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職場のSOSを見逃すな!AIがパワハラ上司をあぶり出す

パワハラ アカン

人手不足が叫ばれて久しい昨今、転職市場が空前絶後の活況を呈していますよね。この読者の方の中でも転職をした人が多いのではないでしょうか。

現在は、超売り手市場とも言われ、ある程度キャリアを積んだ人にとって、転職によってキャリアアップや賃金アップなどが得られるチャンスが増えてきております。

このように、前向きな転職が目立つ一方で、パワハラやセクハラなどで体調を崩したり、さらに不本意な形で退職している人も少なくありません。

さらに問題なのが、こういったハラスメントがなかなか表面に出ないという事実です。企業もコンプライアンス遵守のために、ハラスメントを予防するために躍起なって対策を立てていますが、なかなか根深く道のりは遠いと言えるでしょう。

そんな中、救世主とも言うべき存在として、AI(人工知能)がパワハラをしている上司を発見するという情報を入手いたしました。

これまで、なかなか休職者や退職者が減らすにに悩んでいた人事部に朗報です!今回は、AI(人工知能)がパワハラ上司を見つけ出すシーンについて、解説いたします。

こんなにもあるハラスメントの種類

まず、皆さんにお伺いしましょう。パワハラセクハラなど、○○ハラスメントといわれるものは何種類あるかご存知ですか?

この他にも、飲み会で酒を強要するアルハラ、体臭や過剰な香水などが原因で周囲に匂いを振りまくスメハラなどは皆さんもご存知でしょう。しかし、まだまだハラスメントが存在するのです。「社会人の教科書 全35種類の○○ハラスメント一覧」によると、現在なんと、35種類ものハラスメントが存在するそうですよ!

参照元 社会人の教科書 全35種類の○○ハラスメント一覧

実際のところ、受け手側が嫌だと思ってしまった時点でハラスメントになるわけですから、こんなにもハラスメントの種類が増えるのは分かる気がしますよね。いわば、皆さんの一挙手一投足がハラスメントになってしまう世の中なのです。とってもハラハラしますよね…
あ、このような、しょーもなくてサブいダジャレはサブハラと言われるのでしょうか…。

ある意味孤独なパワハラ上司

企業にとっても無視できない損害

このように、ハラスメントが一般的になりつつある状況に企業側も手をこまねいている場合ではありません。一旦企業がハラスメント認定をされると、かなりの損失と回復までの膨大な時間が必要となり、企業の経営に影響を及ぼす場合だってあり得ます。

そこで、大手の保険会社では、従業員にパワハラを訴えられた時のための「パワハラ保険」なるものも存在します。これは、弁護士の紹介弁護士費用、そして、賠償金の補填に至るまでサポートしてくれる内容です。ここまでハラスメントが世の中に広がっていると言うのは、正直驚きですよね。

さて、あれこれと前置きが長くなりましたが、この世紀末的の状況に現れた救世主がAI(人工知能)なのです。このAI(人工知能)がどのように上司のパワハラをあぶり出すのか、この後ご紹介しましょう。

AIがパワハラ上司を多角的に見つけ出す

では、どのようにAI(人工知能)がパワハラ上司をあぶり出すことができるのでしょうか。

まずは事前学習として、AI(人工知能)に上司が作成したであろうパワハラのメール文面を学習させます。そして、AI(人工知能)は学習した内容をもとに、社内のメールシステム内のメールを解析し、パワハラ上司にマッチングするメールがないかを検索するのです。

しかし、メールの文面だけでは、100パーセント「クロ」とは言い切れない場合があります。そのメールを受け取った本人が嫌がらせと感じないとパワハラにはなりません

そこでAI(人工知能)は勤怠管理システムを同時に調査します。
実は、パワハラを受け離職のリスクが高い社員には、休日出勤や有給休暇の取得状況にある一定のパターンが存在するそうです。その勤怠のパターンをAI(人工知能)が学習し、上司によるパワハラが原因で離職リスクがあるかを確認すると言うのです。

このように、AI(人工知能)はメールの内容と勤怠のパターンを多角的に解析し、上司からパワハラを受けていないかをチェックするのです。いかがでしょうか?単にメールの文面からパワハラを見つけるのは、ちょっと手間をかければ人間でもできることですが、メールと勤怠の状況を掛け合わせて調査することは、人間ではなかなか大変なのではないでしょうか。ぜひ人事部書の一員としてAI(人工知能)にパワハラ上司を見つける仕事を任せてみたくなりませんか?

今回は、AIがパワハラ上司をあぶり出すと題して、AI(人工知能)が人事部のメンバーとして、人間以上の活躍をする様子を解説いたしました。メールの文面勤怠の状況からパワハラ上司の存在をあぶり出せることはとても画期的な動きと言えるでしょう。また、企業にとってはパワハラなどのハラスメントが原因で発生する大きな損失も予防することができます。何よりも、声を出せずに困っている社員に対して、重篤な事になる前に手が打てると言うのが大きなメリットではないでしょうか。

そして今後はディープラーニングにより、AI(人工知能)は遠回しな表現や隠語なども見分けることができるようになり、さらなる精度向上が期待できます。

このように、安心して働くことができる職場になるなら、AI(人工知能)のことを応援したくなりますよね。

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