教育

AI(人工知能)が身近になる!子供教育で知っておきたい3つのコト

学校イメージ

最近「AI(人工知能)」という言葉を耳にすることが本当に増えました。このAIは、子供学習の分野にも、ちらほら登場してきているようです。お子さまがおられる方は特に、AI(人工知能)って子供たちの将来にどのような影響があって、どのようないいことや、準備が必要なんだろう…と気になる方もおられるのではないでしょうか。しかし、知らないことが多いとついつい遠いものに感じて、AI(人工知能)ってなんだろうと疑問に感じても、しっかり理解することや、なるほど!と分かることに対して、後回しにしてしまうことが多いですよね。

そこで今回は、今行われているAI時代に向けての子供教育の変化や、AIを利用した便利で新しい子供学習方法ついてお伝えしていきます。このようなことがあるんだ!と知って、一歩AI時代に仲間入りしていきましょう!

AI(人工知能)が子供の学習をサポート!

AI(人工知能)に合わせた日本の教育の変化

1つ目は、AI(人工知能)がティーチングしてくれる子供向け勉強アプリをお伝えいたします。数学をこよなく愛する神野さんという方が開発したAI(人工知能)子供向け算数・数学教材「Qubena(きゅびな)」は、子供1人1人に合わせて、問題を出題してくれます。AIが子供の「意味が全然わからない」「もう知っている」といった理解度をキャッチしてくれて、次の出題は、その子供に合わせた問題を出してくれるというのです。ただただ、ページをめくって問題集を問いていく、今までの方法とはどうも違いますよね。

しかも、この教材のポイントはもう1つ!タブレット学習というところなんです。この時点で「なるほど!」と思われた方もおられるのではないでしょうか。そう子供はタブレットが大好き!タブレットのない親御さんには、出費がかさむ…と懸念もされそうですが。子供との相性もピッタリなんです。

AI(人工知能)学習の効果はいかに

実際、「Qubena」を導入した学習塾などもあり、導入して1年半。17倍の学習効率を達成したという結果も出たということです。これはすごいですねー!この「Qubena」は、AI(人工知能)によって、子供が計算過程で何を書いたか、それぞれの計算にどれくらい時間がかかったか、何回ヒントを見たか、などのログとって分析をします。そのデータを、数学を論理構造に細かく分けたデータと照らし合わせて、AI(人工知能)分析のもと、1人1人の子供に1番適切な問題を選び出してくれるのです。

より自分のレベルにあった問題にふれることで、効率的に学習ができるサポートをしてくれるんですね。まさに、名コーチ!今後こういった、名AI(人工知能)コーチは増えていきそうですね。

今から、AI(人工知能)学習の動向をチェックしておいて損はありません!

AI(人工知能)に合わせた日本の教育の変化

AI(人工知能)に合わせた日本の教育の変化

さて2つ目は、AI時代における日本の子供教育の変化について紹介いたします。「アクティブ・ラーニング」という言葉をきいたことがありますか?アクティブ・ラーニングとは、子供が受動的に学ぶのではなく、能動的に学習していくことによって「認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る」(2012年8月中央教育審議会答申)とされています。

日本の教育と海外の教育方法の違いは、前々から話題になることがよくありますよね。日本の教育は、単純な知識やテストの解答パターンが多く、理論的な思考や表現方法を教える機会が少ないと。

私の子供時代を思い出しても、少し変わった(面白い)先生の授業なんかは、思考を問われるような授業があったことを覚えていますが、大体の授業は、受動的に授業を受けていたように思います。みなさんはどうですか?

子供教育で必要とされていること

それではいったいどのようなことが必要になってくるのでしょうか。先ほど紹介したAI(人工知能)子供向け学習アプリのように、AIの開発が進めば、人間じゃなくても便利に答えを導いてくれるロボットや機能がどんどん増えてくるでしょう。そうなると、今いわれているように、本当に「将来なくなる職業」の対象になってしまってもおかしくない時代です。

そこで、今の学習では、ただ、正解のある解答を学習していくだけでなく、一歩踏み込んだ「もし、◯◯だったらどうするか?」などといったある意味「正解のない問い」に向き合うことが求められています。

社会でも役に立つアクティブ・ラーニング

ここで、今の自分の環境と照らし合わせてみて下さい。この「正解のない答えに向き合う」ということ。社会で生きていく中で、必要な場面って多々あると思いませんか?特に、自分が主体的に行なう仕事や、家事、子育て、人生の選択などなど。大小問わず、自ら選択していく場面では、この「正解のない問い」に向き合うことが必要になります。

そして、その問いの答えを出そうとする時というのは、自分なりの知識や情報がなければ成り立ちません。「◯◯だったらどうするか?」という問に答えるためには、考えを絞り、足りない時には必要な情報や知識を収集し、自分で考え学びます。まさに、それがアクティブ・ラーニングの学習とはこういうことです。自ら考えた◯◯の部分は人それぞれ。いろいろな意見が出ることで、学び合いの効果も生まれるというものです。

現社会でも、自発的で能動的な姿勢は高評価の対象です。学校を卒業して大人になってから「学校で学んだことは全然意味がなかった」なんて言葉を言ってしまった経験がある方もおられると思いますが、アクティブ・ラーニングの教育がもっと浸透すれば、もしかすると、より社会に実践的な子供たちが育っていくのかもしれませんね。

親ができるAI時代の子供教育

親ができるAI時代の子供教育

最後の3つ目は、親ができる子育てのポイントをお伝えします。お話したように、日本の教育は少しずつ変化しています。これからの時代は、1人1人子供の個性が求められる場面が増えていきます。その場面に対応していくためには、子供自身が興味のあることを発見し、意見や方法を聞いてあげる。そして、幅広い体験をさせてあげることが大切とされています。
自然とのふれあいや博物館、美術館などに実際おとずれ体験する。友達と遊んだり読書をして自分なりの感性、考えを持つ。「あなたはなにが好き?」「やってみたいことは?」などと問いかけ、対話を続ける。こうやって子供と向き合うことが、自分の進む方向を見つける土台になり、成長していく基になっていくんです。

AI(人工知能)時代の子供教育

さて、AI(人工知能)時代の子供教育について3つのコトをお伝えしました。AI時代における子供教育は、少しずつ新しいものを取り入れ変化し、何が必要とされているのかご理解いただけたことでしょう。まだまだ、ご紹介したAIを取り入れた子供学習や、AI時代における日本のアクティブ・ラーニング教育は、未完成で浸透しきれていません。しかし、近い将来、本当に名AIコーチの数は増え、自分たちが子供のころには考えられない歳から、自発的に社会進出してくる子供たちが増えてくるはずです。

そうなったとき、子供たちが安心して生きていけるよう、温かく子供たちをサポートし、AI時代を上手に活用して生きていける教育をしてあげられたらよいですよね!

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