昨今、Google、Amazonなど米ITジャイアントがAI (人工知能)を武器に莫大な利益を上げています。このようにAI (人工知能)というと、どうしても海外の企業に目が行きがちですが、国内にも急成長を遂げているAI (人工知能)ベンチャーが存在します。これらのAI (人工知能)ベンチャーがどのような分野でAI (人工知能)を活用し、世の中をどのように変えていこうとしているのか気になりますよね。
そこで今回は、創業数年で結果を出したり、国内外の大手企業から注目され高額な出資を獲得することに成功しているAI (人工知能)ベンチャー企業について、これらのベンチャーの何がすごいのか、大手企業が何に期待して出資するのかを中心にご紹介しましょう。
近年急成長中、AI(人工知能)マーケティングを得意とする「株式会社ABEJA」
まずはじめにご紹介するのは、ABEJAはAI画像解析を店舗の売り上げ改善に繋げるマーケティングソリューションを提供するベンチャー企業です。
そして、小売り向けAI(人工知能)マーケティングソフトとしてABEJAI nsight for RetAIlを提供。
2012年創業とまだ若いベンチャーですが、既に約120社700店舗における導入実績があり、具体的には、イオングループ、石井スポーツ、ビームス、など様々な業種で導入されてます。
そして、技術顧問にはAI(人工知能)画像解析で有名な東大の松尾准教授や中部大学の藤吉教授などが揃っていたり、最新のAI(人工知能)技術を迅速にビジネスに取り入れていく体制も整っています。
大手企業からの資金調達にも成功しており、GoogleやNVIDIAといった米ITメジャーからも出資を受け、ベンチャー企業としては注目の企業ですよね。
新たなコンセプトで監視カメラ業界にAI(人工知能)を導入する「アースアイズ」
2つ目にご紹介する企業は、監視カメラ業界にAI(人工知能)を導入する「アースアイズ」。
これまでの監視カメラでも画像解析により不審者を検知することはできますが、2次元の情報しかないため性能が低いという課題がありました。
また、アースアイズのAI(人工知能)カメラは、GPUを搭載しており、AI(人工知能)処理をカメラ内で行うことができます。
通常、監視カメラの映像を解析する場合、解析解析用にサーバを準備する必要があり、コストがかかりました。しかしアースアイズのAI(人工知能)カメラは、カメラの中でAI(人工知能)映像解析を行えるため、映像解析用サーバを準備する必要がなく低コストで導入することが出来るのです。
コールセンター業界でのAI(人工知能)技術応用で注目される「レトリバ」
次にご紹介するベンチャー企業、レトリバは、自然言語処理、機械学習、深層学習といったAI(人工知能)技術をコールセンター業務に特化し、商品提供を行っているベンチャー企業です。
この製品を詳しく見てみると、
コールセンター業務のAI(人工知能)技術利用は今後さらに伸びる分野と言われています。ですからレトリバは今後注目の企業でしょう。
ユニークな感情分析に特化したAI(人工知能)ベンチャー「Empath」
4つ目にご紹介するのは、Empathは音声から感情を分析するAI(人工知能)の開発と製品提供を行っているベンチャー企業です。
2017年に創業した若いベンチャーでありながら、2018年5月には国際的なAI(人工知能)コンペで世界No1を獲得するなど、高い技術力をもっていると言えますよね。
ですから世界各国で導入されて、現在約50か国、700社で利用されているのです。
EmpathのAI(人工知能)技術は、具体的には以下のような応用が期待できます。
これまでは、会話内容のテキスト化や自動分類などでAI(人工知能)が利用されていましたが、今後は更に発展し、感情を分析することでコールセンター業務の更なる品質向上が期待されます。
国内AI(人工知能)ベンチャーの先駆け。国内外大手企業の注目を集める「Preferred Networks」
そして、最後にご紹介するAI(人工知能)ベンチャー企業は、「Preferred Networks」。このPreferred Networksは、日本で最も成功したAI(人工知能)ベンチャー企業と言ってよいでしょう。
2014年創業以来、主に産業ロボット用AI(人工知能)技術の開発、提供を行っており、技術力や実績が高く評価され、様々な大手企業がPreferred Networks社に出資を行っています。中でも、トヨタが115億円の出資を行っているほか、産業用ロボット大手ファナックや日立製作所、三井物産なども投資しているのです。
Preferred NetworksのAI(人工知能)技術は、独自開発の深層学習プラットフォームであるChAInerで実現されています。
このChAInerは非常に優れているため、GoogleやNVIDIAといった海外のAI(人工知能)大手企業も注目しています。
今回は、最先端のAI(人工知能)を開発する5つのベンチャー企業についてお伝えしてきました。ピックアップしたAI(人工知能)ベンチャー企業5社は、それぞれのジャンルで実績を残し、国内外の大手企業から高い注目を集めていることが分かります。
これらのベンチャー企業の強みについても紹介しましたが、それぞれの共通点として、各社高い技術力があり、独自のAI(人工知能)エンジンを持っている点が挙げられます。それ以外にも、AI(人工知能)技術だけを提供するのではなく、顧客の業務プロセスに入り込み、施策検討や検証まで一緒にサポートしているところも、成功の秘訣と言えるでしょう。
AI(人工知能)技術は今も日々進化しているため、今後も新たなベンチャー企業が多く現れています。ですから、それらとともに私たちの生活や社会もさらに向上していけるといいですよね。
そして、当サイト(AIZINE)を運営している「お多福ラボ(人工知能の開発会社)」でも、様々なAIの設計に携わらせて頂いていますので、もし「こんなAI(人工知能)作れます?」といったお話しがあれば是非ご相談ください。
お多福ラボはこんな会社です。
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コメントをどうぞ
置換するのはいいけど、せめて内容確認してから出しましょ
この度はご指摘くださりありがとうございます。
内容確認し修正いたしました。
今後このような事にならないよう気をつけます。