現在、ハンドルのない無人車はありませんよね。しかし、そんな一瞬「え?」と思ってしまうような車が水面下ではすでに開発されているのです。。
でも、まだそんな自動車は市場に出回っていませんし、自動運転車って何だろうってわからない人もいるでしょう。しかし、無人の車が町を走る未来は、刻一刻と近づいていることは確かです。
そこで、私達の住む町でもし無人の車が動いているのを見ても慌ててしまわないように、今回は今のうちに知っておきたい、自動運転が身近に感じられる知識を5つに分けてお伝えします。
安全性を重視している
まず第一に知ってもらいたいことは安全性です。
各社は今、安全性を重視して研究や開発を進めています。ですから、私たちが自動運転車を目撃する頃には、多くの実証実験をした車が走っているということ。
今高齢者の事故が深刻な社会問題になっていますよね。ですから自動運転車の利用が当たり前になり交通事故が減っていくことを願います。
最先端技術が結集
ところで、自動運転には最先端技術が詰め込まれているのは想像できますよね。
その中でもまず大事な技術は、車両の現在位置を特定する技術です。
その次に大事な技術は認識技術。
しかし、高精度なセンサーだけでは障害物の位置などを認識することはできません。この認識技術を活用して障害物の検知を行うには、もう一つ重要な技術が必要です。
それはAI(人工知能)技術。
また、事故をおこさないために、事故リスクや危険可能性を算出する予測技術も必要ですよね。それもAI(人工知能)の技術を利用しています。
まだまだ他にも、状況に応じて走行ルートを決めるプランニング技術や、運転手の状況をモニタリングする技術、混雑状況や事故状況などに関する情報を通信する技術、これらの技術の集大成として自動運転車があることを知っておくと良いでしょう。
このように最先端技術が一台の車に集まっているのは驚きですよね。
自動運転にはレベルがある
三つめに知ってもらいたいことは、自動運転のレベルについてです。
そこで簡単にレベルについてもご紹介しましょう。
レベル0 ドライバーがすべて操作する
レベル0については、自動運転ではなく通常の運転と同じです。
レベル1 システムがステアリング操作したり、加減速のどちらかを調整
このシステムは、ステアリング操作したり、加減速のどちらかを調整します。
例えば、車線の逸脱を検知すると、ステアリングを補正したり、車との距離を一定に保つために、自動でスピード調整するACCなどのことです。ちなみにレベル1は自動運転とは呼びません。
レベル2 システムがステアリング操作、加減速どちらもサポート
レベル2については、1がどちらかだったのに対し、2はどちらもサポートをします。こちらも、まだ自動運転とは正確には呼びません。
レベル3 高速道路などの特定の場所に限ってシステムが操作をおこなう(緊急時はドライバーが対応)
レベル3から自動運転と呼ばれます。
システムが高速道路など特定の場所に限って交通状況を認知。そして運転に関わる全ての操作を行い緊急時や作業困難時にドライバーが対応します。
しかし、まだ日本ではレベル3の自動運転が許可されておらず販売時期は未定です。
レベル4 高速道路などの特定の場所に限ってシステムが操作をおこなう(緊急時もシステムが対応)
どんどんレベルが上がってきました。次はレベル4。
こちらはレベル3と同様、高速道路など特定の場所に限り交通状況を認知してすべての操作を行うことが可能ですが、レベル3と違い緊急時もシステムが対応を行います。
もちろんこちらもまだ市販段階ではありません。
レベル5 場所に関係なくシステムがすべての操作をおこなう
ついに来ましたレベル5。このレベル5は場所の限定なくシステムがすべてを操作します。ですから、ドライバーが運転をする必要はなく、アクセルもハンドルもない無人の車が登場するでしょう。
しかし、こちらもまだ市販販売になっていません。
ですから、レベル5の無人の車が市場にでてくるのはもう少し時間がかかりそうですよね。
レベル5にも種類がある
と、レベルについてお話しをしましたが、実はそのレベルにも種類があります。4番目にお話しするのは種類です。
今レベル5でどんなコンセプトカーがあるのかいくつかご紹介していきましょう。
- 日産自動車 ニッサンIMx
操作は、ドライバーの手の動きや視線などでおこなえます。
外装は、パワフルでダイナミックなのに軽やかなEVの特徴を表現しているデザイン、内装は、最新の技術を用いて開放的で落ち着うシンプルなデザインを特長にしています。
- BMW BMW VISION NEXT 100
ボディはセダンタイプでドアはポップアップ式。内装は卵型のイスとヘッドレストが包み込むようになっています。
このようにどの車も中でリラックスして過ごせ、今までとは違った体験ができそうですよね。眠くても隣の運転手のことを思って助手席の人は寝ることができないこととかがありましたが、そんなこともなくなります。
みんなが、好きな時に寝て好きな時に遊ぶことができる車の未来が近づいているのです。
日本や海外の市場について
最後に、いつ頃、このハンドルがない無人の車が市場にでてくるのかについて海外の事例も含めてお話しましょう。
ですから本格的な実現は2030年。10年後、車業界がどう変化しているのか今から楽しみですよね。
今回は、無人の車が走っても慌ててしまわないように知っておいてほしいことを5つに分けてお伝えしました。
この5つのことで自動運転のこと色々分かりましたよね。まず1つは安全性を重視して開発されていたこと。そして2つ目はたくさんの技術が集約されていること。3つ目はレベルがあること、ハンドルのない無人の車はレベル5ということ。そして5つ目はそのレベル5にも種類があることです。
そして、自動運転の法整備が進んでいる国もあることなど、私たちの知らないところで自動車業界は進化していることが分かりました。これでハンドルのない無人の車のイメージはできたでしょう。
もし、自動運転を見かけたときはみなさん慌てずに、今回ご紹介してきたことを思い出して余裕を持って自動運転車を利用しましょう。
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