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人工知能(AI)時代に備える!絶対なくならない仕事の選び方

人工知能(AI)時代に備える!絶対なくならない仕事の選び方

「機械による自動化が進み、人間の仕事の約半数はなくなる」。オックスフォード大学のAI(人工知能)研究者の准教授が予測し世間をあっと言わせたのは2013年のこと。あれから5年、人工知能(AI)は着実な進化を遂げていますよね。AI(人工知能)時代にもなくならない仕事の選び方を真剣に考える必要が出てきました。

人工知能(AI)時代に備えるには、まずAI(人工知能)の得意分野を知る必要があります。仕事は人間にとって言わば生きがいのひとつ。経済的な問題だけではありません。自分の能力を発揮できる仕事がなかったらつらいですよね。

この記事では人工知能(AI)時代でもなくならない仕事について考えていきます。それでは、AI(人工知能)の得意分野についてのまとめから始めましょう。

AI(人工知能)の得意分野にはどんなものがある?

AI(人工知能)の得意分野

  • AI(人工知能)は画像分析が得意です。AI(人工知能)はディープラーニングによって人間とは比べ物にならないほど緻密に画像を分析できます。医療分野では膨大な数のMRIやCTスキャンの画像を学習したAI(人工知能)がわかりにくい疾患の特定に役立てられています。
  • AI(人工知能)は音声認識が得意です。人間が話した内容を分析して今求められていることは何か、関連する話題はあるかなどをリストアップして示すことができます。コールセンター業務の効率化に役立てられています。
  • AI(人工知能)はデータ分析が得意です。膨大なビッグデータをやすやすと処理し、要望に即した最良の選択肢を提示することができます。ビジネスマッチングにAI(人工知能)を導入して、たがいを必要とする会社同士のマッチング精度を向上させる取り組みが進んでいます。

う~ん。けっこういろいろできちゃうんですね!AI(人工知能)時代になくならない仕事があるのかどうか雲行きが怪しくなってきたのではないでしょうか?

子どもに関わる仕事はなくならない!

子どもに関わる仕事

それではAI(人工知能)ができないことは何でしょうか。

機械翻訳の研究が始まった1960年代のこと。哲学書のような難解な本ほどコンピューターはいともたやすく翻訳してみせたそうです。
なぜだと思いますか? 哲学者が書く文章はきわめて論理的でコンピューターがもっとも得意とする文法で書かれていたからです。

一方で、当時の機械翻訳には手も足も出ないものがありました。それが子どもの会話です。

知的な大人が練りに練って書いた文章はよく整っていますが、子どもが話す会話には論理もへったくれもありませんよね。幼稚園の話をしたかと思えば、きょうのおやつの話を始め、あれ静かだな?と思ったらぐーぐー寝ている…。

哲学書と子どもの会話だったら人間にとっては哲学書の方が難しい。でもコンピューターにとっては子どもの会話の方が難解だった、というわけなんです。

人工知能(AI)の音声認識も子どもたちの会話のブッ飛びぶりには手こずるでしょう。聞き取れはするものの意味不明なわけですから。常時子どもとのコミュニケーションが必要とされる職業は、人工知能(AI)時代にもなくならない仕事ではないでしょうか。

人間関係を重視する仕事はなくならない!

オフィスワークのイメージ

仕事で抱える悩みのほとんどは人間関係によるものでしょう。取引先の会社の担当者が急にぶっきらぼうな態度をとったら、それだけであれこれ原因を考え胃が痛くなってしまいますよね。

AI(人工知能)にできるのはあくまで「分析」です。人類史上最もスピーディーで確度の高い分析ではありますが、それは原因(データ)に対応した結果にすぎません。

人間の生活には因果関係だけで割り切って説明できるようなことはほとんどありません。人の心はデータのように固定しておらず常にめまぐるしく変化しつづけているからです。

仕事に限らず人間関係の難しさはそこにありますよね。変化しつづける心をもった人間同士がコミュニケーションをすればすれ違いや衝突などが生じて当たり前です。

営業職など人間関係への配慮が強く求められる仕事はAI(人工知能)時代にもなくならない仕事のひとつでしょう。ただマーケティングや売り上げ管理などのデータ分析はAI(人工知能)がかわりにやってくれるので、なくならない仕事ではありますが仕事の中身は少し変化しそうですよね。

クリエイティブな仕事はなくならない!

クリエイティブな仕事のイメージ

バロック絵画の巨匠レンブラントは17世紀の芸術家です。2016年、そのレンブラントの新作が発表されました。ありえないことですが、じつはこれAI(人工知能)が生み出した新作。レンブラントの画風を機械学習で分析しあたかもレンブラント本人が描いたような絵をAI(人工知能)が創造してみせたのです。

機械学習したAIがレンブラントの”新作”を出力。絵具の隆起も3D再現した「The Next Rembrandt」公開

「あ~あ」なんてため息が聞こえてきそうですよね。「創造的な仕事だけはなくならないと思っていたのに!」というわけです。

しかし、そもそも芸術などクリエイティブな仕事の使命は「今までにないものを生み出す」こと。人の作品を模倣してそれらしく作り上げるのは人間ならば贋作家かゴーストライターの仕事であって、創造性とは無関係なんですよね。

ですから「真に」創造的な仕事はAI(人工知能)時代にも決してなくならないでしょう。

ただ映画やドラマ、ゲームなど娯楽作品のシナリオやプロットは残念ながら「真の創造性」というほど高尚なものではないかもしれません。売れている作品の二番煎じも当たり前という世界だとすれば、AI(人工知能)に付け入られる余地はかなりあります。

 

さて今回は、人工知能(AI)時代にも絶対なくならない仕事の選び方をお伝えしてきました。

労働力としての働きが期待されるAI(人工知能)はもはや就活での強力なライバルです。競争相手の特性を見極めることなしに納得のいく就職口を見つけることはできません。約半数のなくなる仕事ではなく、AI(人工知能)時代に絶対なくならない仕事でキャリアを積むためにもとても大切なことでしょう。

AI(人工知能)時代にもなくならない仕事に就いて、AI(人工知能)が生み出すさまざまな便利さを享受しながら自身のキャリアを充実させていきましょう。それは、きっと想像以上に楽しいことであるに違いありませんよね。

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