AI(人工知能)ニュース

AIの普及で変化するインターネット業界 10年後の主役を予想

ネットを見るイメージ

2007年に登場したiPhoneはたった10年で私達の生活を変えていきました。電車に乗ったらみんなスマホとにらめっこしているある種異様といってもいい風景が、すっかり日常になりましたよね。

今後AI(人工知能)の普及によって、ますますインターネット業界はさらなる進化を遂げるようになるでしょう。きっとiPhoneのように革新的なプロダクトが現れるはず。

Google Deepmind社が開発した「AlphaGo」と現役の棋士たちが勝負して次々と負けていったとき、棋士たちはAlphaGoが出してくる一手を全く予想できなかったそうです。

同じようにAI(人工知能)によってきっと常識と思っていたことが根底から覆される日がやってくるでしょう。そんな私達の生活を一変させてしまうような10年後のネット業界の未来の主役をお話しましょう。

AI(人工知能)の進化によりドローンが人間に変わって働くようになる

 

ドローンのイメージ

10年後の主役候補のトップバッターはドローンです。今はまだドローンってラジコンみたいなイメージしかないし、実際にそのくらいのレベルですよね。

けれど、AI(人工知能)の普及と5Gによるネット環境のさらなる進化によってドローンは劇的に飛躍を遂げるはずで、AI(人工知能)の最先端の会社であるアメリカのNVIDIA社は独自のAI技術で勝負します。

NVIDIAのAI(人工知能)ドローンの中核となる技術になるのは、JETSONというカードサイズの小型AIコンピュータ。JETSONを搭載することにより、ドローンは深層学習(ディープラーニング)で得られた「推論」を搭載して自律的な飛行を可能にします。

自律的な飛行とはわかりやすく言うとそれは、

ドローン自身が「考えて飛ぶ」技術です。

例えば、

JETSONで画像認識を学習したAI(人工知能)ドローンは、空からカメラで撮影した画像を解析し、人物や対象物を発見します。
また、
工場やダムとかのヒビや破損や錆びなど、インフラ面での諸問題を発見できるようになるでしょう。

NVIDIA社は他にもTrailNet DNNというAI(人工知能)に、

カメラで撮影した画像をリアルタイムで解析させてドローンが障害物を回避するような自立飛行
を実現しています。

その様子は動画でも公開されていて、TrailNet DNNを始めとした一連のプロジェクトをオープンソースとしてGithubで共有し、人々の集合知がさらにドローンを一歩上のレベルに押し上げるでしょう。

きっと10年後には

全ての郵送物がドローンによって配達され、
救急隊に代わって人命救助をし、
警察官に代わって治安の維持が保たれている
に違いありません。

ボイスインターフェースがSFアニメのような世界を可能にする

AIスピーカーのイメージ

ボイスインターフェイスとはその名の通り、声によるインターフェースのことです。声によるやりとりで、コンピュータとの情報のやり取りをします。

AppleのSiriやGoogle Assistantなどが有名です。みんな

「Hey Siri!」「Ok google」
ってスマホに向かって叫んでますよね。

最近はスマートスピーカーというのが流行し、各社が競い合うようにリリースしています。今まではインターネットを繋いでパソコンやスマホで文字をタイピング、もしくはフリック入力でサービスを利用していましたが、全て音声のみでAI(人工知能)にアクセスします。

パソコンやスマホで文字を打つことができない高齢者の方でも音声でアクセスすることで、音楽を流してもらったりと、サービスを利用できるのです。

話しかけるだけでそのサービスを享受できるというのはすごいことですよね。

今後、AI(人工知能)の普及によりネット環境が充実すれば

10年後はほとんどの家庭でスマートスピーカーやスマートホームが実現することでしょう。

ところで、スマートホームについてご存知でしょうか。

スマートホームとは、家の中のあらゆる電化製品をIoT化しネットに繋いでスマホや音声、センサーやGPSによるコントロールで快適な暮らしを実現する家のこと。

例えば、

家に近づくと暖房が自動的に入ったり、
スマホの操作により鍵が空いたり
するような生活で、それを制御するネット上の管理システムが、AI(人工知能)を搭載したスマートスピーカーです。

「エアコン点けて!」「電気消して!」って話しかけたらそのとおりに機械が反応してくれるSFアニメにあったような世界がすぐそこまできています。

自動運転が人間の生活のあり方をガラリと変える

自動運転のイメージ

何と行ってもAI(人工知能)の普及による10年後のネット業界の主役の本命は自動運転でしょう。 これほどまでに人々の生活を変える技術はそうそうないのではないでしょうか。

自動車メーカーだけでなく、Googleなどのメガカンパニーも実現に向けて挑戦しています。そんな中、日本発のスタートアップ企業も奮闘しています。

その会社の名はアセントロボティクス。完全自動運転の実現を目指すAI(人工知能)の開発を行う企業です。

アセントロボティクスは、AI(人工知能)の専門家であるフレッド・アルメイダと、デロイトトーマツコンサルティ ング執行役員だった石﨑雅之が、2016年9月に日本で立ち上げたスタートアップ企業。

自動運転システムにはレベル0から5までありますが、この会社が開発しているのは

「経験を通して様々なことを学び、新たな状況に対応できるようになる」AI(人工知能)
です。

つまり、ドライバーを必要としない完全自動運転を実現する技術。この技術こそが私達が夢見ている自動運転の技術であり、文字通り社会を変えるでしょう。

AI(人工知能)の普及によりネット環境が整備され完全自動運転が実現すれば、自分で運転するという行為は禁止されるかもしれません。運転は趣味の範囲、例えばサーキットなどで運転ができるようになるにとどまるかも。社会のありとあらゆる側面に再考を促すことになるでしょう。

 

未来のイメージ

いかがでしたか。AI(人工知能)の普及により、ネットの未来は更にワクワクするものになりそうですよね。

なぜならそれは、AI(人工知能)自身が自律しているからです。

DeNAの執行役員、原田明典さんは、

「人間が想像してコントロールするより、AI(人工知能)を作った本人も意図しないようなことが、ある種事故のようにして起こると、良くも悪くも驚異的だなと思う」
と語っていました。

人間が予測もしないようなことを、AIがやってのけるということです。

2045年にはAI(人工知能)が、人間の知能を超えるといわれてます。コンピュータ技術が今のペースで発達し続けるとある地点で、人類の知能を超える究極のAIが誕生し、AI(人工知能)自身が更にもっと優秀な人工知能を開発していくでしょう。

「ターミネーター」のようなAI(人工知能)を搭載したロボットが開発され、人間よりも高い知性を持ったAI(人工知能)がどうなるか。これは、AI(人工知能)が関わるネット業界を含むあらゆる分野で議論されています。そんな未来に備えて私達もリテラシーを深めていく必要があります。

人間を超えるAI(人工知能)が誕生しネット環境がさらに進化すれば、人類の知恵ではなかなか到達できなかったようなテーマである不老不死や他の星への移住なども実現できるかもしれません。そのときにはもっと楽しい未来が我々を迎えてくれるはずです。

人類と共生できる新たな人工超知能の誕生は、私達の世界をいい方向に一変させてくれるでしょう。

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