)の導入が進んでいるのか。また、具体的にどのような技術やツールが使われ、どのようなメリットがあるのかを詳しく解説していきます。そして最後にはこの整骨院にAI(人工知能)が導入されている流れがどうなっていくのかもお伝えしていきますので、ぜひ、AI(人工知能)導入が整骨院で進んでいる背景について知ってください。

AI(人工知能)が姿勢の良さを予測する骨格推定とは

マッサージのイメージ

AI(人工知能)導入が整骨院で進んでいる背景には、「骨格推定」と呼ばれるものが大きく関係しています。こちらはその名の通り、画像や動画から人間の骨格を推定したり検知する技術です。

わかりやすいイメージとしては、まず人間の画像や動画に骨格標本のようなホネが表示されると考えてください。そして、どのような動作をしているのかをそのホネで具体的に表示したり、科学的に解析できるようにしているのが骨格推定です。

この「骨格推定」は以前から存在していた技術でしたが、AI(人工知能)のディープラーニングと組み合わせることでより精度が上がりました。そのため、他分野で利用されたり、利用が検討されるようになってきたのです。例えば以下のようなもの。

  • 万引きの防止やカメラでの監視といったセキュリティ分野
  • スポーツ分野での動作解析
  • バーチャルYouTuberのアバター表示などへの応用
  • 介護が必要な人の見守り業務など

そして、医療分野での応用として整骨院ではAI(人工知能)技術とこの「骨格推定」を組み合わせたAI(人工知能)が、姿勢の良さを予測する目的で使われるようになってきたのです。それでは、以下で整骨院におけるAI(人工知能)の使われ方についてみていきましょう。

整骨院におけるAI(人工知能)の使われ方

AIのイメージ

それでは整骨院におけるAI(人工知能)の使われ方について説明していきましょう。基本として整骨院では以下のような手順で施術が行われていきます。

  1. 問診・検査
  2. 原因特定
  3. 治療
  4. 治療効果の確認
  5. その他
これらを解説していくと、まず体がどうなっているのかを患者から聞いたり、画像や動作によって検査してみていきます。次に、この問診と検査結果からどこに原因があるのかを特定し、適切な治療を行っていくのです。そして、治療が終わった後に効果が出ているのかをもう一度最初の検査で確認していきます。

以上が整骨院においての施術です。なお、この他セルフケアなどが必要とされた場合には、患者さんに自宅でできるストレッチなどを指導していきます。

これらを踏まえていくと、本題の整骨院におけるAI(人工知能)は主に1と2で利用されているのです。これはディープラーニングによって高い精度を誇るAI(人工知能)であれば、患者の体のどこに問題があるのかを効率的に調べられ、効果的な施術ができるから。

そのため、整骨院でAI(人工知能)は原因究明を行うツールとして利用されています。

それでは今度は、導入が進む背景といえる整骨院でAI(人工知能)を活用するメリットについて深掘りしていきましょう。

整骨院でAI(人工知能)を活用するメリット

メリットのイメージ

整骨院でAI(人工知能)を活用するメリットを深掘りしていくと、大きく分けて以下の3つが当てはまります。

  1. AI(人工知能)なら精度の高い分析ができる
  2. 効果的な施術を行える
  3. 複合的な視点で検査ができる

まず、1にあるようにAI(人工知能)なら精度の高い分析ができます。これは過去の膨大なデータを学ぶことをAI(人工知能)が得意としているからです。

そのため、AI(人工知能)はディープラーニングという手法で学習を行うことで高い精度で患者の状態を分析できます。これによって整骨院でAI(人工知能)を活用すると、痛みなどの原因をより高い精度で分析できるように。

また、1によって問題が解明できることで、2にあるような効果的な施術を行えます。

こちらについてはどの方向に、どれくらい矯正すればよいのかなどを具体的に示すことも可能。したがって、施術の効果をそれまでよりも高めることができるのです。

なお、整骨院で使用するAI(人工知能)によってはさらにメリットがあります。例えばより効果的なストレッチなどを提案してくれたり、東洋医学的な視点で治療が可能になるのです。

最後に、3にあるように複合的な視点で検査できます。

これは一般的なレントゲンといった検査が部分的であるのに比べ、AI(人工知能)であれば骨格や筋肉などがどうなっているのかを手順に従えば総合的に判断できるため。したがって、それまでの検査では施術できないとされた場合や、原因究明がなされない場合でも施術が可能です。

以上が整骨院でAI(人工知能)を活用するメリットになります。

これらによってAI(人工知能)の活用には整骨院にメリットがあり、これが現在導入が進んでいる背景となっているのでしょう。

それでは次では実際に活用されている姿勢を評価、測定、分析する様々なツールについて紹介していきます。試してみたいものがあれば、それを扱っている整骨院を探してみてください。

姿勢を評価、測定、分析する様々なツール

ツールのイメージ

整骨院で活用されているAI(人工知能)は大きく分けていくと以下の2つ。

E.F.A.S(イーファス)

まず、「E.F.A.S(イーファス)」がどのようなものであるのかを解説していきましょう。

こちらはクラウド型のAI(人工知能)を使って姿勢や動作を分析し、施術についてのアドバイスを行ってくれるツールです。施術の流れとしては画像などの静的分析で体のゆがみを捉え、実際に体に触れる動的分析で筋肉や関節の乱れがないのかを科学的にみていきます。

そのため、高い分析力を持っているため、現在の施術の効果が感じられない人や効果が持続しない人に向いているでしょう。また、この「E.F.A.S(イーファス)」は分析結果から個人にあったストレッチを提案できることもウリとなっており、家でセルフケアを効率的に行えます。したがって、自宅でもケアしたい人に向いているツールであるでしょう。

E.F.A.S(イーファス)

ALL ONE 275

次に、「ALL ONE 275」がどのようなものであるのかを解説していきます。

こちらは元NASAの研究者が研究・開発したツール。上のツールとの大きな違いとして、こちらは体の波動を計測する点があります。

なお、波動とは波の性質を持つことで、量子力学では物質もこの性質を持っています。

この「ALL ONE 275」はそんな体の波動をAI(人工知能)によって計測し、西洋医学的や東洋医学、アーユルヴェーダなどといったさまざまな観点から分析・評価しているのです。

これによって、どんなに施術しても効果が感じられないような場合や、原因がわからないといった人の体の問題を解決できます。

なお、こちらは体に負担が掛からずにすぐに測定が終わるので、その点からもお手軽なツールといえるでしょう。

ALL ONE 275

以上が整骨院で活用されているAI(人工知能)ツールです。これらの体験には保険がきかないためある程度費用がかかるでしょうが、効果的な施術が可能となるのでよろしければ検討していください。

 

整骨院のイメージ

それでは最後に、これまで説明してきたような、整骨院にAI(人工知能)が導入されている流れがどうなっていくのかをお伝えしていきましょう。

まず、現在のAI(人工知能)は発展途上にありますが、それでも過去のデータから分析する事柄については一部では人間を凌駕しているのは事実です。そのため、このまま進化していけばより高性能のAI(人工知能)が生まれていくのは必然の流れといえます。

したがって、人間の体の不調を調べ、施術によって改善する整骨院においてもAI(人工知能)は重要な位置を占めていくでしょう。

また、整骨院で施術を行う側にとってもより効果的な施術ができれば、顧客満足度が高まっていくので経営にプラスに。そのため、他にない効果的な施術をできるという点は他の整骨院と比較して強みになります。

以上を考えていくと、整骨院にAI(人工知能)が導入されている流れは加速していくのではないでしょうか。

ですから、AI(人工知能)が整骨院と患者の両者にとって有益な存在となっていきますよね。今後の整骨院とAI(人工知能)の関係は益々発展していくでしょうからこれからの両者を注目していきましょう。

今回整骨院でのAI(人工知能)や、姿勢を評価、測定ができるツールをご紹介しましたが、AIZINE(当サイト)を運営している大阪のAI(人工知能)開発会社「お多福ラボ」もAI(人工知能)で姿勢測定し診断できるソフトを提供しています。タブレットから1分で姿勢診断ができるので、気になった方は、ぜひこちらのサイトをご覧ください。

AI骨格分析システムPosen

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